衝撃の新・地球空洞論(5)(大訂正版・申し訳ありません)少し追加しました。 | ふしぎのメダイ

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 不思議なことに、海軍は帰還した少将を厳重に隔離。そこで、様々な尋問を繰り返し、体験と通信日誌を封印。当日のことを記した少将の日誌も没収した。

 北極と南極で起こった事件については、何も言ってはいけない。そう厳命された少将であったが、後に、こうコメントしている。

 Г私は、以前に見た北極点の彼方の領域を、死ぬまでにもう一度見るつもりだ。極点の向こう側の地域こそ、大いなる未知の世界の領域だからだ!」

 自分の体験は真実だ。両極には未知なる領域が広がっている。少将は最後までそう信じていた。

 しかし、どう考えても、北極や南極にジャングル地帯があるわけがない。
ふうなら、何かの錯覚か、白昼夢でも見ていたとでも解釈するのが自然だろう。

 だが、それにしては、どうして海軍はバード少将の体験を機密扱いしたのか。
ひょっとして、軍部は別の情報を握っているというのだろうか。彼の見た世界が、この地球上にないことは衆知の事実だ。

 にも関わらず、少将の目撃も事実だとしたら、これをどう考えればいいのだろうか。
 
  彼は別次元を垣間見たのか?

 それとも、別の世界への入り口をかすめたのか?

 もうひとつの世界が地球内部に⁉

 われわれの、足の下にある大地は固い地殻に覆われている。厚さは約30~40キロ。

 その下に約2900キロに及ぶ岩石層マントルが広がる。そこから先は地球の核だ。外核は主に金属の液体からなり、その厚さは2200キロ。内核は同体の金属からできており、半径は約1100もにである。地表から地球の中心まで、ぎっしりと物質が詰まっている。それが現代地球科学の常識である。しかし、それを自分の目で確かめた人間はひとりもいないのも、また事実。これまで人間の掘った穴の深さはたったの13キロ。大陸地殻の下にさえ達していない。本当はどうなっているのか分からない。そう強弁することも、確かにできるだろう。実は昔からとてっもない仮説が唱えられてきた。
 「地球空洞論」がそれだ。驚くことに、地球内部は空洞になっており、地上と同じような世界が広がっているというのである。まさに奇妙奇天烈珍説中の珍説だ。が、最初に地球空洞論を展開したのは、オカルティストでも占い御でもない。れっきとしたサイエンティスト。ハレー彗星の発見で知られるイギリスの天文学者エドモンド・ハレーである。1692年に発表されたハレーの仮説は、こうだ。まず地球の地殻は表面を含めて3層ある。各層の間には空間が広がっているが、閉じているため、互いの世界を行き交うことはできない。また、中心には灼熱の球体、つまり地底の太陽が輝いているという。

 1767年、イギリスの著名な数学・物理学者ジョン・レスリーが、ハレーの説を発展継承。
 地殻は1枚で、中はがらんどう。中心の太陽は2個存在すると考えた。

 1818年、アメリカの陸軍大佐ジョン・クリーブス・シムズはレスリーとは逆に、中心太陽は1個、その変わり、地殻は5層ある。そのうちもっとも外側の地殻は他より5倍の厚さがあり、北極と南極には直径16~32キ口の大穴が開いているとした。興味深いことに、地球空洞論が知られるようになると、やがて地球内部へ実際に行ったという話まである。1829年、ノルウェーのオラフ・ヤンセンとその子供イエンス・ヤンセンは北極を目指して出航。途中、水のトンネルを経て、地球内部に入ったと主張したのである。そこで彼らは鈍く輝く太陽と巨人が住む国を発見した。しかも、再び地上に帰ってきたとき、そこは南極だったという。

   (続く)

 ※「地球内部を旅した男」というタイトルの本があります。ヤンセン親子の体験を記した本です。アマゾンで買うことができるので、読まれてみてはどうでしょう。

     ふしぎのメダイより。