月面は非常に乾いている。
そう、ニール・A・アームストロングが報告して以来、月の表面は一種の砂漠であると考えられてきた。
彼、いや実際はエドウィン・オルドリン(実際はオルドリンがアームストロングに替わって欲しいと願ったことによる)が印した月面の第一歩も、あたかも湿った砂に残された足跡のようでありながら、それは極めてパウダー特有の静電気力によるものだと解釈されてきた。
しかし、わずかにひとり、実際に月面に立った宇宙飛行士のなかで、
チャールズ・М・デュークだけは、
月の砂漠を否定する発言をしている。
彼は1972年4月に打ち上げられたアボロ16号に搭乗し、プラム・クレーターで岩石サンプルを採集している際に転倒。
思わず地面に手をついて
こう叫んだ
Гウォーター!ウォーター!」
映像はエリア51でのスタジオ撮影ではなく、たまたま本物だった。
が、咄嗟のことであったということと、そのまま何事もなかったようにデュークが振る舞ったことで、あたかも空耳だったかのように、人々は意識することなく聞き流した。
日本に於ける中継でも、彼の言葉が翻訳されることはなかった。
英語でウォーターとは、どういう意味なのだろう。改めて辞書を引くまでもない。
ウォーターは、今では日本語になっている。
文字通り受け取れば水である。
月面に水が染みだしていたとでもいうのだろうか?
もし、お手元にアポロ計画と月に関する本があったら、ぜひ見てみて欲しい。
月の水について何と書かれているだろうか。
おそらく、月には大気がなく、非常に乾燥しているため、岩石中以外に水は存在しないと説明されているのではないか。
学校の先生もそう教えているかもしれない。
だが、それは間違いである。
はっきり断言しよう。
月には水がある。
岩石中ではなく、固体の水、
すなわち氷の状態で存在する。
しかもそれは、
あのNASAも公式に認めている事実なのである。
(続く)