いつもいつも面倒事が重なり目の前の事に集中できない | 愚奏譜

愚奏譜

ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

なんか休みの日にTOKYOMXでやってたのを偶々見て、嵌まってしまって、挙げ句に録画してまで見ました


『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』

なんかアジアからの輸入作品にありがちな扇情的邦題ですが、そんなタイトルより内容は強い。

原題は『延禧攻略』だったかな?主役の魏瓔珞のホームになるのが延禧宮だから。


いや、もう、なんだか、メロメロで夢中でした。

「中国版女『半沢直樹』」みたいな評もあるらしいけど、瓔珞は最終的には、ほぼ全員に落とし前をつけてるから嘘ではない。


時代は清朝乾隆帝の時代。瓔珞は後宮で死んだ姉の真相解明(敵討?)のために紫禁城に入る。

そこから、敵を倒したり(謀略でハメる)、敵だと思っていた相手とラブコメしたり、時には転落したり、復活したり、恩人であり敬愛する富察皇后が自害したら殉死しようとしたり、円明園で閑職についてたのに盟友のピンチと皇后自害の真因を知り復活しようとしたら、うっかりソコソコの位の側室になってしまったり、皇后の仇を取ったら帝から遠ざけられても平気だったけど盟友がピンチになりまた権力を取り戻したり、新たな寵姫との謀略戦に勝利して一旦紫禁城に平和が訪れたり……と、まあ、筆が滑って結構書いてしまいました。これで全部ではなく、まだまだ続きますが。


富察傅恒はイケメンでした。最初から最期まで完璧超人でした。

まだ瓔珞が下っ端の頃に姉の仇と疑われた頃から相思相愛な関係だったけど、邦題で結ばれないのが分かってるのが辛かった。

一旦は帝の口利きで妻を迎えながらも、既に側室になった瓔珞を手に入れるために戦で大功を挙げて凱旋してきたときの姿は鬼気迫ってた。帝が「どんな褒美でも取らす」的な事を言った時の顔が怖すぎたから、帝は先手を打って爵位や大領を上げちゃったようにも見えた。

片思いされてた純妃はともかく、貰った奥さんの闇落ちぶりは彼が悪いけど。

最終回付近でミャンマー方面に出征しちゃって、いい場面で居ないのは「?」だったけど、まさかの展開に、そんなとこまで完璧超人、な気にさせられる。いや泣くよ、そんなの。


海蘭察は好漢だった。

明玉とはお似合いだった。

だから、あんなことになってしまって、こっちも泣いてしまう。


袁春望は…なまじ能力があったのが哀れだった。


女性キャラは、作中でドンドンとキャラ変されていくので、途中で「ラスボスは慶妃とかになっちゃうの?」とか思ったりした。

見終わったあとで前半とか見れば、「この頃はまだ瓔珞サイドだったんだよな」と思うキャラが多いんだろうな。普通に人として成長したりもあるけど。


色々とキャラについて書きたいけど、史実以外のネタバレはなるべく控えたいから、この辺で。


登場人物で元々知っていたのは乾隆帝だけです。なかなか「デキる男」のイメージ。劇中でも有能なので、それだけ苦労もする。

他の人物も検索かけたりすると、思った以上に実在の人物。

傅恒と海蘭察なんかは、結構有名な方なのね。和親王は本人の方がキャラが強い。


劇中で、その顛末が投げっぱなしになってるキャラもいたけど、それは「教科書にデカデカと載ってるからいいだろ?」ということなのかな?中国的には。昨年の大河『麒麟がくる』で、「家康は結局どうなったんだ?」みたいな解説をする必要がないみたいに。

いや栄親王ぐらいは教えてよ。彼も完璧超人だったな。義母瓔珞と五分で話せるぐらい。



まだ熱が冷めてないので、もっと書きたいのですが、登場人物に満州人の名前が多く、難しくてちゃんと覚えてないキャラもいるから、この辺にしときます。




その放送枠で次にやってるのが、ほぼ同時代で、ほぼ同一キャラばっかりらしい。攻守交代なカンジで。

見るか?見まいか?