冒頭から子供が銃を構え誰かの頭を狙ってるシーン。
脇にいる誰かが「殺しちゃえ」と叫んでもいて、不幸な境遇の子供たちを描いた観たくない現実系映画選んじゃったのかなって思いました((+_+))
でも、嬉しい事にその第一印象は間違いでした(#^.^#)
ブラジル、リオデジャネイロの郊外にあるゴミ処理場。ゴミの山の中から廃品を拾って生活をなり立てている人々の中に主人公のラファエルも身を置いている一人。
ある日いつものようにゴミ山を漁っていると財布を拾い、警察が尋常でない興味をもってその財布を探している事を知った彼は友人のガルド、ラットと共に財布の中身の価値について調べ始めるが、、、
3人の少年たちの行動力、熱い友情、正しいことを行うんだと云う強い意志が観ていて勇気づけられます!スラムに住む不幸な子供たちの筈なんですが、「それをぼやいてどうなるの?ぼやいて金持ちになれるならいくらでもぼやくわ!」って感じの力強さが心地いいんです(#^.^#)
子供たちが主人公なので観るのが辛いシーン、警察に捕まり拷問されたり銃口を向けられたりかなり酷い大人を目の当たりにさせられますが小説が原作のフィクションだと判り少しホッとしました。
共演者に驚きました。スラムでラファエル達貧困層の人々を助ける神父にマーティン・シーン、ボランティアのアメリカ人教師にルーニー・マーラ。
ルーニー・マーラは先日観た「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベットからは想像できないさわやかな先生役。こんなに容姿端麗な女優さんだとは気づきませんでしたねwww
財布の謎を調べ進めるうちに出会う言葉「恐れるな事は成し遂げられる」を信じて行動するラファエル達、アクションあり謎解きあり予想外の登場人物ありのとっても見応えのある作品です。
ラファエルの「警察は信用できない」って言葉やフィクションではあるけれど遠からず現実に即していると思われる内容を考えると、大人として何もできない自分にふがいなさを痛感させられますがそれを含めてもオススメ出来る1本です
「トラッシュ! -この街が輝く日まで-」 オススメ度 ★★★★