皆様ごきげんよう。怒り方コンサルタント、矢野です。初めましての方はようこそ。私の自己紹介はこちらです。
最近、講座やセッションを通して感じるのは、怒り慣れていない人がとても多いということです。
怒りの感情を抱いても、それが怒りだと気づいていなかったり、怒りたいけれど、どう行動していいかわからず飲み込んでしまったり、勢いで怒って後悔したり。
なんというか、怒りとの付き合い方が、たとえば初対面の親戚に会った時や、電車でばったり違う部署の顔見知りに会った時のようにぎこちないのです。
怒りに対してどうしたらいいかわからない困惑や不安が、こちらにも伝わって来ます。
ということで今回は、「どのくらい怒っているか」を表す言葉を10個、持っておいてください について書いていきます。これは、怒りの感情を伝えやすくするためのテクニックです。
人は言葉で表せないことがあると、行動で表そうとします。怒った人はよく、怒鳴ったりドアを音を立てて閉めたり、叩いたり、言葉以外の方法で怒りを伝えようとするでしょう?
怒りの感情を言葉で表せない時、多くの人は攻撃的に行動して後悔します。
そこで10個、怒りの度合いを伝えるための言葉を持っておくことで、言葉で表現できる余地が広がり、今までよりは、後悔を招く攻撃的な行動を遠ざけられるのです。
もう少し詳しく説明しましょう。
わたしたちの行動は、意外なほど言葉に引っ張られます。言葉通りに動こうとする、と言ってもいいくらいです。だからこそ攻撃的な言葉や乱暴な言葉を使うと、攻撃的で乱暴な行動が出やすくなってしまうのです。
怒りの強さを言葉で伝える練習をしていないと、怒りを伝える手段がすぐに尽きて、行動でなんとか怒りを示そうとしてしまいます。
けれど言葉で伝えない限り、どのくらいの強さの怒りなのかが伝わることはありません。
声を大きくしたらどの程度怒っているか伝わりますか?ため息をついて睨んだら、怒りの強さが伝わりますか?相手を叩いたら自分の感じている怒りがその温度感で伝わりますか?
逆に自分が怒りをぶつけられる方だったら、こうされた時相手がどのくらい怒っているかを理解できますか?
前後の言動から怒りの強さを推測できる場合もありますが、「違う」と言われたらもうお手上げです。「私がどのくらい怒っているかわかる⁉」というのは本人以外回答不能な難題だからです。
自分の感じている怒りの強さが伝わらないまま、時に必要以上に攻撃的で衝動的な言動を取ると、人間関係が壊れたり社会的制裁を受けたり、根に持たれたり嫌われたり、自分を責めたり落ち込んだり、とにかく後悔しやすくなります。
私は怒りの専門家として、怒りで後悔する人を減らしたいので、行動ではなく言葉で怒りを伝えられる人が1人でも増えるように、どのくらい怒っているかを伝える言葉を10個は持っておいて欲しい、とこうして発信しているのです。
たとえば、『ヤバい』という言葉は便利で、ポジティブにもネガティブにも使えるのですが、強弱がわかりません。
ヤバい時に自分がどんな行動をすればいいかもフンワリしているため、ぶっつけのアドリブで衝動に任せた攻撃的な行動をとってしまうことがあります。そして?後悔します。
怒りの強さを表す言葉は、調べてみるとけっこうたくさんあります。
やってみるとわりと簡単に10段階、怒りの強さに応じた言葉のグラデーションが作れます。どうして10段階なのか?それはアンガーマネジメント入門講座を受ければわかります。気になったら受講してみてください。
怒りの強さを表す言葉を持っていればそれだけ、言葉で伝えられる余地が増えて、行動の出る幕は後回しになります。
衝動で行動してしまうことが無くなる、ということは後悔しにくくなるということです。後悔する回数は少ない方がいいでしょう?
いかがでしたでしょうか。今回は、「どのくらい怒っているか」を表す言葉を10個、持っておいてください について書いてみました。
できれば10個以上、言葉を増やしてみてください。より正確に怒りの強さを表現することができます。
人は言葉で表せないことがあると、行動で表そうとします。怒った人はよく、怒鳴ったりドアを音を立てて閉めたり、叩いたり、言葉以外の方法で怒りを伝えようとするでしょう?
怒りの感情を言葉で表せない時、多くの人は攻撃的に行動して後悔します。
そこで10個、怒りの強さを伝えるための言葉を持っておくことで、言葉で表現できる余地が広がり、今までよりは後悔を招く攻撃的な行動を遠ざけられるのです。
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