「ゴールキーパー人生」/ 生嶋健太郎 | 全員サッカーへの、挑戦

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本日ブログを担当させていただきます!

関西大学社会安全学部3年 生嶋健太郎です!


先日、何気ない正面キャッチで指を骨折してしまい、人生初の手術に挑戦しました。今、指の骨には2本の釘が刺さっています、、抜かない限り一生突き指しない最強の左人差し指になるそう。それより早くデカくてムキムキな最強の体になりたい!!



余談はさておき、本題に移ろうと思います。

3回目となる今回のテーマは、「ゴールキーパー人生」


 

小学6年生の時、「ゴールキーパーでトレセン挑戦してみるか?」コーチから言われたこの一言で長いゴールキーパー人生が始まった。


小学生の時は、フィールドプレーヤーとの二刀流だったから、走らなくてもいいしラッキーとそんな軽い気持ちで始めた。身長が高かったこともあり、PA(ペナルティーエリア)外からのシュートは入れられる気が全くしなかった。公式戦で止めまくると同時にトレセンに選ばれていくことで、なんだかゴールキーパーとしての自分に自信が湧いてきた。そして、小学6年生の秋には2つのJリーグの下部組織から内定をもらえた。中学でもエリートプログラムやナショナルトレセンに選ばれたりと、本当にプロになれるのではないかと現実味を感じてきた。


しかし、ゴールキーパーにとって重要な身長の伸びに悩んだ。どんどん追い抜かれていき、ユースにも昇格できなかった。シンデレラストーリーが崩壊した瞬間であった。


なぜゴールキーパーを選んだのだろう。90分間、常にミスできないプレッシャーと孤独に戦い続けなければならない。FWだったら何本はずしても1本決めればスターになれるのに。何度もそう思った。それは高校の時もそうだった。最初は、ゴールキーパーチームの代表としてピッチに立つ意識だったが、そこから勝つたびに部員300人の代表として、学校の代表として、静岡県の代表として、積み重なる重圧の中でとにかくゴールを守らなければならない。一つのミスが、クローズアップされ戦犯扱いされるゴールキーパー。挙げればキリがないほど出てくるゴールキーパーとしての苦悩。じゃあなんで続けてこれたのか。


それは「1番かっこいいポジション」であるからだと思う。1人だけ違う色のユニフォームを着て、グローブをつけ、チームの絶対的なピンチを救う。いくら点を取っても負けることはあるが、自分が0に抑えれば負けることはない。ゴールを守る守護神であり、試合では21人をコーチングで動かす司令塔でもあり、そして時には攻撃の一手となることもできる。こんなに役割が多いポジションは他にないと思う。そこにゴールキーパーの価値がある。


これまで、ギリギリの世界で闘ってきた経験が今の自分をつくってきたと自信をもって言える。高い緊張感の中で常に結果を出し続けるためにできる方法をもっと模索して、限りあるサッカー人生を悔いのないものにしたい。


結局何を言いたいのか分からない文章になりましたが、ゴールキーパーにとっては共感できる部分が多いのではないかと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。