皆様ごきげんよう。怒り方コンサルタント、矢野です。初めましての方はようこそ。私の自己紹介はこちらです。実は私、睡眠のプロでもあります。

 

 

 怒りの感情の専門家、アンガーマネジメントコンサルタントという肩書のほかに、眠りの専門家、上級睡眠健康指導士という肩書を持つ矢野です。こんにちは。

 

 上級睡眠健康指導士、というのは一般の方を対象に、よい睡眠を取るための知識を伝えられる認定です。詳しくはこちらでどうぞ。

 

 お医者さんでの治療が必要な段階の、深刻な睡眠の病気を抱えてしまう前に、自分で自分の睡眠を見直せるように必要な知識を講座などでお話ししたりします。ですから矢野にお気軽に睡眠関連のお仕事をください。

 

 年に1回、睡眠教育研究会と題して、様々な分野で活躍する睡眠の専門家の話を聞く機会があります。先日、私はそれにオンライン参加しました。リンク見られるかしら。

 

 ということで今回は、睡眠教育研究会の講演の中で、特に印象的だった「食×睡眠」についてメモに残した限りの内容にはなりますが、矢野の感想も交えて書いていきます。

 

 先に行っておくと今回長いです。お時間がある時に読むのをおすすめします。

 

 また、何か間違った記述があればそれはメモをミスった矢野の責任なので、こっそり教えてください。

 

 

 

 「食×睡眠」の発表者は篠原絵里佳氏。食事・睡眠・運動など各分野の視点を駆使して女性の健康をサポートされている方です。

 

 この講演の中で印象に残ったポイントを3つ挙げてみましょう。

 

・いい睡眠に必要なのは時間・質・リズム

・「朝食を食べると具合悪くなる」理由

・朝食を食べるメリット

 

 さっそく1つずつ見ていきましょう。

 

いい睡眠に必要なのは時間・質・リズム

 睡眠、というと睡眠時間の長さだけを気にする方がいらっしゃいますが、睡眠は人間の「概日リズム」、24時間サイクルの体内リズムに沿っていることが望ましいので、睡眠時間はもちろん大事ですが、質やリズムも大事です。

 

 たとえば小学校くらいのお子さんと、成人に必要な睡眠時間は違います。子供も大人も、休日に2時間以上睡眠時間が長くなるようなら、日常的に睡眠時間が不足しているサインと考えられます。

 

 ですから、年齢に応じた睡眠時間を取ることが必要です。

 

 また、日中に眠気や不便を感じないのであれば、質の良い睡眠が取れているということです。逆に日中に眠気を感じたり不便があるなら、質のよい睡眠がとれていないということになります。

 

 リズム、これは体内時計のリズムに沿って眠れているかということです。遅番や交代勤務の方などは難しいかも知れませんが、できる限り人間の持つ本来のリズムに合わせると、体への負担が減ります。

 

 食事は、朝であれば胃や腸への活動開始の合図となり、決まった時間に取ればそれだけ体が1日のリズムに乗りやすくなり、良い状態で日中活動することができます。

 

 規則正しい生活が人間の体のパフォーマンスを上げるというのは、最近やっと知られるようになりました。

 

 

「朝食を食べると具合悪くなる」理由

 1日の始まりを胃や腸にある体内時計の子機に伝える朝食は、1日の食事の中でも特に大事と言われています。

 

 また、その食事は栄養バランスと時間バランスが大事です。

 

 栄養バランスとは、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルのバランスです。

 

 時間バランスとは、3食をできるだけ決まった時間にとることです。変則的な時間に、体に負担をかける脂質の多い食事をとると、睡眠の質が悪くなったり、翌朝まで胃もたれするなど不調になりやすくなります。

 

 個人的には「こんな時間にこれを食べると次の日しんどい」と実体験として学ぶのは悪いことではないとは思います。何回か学んだらやめた方がいいと思いますけれどね。

 

 最近、朝食を食べていない人が本当に多いようです。そんな人に朝食を食べるよう促すと、「朝食べると具合が悪くなる」と言われることが少なくないようで、その理由が判明しました。

 

 朝ごはんを食べて具合が悪くなる人は、胃や腸がびっくりしているのです。

 

 それまで食べていない時間にものを食べると、胃や腸はまったく準備をしていないところに食べ物が来るのでうまく消化できなかったり、不調が起きたりします。

 

 人間の都合で胃や腸をサボらせておいて、必要になったからと人間の都合で食べ物をむりに押し込もうとしても体はいきなり対応できません

 

 ここで篠原先生からのアドバイス!朝食を習慣的に食べていなかった人は、まず飲み物から慣らすといいようです。豆乳とか具のない味噌汁とかですね。

 

 「この時間に食べ物が入るよ」と体が慣れれば、目覚める前に胃や腸が「そろそろ朝食が来るぞ」と動き出して準備をするようになります。

 

 おなかが空いて目が覚める、というのは恥ずかしいことではなく、胃や腸の準備ができた状態で目覚めることができている、良いことなのです。

 

 

朝食を食べるメリット

篠原先生が提示された朝食を摂るメリットには、このようなものがあります。

 

・体内時計が1日の始まりにリセットされる

体内時計は放っておくとどんどん後ろにずれます。食事をとる・朝日を浴びることで体内時計は「ここがスタート!」と時間をリセットします。

 

・体温が上がる

食べ物はエネルギー源です。ちなみに低体温の女性には朝食を摂っていない人が多いようです。

 

・メラトニンが作られやすくなる

主にタンパク質(とそれを補助するビタミン・ミネラル)からセロトニンが作られ、セロトニンは眠りのホルモン、メラトニンとなります。まず朝食を食べないと、体は必要なホルモンを作る原料を欲しいタイミングで得られません。

 

・筋肉がつきやすくなる

朝食を摂っていないと、体重は増えるのに筋肉は減っていきます。筋肉を維持したりつけたりするには、バランスのいい朝食が効果的です。

 

・勉強や仕事のパフォーマンスが上がる

よく噛んで食べると脳が覚醒します。食事が入るとエネルギーが十分に得られるので活動しやすくなります。ある学習塾で朝食を食べない生徒と食べる生徒の成績を比べると、明らかな点数差が出たという報告があります。

 

・腸がととのう

胃や腸にも体内時計の子機があり、食事の刺激などで調整しています。また、セロトニンのもとは腸で作られます。規則正しい食事は、腸をととのえ、よい睡眠を得る準備になります。

 

・栄養不足の予防

最近の昼食と夕食を思いだしてみてください。それだけで必要な栄養がしっかり取れている、と自信があるかた、いらっしゃいますか?

食事はバランスで、単体「これさえ食べればよく眠れる」という食品や栄養素はいまのところありません。そして、どうしても現代人は栄養が不足しがちです。

意識して栄養バランスのいい朝食を摂ることで、栄養不足を予防できます。

 

 

 いかがでしたでしょうか。今回は、睡眠教育研究会の講演の中で、特に印象的だった「食×睡眠」についてメモに残した限りの内容にはなりますが、矢野の感想も交えて書いてみました。

 

 長かったでしょう。ここまで読んでいただきありがとうございます

 

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