宇宙がデジタル空間であり、ある種のコンピューター(あくまで、例えである)によってつくられたホログラフィックな幻だとしよう。
私たちの使っているコンピューターをアップデートすると表面的には情報が更新されるが、ハードディスクの中に過去の情報は残される。
同じように地球もまた更新されるが、一部に過去の情報が紛れる。
ごくまれにオーパーツと呼ばれる場違いなものが発見される。古い地層の中に埋もれたネジや三葉虫を踏みつけた足跡などだ。
オーパーツもそうした情報更新の際に生まれたバグではないのか。(あるいはタイムマシンを使って過去に行った足跡かもしれない)
繰り返し繰り返し宇宙は更新され、何かのゴールを得ようとしている、そんな風に見える。
私の講演会に多くの人が集まるが、たまに奇妙なことを云う人がいる。
Г私は火星で働いたことがあります」
その人はよく講演会に来る日本人で、身なりもきちんとした普通の人だ。火星で働いていたいう以外はきわめてまともなのだ。
精神疾患の様子もない。
プレアデス星団から来たという別の人もいる。そういう人が云うには、すでに人間がそうした星に植民地をつくっているという。
彼らが嘘をついていないとしたら、彼らもまた、この宇宙がデジタル空間であり、多次元化していることの証拠になるのかもしれない。
アマゾンの原住民、ピダハン族は他の言語とは全く体系が違う独自の言語を話す。
言語学者ダニエル・エヴェレット博士が接触して世界にその存在が知られるようになった。
彼らの村はアマゾン川の上流にあり、モーターボートでそこに行くしかない。
ピダハン族からすれば、白人が乗るモーターボートはUFOみたいなものだろう。