ソラリス(2002) | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

1972年ソビエトで製作されたSF映画「惑星ソラリス」。SF映画好きの間では有名な作品ですが、難解で単調な作品としても有名で自分は未だに未見です。

そんな作品を2002年にアメリカでリメイクしたのがこの作品。ハリウッドでリメイクしたなら分かり易くテンポ良く上手く脚色されているんじゃないかな?と思ってみたものの、なにせオリジナルが未見なので比べようがありませんwww

ネットで漁った情報によればリメイクといってもスティーブン・ソダーバーグ監督が原作小説「ソラリスの陽のもとに」を自分なりの解釈で映画化したもののようです。

謎の天体、惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーション・プロメテウスからの連絡が突如途絶えた。心理学者のクリス(ジョージ・クルーニー)は真相究明の要請を受けてプロメテウスへ向かう。プロメテウスには2人の生存者がおり何が起きたのかと問いただしても「話しても信じてもらえない」と埒があかない。だがクリスがベッドに横になるとソラリスが彼に干渉し始め目覚めた時に隣にはクリスの妻レイアがいて・・・

観ていて連想したのは、人の記憶に強く印象に残っている人物そっくりに変身してしまうキャラクター。記憶があやふやですがもしかしたら手塚治虫の漫画「バンパイア」だったか?SFドラマ「火星年代記」だったか?に登場したのかもしれません。あとは「禁断の惑星」のイドの怪物ですね。

クリスはレイアを目の当たりにして動揺し拒絶するんですがそこからの心境の変化を軸に物語は展開していきます。レイアが妻に瓜二つなだけではなくて「クリスの記憶の中にいるレイア」だと云う部分がポイントです。

生存者二人にもそれぞれ「ソラリスからの客」が訪れるんですが男性乗組員のスノーの「客」については意外な展開が用意されていて面白かったです(#^.^#)

伏線はあからさまでしたがいい感じ、「そう来たか!」と思わせてくれましたねwww

このスノー、どこかで見覚えがあると思っていたら「プライベート・ライアン」であのアパム伍長を演じたジェレミー・デイビスでした。久しぶりに見かけましたが「何かあるな」と思わせるスノーを上手く演じていたと思います。

 

SF映画の括りにはなってはいますがほぼ人間ドラマ、それもクリスとレイアの夫婦の物語でした。ラストはどう解釈したらよいのか難しくちょっと釈然としませんでしたがクリスにとってはハッピーエンドだったのは間違いないようです。

 

「ソラリス」 オススメ度 ★★★

 
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