こんにちは、九条唯子です。
残暑とはこのことね。と思うほどここ数日暑いのです。
寝不足及びちょっと食欲不振になっております。
普段の私から考えられない絶不調でございます。
その上、寝違えたのか、ここ数日背中も痛むし…。
小さく、踏んだり蹴ったり感を味わっております。
さて、本日の死語は『ねき』。
「き」の濁点がないのですよ、なので野菜ではござません。
『ねき』 は、そば 、かたわら、 近くという意味ですね。
わたくし大阪弁かと思っておりましたが、
中部地方以西で用いられているようでござます。
たとえば、「◯◯どこにある?」と聞かれたとき、
京都なら「そのねきどす」
大阪なら「そのねきやん」
名古屋弁なら「そのねきだらあ」となるのです。
語源は、根の近辺や根もとを意味する「根際」でしょう。
なので、大阪では「際」を意味することもあります。
たとえば、電車の座席、公園のベンチなどで
「もうちょい、ねきに寄ってもらえまっか?」といわれた場合は、
その人のそばに寄るのではなくて、
端っこに詰めることを意味するのですよ。
他府県からご来阪のみなさま、
間違えるとえらいことになりまっせ~。
(もちろん冗談ですが。)
昨今、耳にすることもなくなりました。
親世代でさえ使わないのですから、
どんどん死語の世界へまっしぐら。
大阪弁に限らず、方言が消えていくのは寂しいですね。
では、夜風が気持ち良いので、窓のネキで涼むことにします。