ちょっと遅れたけど「ハムレット」の感想。
卒論にハムレットを選んだ遠い昔の記憶、最近あまり正統派のシェイクスピア作品を見てなかったなと思い、評判良さそうだったので見に行きました。
彩の国さいたま芸術劇場は初めて行く劇場。
駅前のバラの花壇が青空に映えて、とてもきれいでした。
劇場そばには俳優さんたちの手形サインが並んでいました。
「ハムレット」は怒涛のセリフ劇でした。
よくあれだけ覚えられるなというのが素直な感想。
正直ちょっとセリフが聞き取りにくい演者さんもいたのだけど、さすが柿澤さんはちゃんと聞き取れました。
叫んで苦悩してのたうち回って、大変だろうな。
これぞ柿澤勇人っていう演技でした。
(録画してたオデッサ見たばかりなので、あのコメディからの振り幅よ)
それにしても、母上を大股開きさせて馬乗りになるってスゴイ。
オフィーリアの北香那さん可愛かった。
無邪気で明るくて、狂気になってからは激しくて。
ヒロインが可愛いと思えるかどうかが作品の満足度を大きく左右するので、良かったです。
ハムレットがちゃんと愛してたのが分かる。
ポローニアスが憎めない可愛いおじさんで、ハムレットが間違って殺してしまったのが気の毒に思えた。
叔父上の鋼太郎さん、こちらも憎めない。
兄を殺したのは事実だけど、何か理由があったんじゃないかと思うくらいには普通の人。
1時間半超x2幕のストプレ、見る方もそれなりの集中力が求められる作品だったので、正直何度か寝落ちしてしまいました。
ごめんなさい。