久しぶりに日本にいる母と話しました。
チョコレート好きの母のためにチョコレートを送ったよという話から始まって、日本からこちらに送ってもらう荷物の話になりました。
航空便はドイツには送れず、船便のみの対応になっているのはいまだに変更されていないそうで、「食べ物を送っても3か月も経っちゃうんじゃ悪くなりそうよね」とかそういった話です。
送って欲しいものを集めて貰って、ひと箱に収まるようになってから送って貰うんですけど、「まだ余裕があるなら麦チョコが食べたい、コーンチョコが食べたい!!」と言ったら、乳製i品はドイツには送れないとか何とか。
検疫や税関の都合上送れないものがあるのは分かるのですが、カカオを含むものがダメとか、乳製品はダメだけどチョコレートとかは大丈夫とか、結局送れるのか送れないのか分からず、親子で悶々としたのです。
そこで母が一言。
「送れるかどうか分からないなら、帰ってくれば良いのよ!!!!」
「そうすれば3か月もかからず、次の日には食べられるじゃない」
と。
それはまぁ、そうですけど…。
今月の何日からか日本の政策が緩和されて、旅行者数を制限なく受け入れるようになったとか聞いていましたので、久しぶりに飛行機のチケットを探してみました。
これがまぁ、痛かった。
夫の仕事の都合上、10日ほどの休みが取れるのは12月のクリスマスの時期のみなので、その時期を狙って探してみたんですけど、金額がえぐい。
クリスマスシーズンは高くなるのは分かっていたんですけど、軒並み1500ユーロ越え。
今までだったら1000ユーロ以下であったのに、最低でも1400ユーロ後半から。
おまけに直行便もない。
今までのコースだとデュッセルドルフ→ミュンヘン→羽田か、フランクフルトまで自分で行って、そこから羽田に直行でした。
だけど、フランクフルトからの直行便もないし、乗り換えが1回か2回でも金額はほぼ同じ。
直行便が高いのは仕方ないんですけど、乗り換え回数が増えれば増える程安くなるのが常だったのに、2回乗り換えでも値段は変わらなかったんです。
試しにクリスマスシーズンを除いて、今現在で調べてみても値段は全く変わりませんでした。
むしろ高いものも目につき、3000ユーロ後半とか4000ユーロ後半とか、今までそのサイトで目にしたことのない金額が目白押し。
格安チケットを扱うサイトなんですけど…。
そして、そして、往復の時間がえげつない……
乗り換えで待ち時間があるのは普通なのですが、今までだったら2時間から3時間程度でどうにかなっていた(というか、そういうのを選んでいた)のに、待ち時間が5時間とかそれ以上。
ドイツ→羽田が早くて18時間以上、一番かかって29時間。
羽田→ドイツが20時間とか31時間とか、目を疑いました。
何なんだ、これは……
しかも、私がざっと見た限りですが、出発時間が23時とかで、3時間くらいしてイスタンブールとかアブダビに着いて、そこで長時間待ってから日本までのフライト13時間。
日本から帰って来るもの同じですが、待ち時間が更に長いのです。
今までの乗り換え時間が短い場合でも、子供連れだとかなりしんどかったんですけど、これ、子連れは無理ですわ。
かつては便数も沢山ありましたから、その中から娘の寝る時間に合わせたフライトを選ぶことができましたが、仮にこの23時出発というのを選んでみたら、地獄。
まず、娘は絶対にそんなに遅くまで起きていられない。
ようやく飛行機に乗り込んで飛び立っても、3時間後くらいにはまた乗り換えで降りる羽目になり、その後寝るかどうかは分かりませんが、長い待ち時間を経て再び飛行機に乗ってから13時間飛行機の中。
どう頑張っても、途中で娘が起きるのは確実ですし、ある程度しっかり寝てしまったらこちらが眠くても起こされることは必至。
親も子供も、周りの人もボロボロの状態で、堪える自信がありません。
何とかかんとか日本に辿り着いても、疲れを癒せるほど長く滞在できませんし、ようやく体力が戻ったころに帰ることになり、更なる地獄を見る羽目になります。
なんせ、帰りの方が長丁場ですからね。
読み上げる私。
聞き入る母。
双方、想像するだけなのにドッと疲れてしまいました。
母なんて「聞いてるだけで胃が痛くなってきたわ」です。
そうですよ、誰が娘を連れていくかって、私たちですもん。
「子供がいたら、そんな旅行、無理。言うことは聞かないし、飽きてくるし」
さすが、経験者。良く分かってらっしゃる。
まぁ、その“子供”ってのは、私たちだったんですけどねー。
今年を含めて4年も日本に帰れていないんですけど、来年はどうなるんでしょう。
燃料高、人件費高、人手不足…
色々なことが重なってこんな状況になってしまっているわけですが、来年になったらちょっとは良くなってるんでしょうか。
もう、いい加減、母に会いたいし娘を会わせてあげたいよー