皆様ごきげんよう。怒り方コンサルタント、矢野です。初めましての方はようこそ。私の自己紹介はこちらです

 

  

 人を叱る時、その叱り方は色々あります。大事なのは叱る目的をはっきりさせ、冷静に伝えることです。

 

 人を叱る場面で、叱る目的を伝えないと相手は混乱します。相手が何を言いたくて話をしているかわからないからです。

 

  叱る時、

「あのね、ちょっと気になったんだけど~いやいや、あ、うん、別に全然いいんだけどね」

でごまかす人は目的が伝わりづらく、叱った効果が出にくくなります。

 

 叱る側が冷静さを失い、感情的になってしまっては、相手も逆ギレしたり、言い訳やひたすら謝り倒すことでその場をやり過ごそうとします。怒りの感情は相手を身構えさせ、緊張させてしまうので、本当に伝えたいことが伝わりにくくなります。

 

 

 講座を開いていると、多くの方が叱る/叱られることにストレスを感じています。なのでそのストレスを少しでも減らしたいと思い、あえて「時代遅れ」というちょっとキツめの表現を使いました。

 

 時代遅れの叱り方では、叱る側も叱られる側もストレスがたまるだけだからです。

 

 ストレスのたまる叱り方がどういうものかがわかれば、それを避けることができます。


 

 ということで今回は、色々ある叱り方の中から、さすがに時代遅れでストレスがたまる上に、効果がほぼない叱り方を3つご紹介します!

 

まだこんな叱り方しているの?時代遅れの叱り方3選

 

 これに関しては皆様の方が詳しいかもしれません。いわゆるパワハラ疑いのある行動です。お客様からこうされたらカスハラ疑いとなります。

 

 叱る時、怒鳴ったり暴言をぶつける必要はありません。怒鳴るというのは動物で言う「吠える」にあたるもので、相手を威嚇する行動です。

 

 たとえ言っていることが正しくても、怒鳴った時点で相手が身構えるため、叱る内容が伝わりにくくなります。

 

 「吠える犬は噛みつかない」?いえいえ。今の時代、吠えること自体が問題視されます。

 

 私たちがしたいのは人間同士のコミュニケーションです。無駄吠えをする動物に合わせる必要はありません。言葉が使えるのですから、落ち着いて話しましょう。

 

 これもパワハラと言われかねない叱り方です。もしやってしまっているなら別の叱り方を探した方がいいです。

 

 まれにプライドをズタズタにされた方が嬉しい、という人もいますが多くの人がそうではありません。

 

 フルスイングでアウトなセリフを挙げると「小学校からやり直して」「給料泥棒だよね」「この仕事向いてないよ」などなど。

 

 こういう発言をする人は、自分自身がこの言葉を浴びて、それでも残って来た経験があったりして、これが叱るときの常識となっている場合があります。

 

 プライドを傷つけられてもしがみついてきたやつが本物?その考え、古いです。

 

 人口はもう減少期に入っているので、多くの人材の中から選別するという贅沢はもうできません。今いる人材を生かしてどう勝負をするかが問われる時代になっています。

 

 労働市場の流動化という側面もあります。転職が以前よりカジュアルなものになり、プライドを傷つける=人を尊重しない、というメッセージを出す人や会社からは、あっさり離れていきやすくなっているので、耐える理由が無いのです。

 

 そういう意味でもリスクのある叱り方といえます。

 

 プライドを傷つけるまで行かなくても、私の体験上とても嫌がる人が多いのがこちらの叱り方。

 

 叱るときには、叱る内容を相手に受け入れてもらう必要があります。ここでつかぬ事を伺いますが、自分にとって嫌なことを言ってくる相手のいう事を、素直に受け入れようと思いますか?私はちょっと無理です。

 

 たとえばこう言うことです。「○さんなら5分でやってくれたんだけど」「▲さんはできたよ?」などなど。

 

 誰かと同じパフォーマンスを期待するなら、そのパフォーマンスを再現できる行動を具体的に指示すればいいのです。

 

 漠然と「○さんと同じことをして」というだけで同じパフォーマンスが再現できたら誰も苦労しません。なので、こういう叱り方をする人は指導力を問われる可能性があります。

 

 また、最近では競争することに魅力を感じない人競争することを恐れるレベルの人も増えています。

 

 その人が自分で決めたライバルがいるのならともかく、勝手に競争相手を設定されても困ってしまい、不戦敗を選ぶのでパフォーマンスが低下したりします。

 

 競争心をあおることが逆効果となる場合があるのです。

 

 

 

 いかがでしたでしょうか。今回は、色々ある叱り方の中から、さすがに時代遅れでストレスがたまる上に、効果がほぼない叱り方を3つご紹介しました。

 

 

 叱ることはスキルなので、こういう叱り方しか知らないと、これしかできません。たとえば格ゲーで技の出し方をひとつしか知らないせいでそれしか使えないようなものです。不便でしょう?

 

 叱る場面にはストレスやリスクがあり、ストレスやリスクを減らすためには、効果のない叱り方を手放し、時代に合わせたストレスの少ない、効果的な叱り方を取り入れる必要があります。

 

 叱ることはスキルなので、叱る目的とよりよい叱り方を学び、反復練習すれば上達します。

 

 

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