ほとりの朔子 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!


冒頭の二階堂ふみの寝顔が素晴らしすぎです。大人にも見えて子供にも見えるwww
二階堂ふみの魅力をこのシーンだけで十二分に映し出してる気がしました(#^.^#)

大学受験に失敗した朔子(二階堂ふみ)は旅行で留守にする叔母(渡辺真知子)の家にもう一人の叔母、海希子(鶴田真央)に誘われ夏の終わりを過ごすことになった。海希子の昔なじみの兎吉(古舘寛治)やその娘、辰子(杉野希紀)、福島から疎開中の孝史(太賀)らとも知り合い海辺の町でのんびりと過ごしていた朔子であったが、、、

全編125分と長編作品ですが特に劇的な展開があるわけでもなく淡々朔子と周りの人間達を描いているだけ、でも何故か面白かったです。
語彙のない自分には説明が難しいのですが、小説でよく行間を読むってありますが、この作品は描写されていない部分も含めて観るみたいな感じでしょうか(´・ω・`)
出演者が自分好みだったのも大きいかもしれません(#^.^#)
太賀と二階堂ふみの会話のシーンはまるで映画じゃないような自然な感じで面白かったし、古館寛治は相変わらずな演技だし鶴田真央は相変わらず綺麗でした(#^.^#)


古館寛治の娘、辰子を演じた杉野希紀がかなり目を引きました。女優であり監督でありプロデューサーでもある人だそうで女子大学生役なんですがとても30歳には見えませんでした。
あまりメジャーな作品には出演していないようですがちょっと注目です。
当事者達にとってはつらい現実を軽いタッチで少し面白く描いているので悪いと思いながらもクスクスしてしまうシーンが多かったように感じます。
孝史がデートに誘われて約束の場所に行くと、、、辰子が酔っぱらっての、、、兎吉の勤めるホテルでの志賀廣太郎のくだりもリアルなら決して笑えない出来事なんですけどwww


終盤に朔子がネタばらしする海希子と兎吉の自転車のくだりは秀逸でした(#^.^#)
描かれていない部分でそうだったのか!って思わせてもらえニヤリと出来ましたね。
二階堂ふみだけの作品と思って観た作品ですが、よく作られているさわやかな作品でした。

「ほとりの朔子」 オススメ度 ★★★


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