まだまだクスリを抜くには我が鼻腔は脆弱に過ぎる | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

ここ数ヵ月はモノ書きの気力がホントに、ヤバイくらいに、減退しています……




これまた、前のハナシになりますが、久しぶりに参拝しました。

常陸国総社宮です。








ここは、「常陸国の神社の元締」ということになってるので、御祭神はザックリ言ってしまうと「常陸国で祀られてる神(朝廷公認)全て」になります。
冠婚葬祭に対応できる規模。デカイ祭りもある。門前町的な道の発達がギクシャクなのは、地形と街道までの距離のせいか。
となりに学校があるパターンは地方古豪神社あるある。社領が公共施設に食われて小ぢんまりしてるのもアルアル。故に現在も「現役」感があるからワタシの好み。
常陸国ではよく見掛けるヤマトタケル(『常陸国風土記』ではヤマトタケルが天皇になってるくらい「推し」ですから)の腰掛石と、コラボ看板です。
ソメイヨシノはろくすっぽ愛でれなかった今年ですが、せめての風情。というと花に非礼か。
通退勤時に視界に入るサクラは慰めにならぬのです。






ヤマトタケル云々以前に、手塚治虫と総社宮との縁は実は深く、手塚作品『陽だまりの樹』の主役は両名ともに当地の府中藩(水戸連枝か)の臣であり、一方の手塚良庵が手塚治虫の曾祖父であるのは有名なハナシ。
両主役ともに江戸詰だから、府中藩領の話は、伊武谷万二郎が歩兵隊結成のための募兵に行った時ぐらいだったかしら?
とはいえ、『火の鳥』メイン回持ちのヤマトタケルと合わせて、手塚治虫との縁という点では、なかなか強いです。
茨城県というと水戸藩のイメージが強いですが、現在の県域と水戸藩領ではかなりの差があり、こういうアプローチでアピールは、ワタシ的には好物でもあります。古河の道の駅で水戸土産があったときは少し悲しかったですから。


ワタシも持ってました。帯にあるように、何度目かの映像化のタイミングでした。
今見ると、「福澤諭吉は当然、荒事は苦手」という描写が昔っぽい。口先学者イメージだけど、福澤が剣をかなりのレベルでやってたのが衆知されたのは最近。




畏み畏み申す