皆様ごきげんよう。怒り方コンサルタント、矢野です。初めましての方はようこそ。私の自己紹介はこちらです

 

 

 オタク界のスラングで、推しやその運営会社から、何らかの情報が発表されることを「公式の供給」と呼んだりします。公式から供給を受けたオタクは狂喜乱舞し、SNSで話題にして発信したり絵を描いたり感謝の舞を舞ったりします。

 

 

 私は怒りの専門家であると同時に、根の深いオタクでもあります。推し活の中で人が集まるとルールができ、怒りが生まれます。

 

 このテーマでは、できるだけストレス少なく推し活をしたい人のサポートになりそうなことを書いていきます。

 もちろん全て矢野の視点からの内容なので、あくまで参考程度にご覧ください。

 

 

 ということで今回は、本やTVを撮ってアップしちゃう人たちについて書いていきます。

 

 推しやその運営会社から公式発表=供給があると、推し仲間に共有したり、とにかく胸の内で暴れる激情を吐き出そうとSNSなどに発信したくなる気持ちはわかります。そりゃもう痛いほどわかります。

 

 しかし、公式が認めていない方法での共有や、違法行為となる方法での共有では、ルールを守らないファンがいるという認識を持たれてしまい、供給が制限されたり、回りまわって推しに迷惑がかかります。

 

 やってはいけないことをもう少し具体的に言うと

 

■スクショやキャプチャをSNSのアイコンに使う

■スクショやキャプチャをSNSや個人ブログにアップする

■音声のみを切り抜いてネット上にアップする

■動画の一部分を切り抜いてネット上にアップする

■コラ画像素材として使ってネット上にアップする

■MAD動画を作成してネット上にアップする

 

などのことです。主にネット上、と書いていますが、リアルでも取扱いは同じで、ネットでもリアルでもダメなもんはダメです。「拡散に協力しているんだからOKでしょ」?公式がそう言いましたか?公式は言わないでしょそんなコトッ!

 

 

このテーマの結論は毎回同じ。「推しに迷惑をかけるのダメ、絶対」です。ルールを守って推しの情報を拡散・共有できるファンでありたいものですね。

 

 

 少し専門的な話になりますが、本やTVの映像を写真や動画で撮ってSNSにアップする。これは著作権や著作隣接権という知的財産を保護する法律で定められた「許可なくやってはいけないこと」です。

 

 誰の「許可」が必要かというと、その本や映像を作った人たち、「著作権者の許可」が必要です。著作権者の許可がない複製や転載、いわゆる無断複製無断転載は著作権侵害となる場合があります。

 

 著作権・著作隣接権を侵害すると、刑事罰を受けて罰金を払ったり刑務所に入ったりして前科がつくことがあります。さらに民事訴訟で賠償責任を負うことになれば、賠償金を払うことになる可能性があります。

 

 著作権侵害というのは、決して軽いものではないのです。

 

 

 けれどそんなに怯えなくて大丈夫です。全部が全部ダメ、というわけではありません。

 

 法律には「許可がなくてもこの範囲ならいいよ」と許されている範囲があります。オタクが関わる部分でいうと「私的使用の範囲」と「引用」です。

 

 私的使用の範囲、というのは自分しか見ない場所に保存して、たまに眺めてニコニコ笑う、というようことです。SNSにアップしない、誰とも共有しない、自分1人で使用する場合はおおむねセーフです。

 

 ただしこの場合でも本やTV映像の著作権者が「どんな場合でもコピーや保存は一切ダメ」としていたらダメです。

 

 

 引用、というのは、他人の著作物の一部を抜き出して自分の作品内で使用・紹介することで、引用する時には明確なルールがあります。「引用 ルール」で調べてみてください。

 

 残念ながら、SNSにアップしたり、ただオタク仲間と共有するのは引用に当たらないことが多いので注意が必要です。

 

 

 色々書いていますが、一番大事なのは、著作物の作者に敬意を払うことです。敬意を払うというのは、正式な手続きや許可された方法で画像や文章、映像を使用するということです。

 

 本も映像も、タダで作られているものはありません。本は購入者がいることで作者が報われ、次の作品が作られます。映像はそれを正式な手続きで見る人がいるからこそ映像の作者の収入になり、次回作に繋がります。

 

 悪意が全くなくても、善意で「これを広く世間に知らしめなきゃ」となっても、対価を支払った人だけが知りうる情報を、対価を支払っていない人が知ってしまったら、作者の収入に繋がらず、次の本や次の映像を作ることが難しくなる恐れがあります。

 

 また、許可された方法というのは、SNSや動画サイトに備わった機能を使って拡散することです。例えば「リポスト」「引用リポスト」「クリップ機能」を使った形であれば共有・拡散してもセーフです。

 

 

 

 多くの「公式」には、その著作物を扱う上でのガイドラインが示されています。ガイドラインが無い場合は、著作権法どおりの運用と解釈するのがいいでしょう。

 

「書いていないから」「知らないから」では済まないのです。

 

 

 たとえば、「土井先生」という、多くの年代にファンがいてNHKに登場して映画にもなる人物が登場する、有名な忍者物語のファンたちは、このガイドラインを守り、ガイドライン外の運用をしてしまうファンには、ファン同士で注意喚起するなどして作品を守っています。

 

 👇この中の「あんな場合、こんな場合」をご覧ください。

 

 ファンたちはどれだけ「この場面が最高」「このシーン尊い」と感じても、その画面そのものをスクショやキャプチャで撮って共有しません録画してSNSに流すこともありません。このように公式が明確に禁止しているからです。

 

 もしこのルールを守らず、ファンが勝手に画像や映像を使用するようなことがあれば、過去作品を再放送しなくなったり、新しい物語を作らなくなる恐れがあります。

 

 ファンがどう思おうと、公式が作品を守れないと感じたら、それ以降一切の供給が絶たれるのです。それは推しが2次元であろうと3次元であろうと実在であろうと同じだと考える必要があります。

 

 

 いかがでしたでしょうか。今回は、本やTVを撮ってアップしちゃう人たちについて書いてみました。

 

 推しやその運営会社から公式発表=供給があると、推し仲間に共有したり、とにかく胸の内で暴れる激情を吐き出そうとSNSなどに発信したくなる気持ちはわかります。「祭りだー!」と叫びたくなる気持ちはわかります。

 

 しかし、公式が認めていない方法での共有や、違法行為となる方法での共有では、ルールを守らないファンがいるという認識を持たれてしまい、供給が制限されたり、発信にルールが設けらたりして、推しに色々な方向から迷惑がかかります。「拡散に協力しているんだからOKでしょ」ということにはならないのです。

 

 

 

このテーマの結論は毎回同じ。「推しに迷惑をかけるのダメ、絶対」です。合法の範囲で推しの情報を拡散・共有できるファンでありたいものですね。

 

 

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