私の叔父さん | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

直木賞受賞の短編集「恋文」の所収された同名短編小説の映画化。最近のアニメとか漫画とか可愛い妹や姉、血縁関係に恋する作品が多いようでオタクってなんでもありかよ、どう云う倫理観もってんの?と半ば馬鹿にしていたんです。でも考えてみると文学の世界でも同じようなテーマはよく見かけるしとてもスタンダードな題材なんだなと気づきました。思ったんですがホントに男って節操がないですwww

東京でカメラアシスタントをする講治(高橋克典)の元に兄妹同然に育った夕季子(寺島咲)が訪ねて来た。夕季子は地元に結婚の約束をした彼がいたが講治への恋心を収めきれずに東京に訪ねて来たのだったが・・・時が経て夕季子の娘夕美子が大学受験のために東京へ、夕美子にはもう一つの目的がありそれは実は講治が自分の母親である夕季子を愛し自分のホントの父親だと確かめる為でもあって・・・

高橋克典は相変わらずカッコよく羨ましいですwww

カメラマンと云う役柄でチャラさを醸し出しながら姪の恋心に困惑する様をよく演じていたと感じました。なによりこの人、見ていて爽やかですよね(#^.^#)自分もこんな風に歳を重ねたいと思っては見ても既に手遅れです((+_+))

姪の夕季子の講治への想いがひしひしと感じられる描写がとっても健気でいじらしく観ていてほのぼのしました。反面、夕季子を故郷へ送った後、講治が自分を慕う女性ケイコと寝てしまうシーンはこいつホントにダメ人間だなと思いつつ「そーだよなー((+_+))」と共感していました。

ケイコは「あの娘の代わりはイヤ」と云いながら受け入れてしまう、惚れた弱みと云うのか愛情って云うのは損得ではないんだなと思い知らされれた感じです。

5枚の写真の秘密。かなり感動。

この答えを見るだけでもこの作品を観る価値があるかもしれません(#^.^#)

女性は母親になる権利を生来保有しているってことからも複数の対象に心からの愛情を注げる生物なんじゃないかとチラッと思いました。ラストの講治の選択は罪滅ぼしとしては行き過ぎと感じますが夕美子はどう思ったのか?

男の自分にはちょっと想像がつきません(´・ω・`)

 

「私の叔父さん」 オススメ度 ★★★

 
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