ミクロの決死圏 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!


今は映画全般が好きですが子供の頃はかなりのSFオタク。
そんなオタクのきっかけになったのが「猿の惑星」や「アンドロメダ、、、」「放射能X」、そしてこの作品でした。
装備や人員を赤血球位の大きさまで縮小させ体内に注入し外科治療の困難な患部を治療する。この設定が幼い自分には強烈なインパクトを与えてくれました(#^.^#)
ウィキペディアによるとこの手塚治虫のアイデアの流用らしいですが、そちらは知らなかったので自分にとってこのインパクトのある設定はこの作品が初めての遭遇でした。
たしかウルトラセブンもミクロ化し人体に入って宇宙から来た寄生怪獣を退治するエピソードがありましたがやっぱりこの作品の後に見たように思います。


物質をミクロ化する技術は既存のものとなっていたがミクロ化の持続時間は1時間が限界。その限界を超える技術を開発したヤン博士がアメリカに亡命するも敵側の襲撃に遭遇し負傷。脳内出血を起こした博士は意識不明となり重要な情報を聴取することが困難となってしまった。
血種は外科手術では治療不可能な箇所にあり医療チームを特殊潜航艇プロテウスに乗せてミクロ化させ博士の体内に注入、脳内からの治療を試みる事となるが、タイムリミットは1時間。はたして治療作戦は無事に遂行されるのか、、、


もう50年も前の作品なので特殊効果はいま見るとショボイですwww
多分、初めて見る人にはマンガって呆れられるくらいのVFXです。
でも、映画って「思い出」なんですねwww美化して観てしまうんですwww特にお気に入りの作品は!(#^.^#)
六角形の集合体のステージ上に医療チームの乗り込んだ特殊潜航艇プロテウス。これが段階的に縮小される手順がまたカッコイイんです(#^.^#)
物質を縮小させるなんて荒唐無稽な話なんですがリアルにそれっぽく見せてくれる演出がお気に入りです。体内に侵入した潜航艇は予想外のルート変更を余儀なくされ、それでも患部のある脳内を目指す訳ですが、誰も見たことのないであろう体内の描写が原題「Fantastic Voyage」(直訳:幻想的な旅)の示す通り幻想的に描かれていて子供ながらに人体のメカニズムの不思議を認識した覚えがあります。医療チームの一人のセリフ「創造主の意思を感じる」が印象に残り、やっぱり人間て意図的に創造されているんじゃないかと漠然と思いました。


想定外の激しい流れに成す術もなく潜航艇が血管の隔壁らしいものを突き破り飛び出してくる描写がとても印象に残っています(#^.^#)
その後の心臓の通過や肺胞での空気補充、最短距離を選択して内耳へ突き進む展開はワクワクもので、特に内耳でのくだりは息が詰まる緊張感を感じたのをよく覚えています。
監督はリチャード・フライシャーと云う人でチャールトン・ヘストン主演の「ソイレント・グリーン」ってSF作品を世に送り出しています。あの作品も大好きでした(#^.^#)


キャスティングは古い映画なので知らない俳優さんが占めていますが、躰にピッタリとフィットしたウェットスーツ姿に幼いながらも魅了されたラクウェル・ウェルチや「大脱走」で印象的な書類偽造のプロを演じたドナルド・プレザンスなんかは当時でも顔(躰??ww)だけは知っていた様に思えます。
この作品、多くの人が矛盾点を挙げますが「映画に関してだけは都合の良い解釈」が出来る頭をもつ自分にとって、そんな方々には「こんなに面白い作品を楽しめないなんて、お気の毒に!」と同情する事しか出来ません((+_+))
ネットで見た情報によるとこの作品、ジェームズ・キャメロン主導の元リメイクの企画が進行中とか、現在の映像技術でどんな作品に仕上げてくれるのか楽しみで早く観てみたいものです!!
(#^.^#)

「ミクロの決死圏」 オススメ度 ★★★★


映画評論・レビュー ブログランキングへ