キャプテン・マーベル | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

キャプテン・マーベル(原題:CAPTAIN MARVEL)
2019年アメリカ 日本公開2019年3月
監督アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
ブリー・ラーソン/サミュエル・L・ジャクソン/ベン・メンデルソーン/ジュード・ロウ
アネット・ベニング
画像

(C)Marvel Studios 2019

【雑感その1】
思ってたよりおもしろかった。

なんかあんまりいい評判を聞かないし、駄作だとかいう声もあったので
期待しないで見たら普通におもしろかった。
駄作だろうとなんだろうと、アベンジャーズ・エンドゲームを楽しむためには
絶対おさえておきたい1作。
(別に無理してみなくてもいい。)
内容はわりとサクサクと進んでゆくけど
主人公の記憶がないという設定上色んなことが謎で、
それは見ているこちら側も同じなので
序盤は何がなんだか、と振り回されてる感じ。
主人公ですらその、不可解なスーパーパワーに振り回されてる有様。
そして少しずつ謎が解き明かされていくという。
時代設定が90年代なので、ちょっと古い感じのテイストがあってそこは
好きです。
流れる音楽も90年代のものです。
このキャプテン・マーベルの映画のポスターがクソダサいのは
90年代風を意識したとかそんなんじゃないよね?
あとちょっとコミカルなシーンもあるんだけど
全然笑えないっていう。
とにかくキャプテン・マーベルが強すぎる。規格外。
キャプテン・マーベルにしても、アべンジャーズにしてもこの作品は
序章でしかないと思うので、彼女の活躍をやはりエンドゲームで期待したいところ。
ただ、ここまでクソ強いと今までのアべンジャーズさんなんだったの?って
なるからそのへんをどう上手い事バランスとるのかも気になります。

たまたま、この映画を見る前にHuluでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを
見てたので(配信されるたびについつい見てしまう)
おかげで あれ?とつながりに気がつけたシーンがあった。
マーベルのコアなファンならつながりがわかるだろうけど
わしなんて適当に映画を見てるだけだし、ガーディアンズ~をあの時見てなかったら
全然わからなかった。
やっぱりちょっとづつどこかでつながってるんだなぁとかと思ってしまった。
でも後付けだろうけども。
たいしたつながりでもないし。  


【あらすじ】
1995年惑星ハラでクリー人のエリート集団〝スター・フォース〟の
一員であるヴァース。
彼女は超人的な力を持つが6年前までの記憶をもたない。
失われた記憶のフラッシュバックに悩まされる日々を送っていた。
しかしある任務の最中、敵の罠にはまってしまい、そこから脱出を図るが
その途中で地球へと墜落してしまう。
そこで若き日のフューリーと出会うのだが。


【キャスト】
ヴァース/キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル役にブリー・ラーソン。
角度によってすごく可愛いときとぶっさいくな時がある。
ブリー・ラーソンはキライじゃないんだけど
キャプテン・マーベルはなんだろうな、イマイチ好きになれないというか
キャラクターに魅力を感じない。
マシンみたいで温かみが感じられなかった。
上から目線な感じな人苦手なんだよね。
でもこういう人じゃないとこの先のアヴェンジャーズをひっぱっていけないし
そういうリーダー的なキャラにしたんだろうなとか考えてしまう。
でもマーベルの中ではダントツで、キャプテン・マーベルのスーパーパワーが好きです。
次点でスカーレット・ウィッチ。

ニック・フューリー役にサミュエル・L・ジャクソン。
眼帯のない時代。
そしてデジタル技術によって全編若返った彼が見れます!
てか顔の形も変わっちゃてる気が。
すごいよねー!
若いせいもあるのかなんかかわいらしかった。

ヨン・ロッグ役にジュード・ロウ。
イマイチだったなぁ。
あんまり評価高くないのはこの役のせいもあるんじゃないのかな。
ジュード・ロウが、ケン・ワタナベに見えてしまって
出てくるたびに集中できないという。

キャロルの友人マリア役にラシャーナ・リンチ。
この人も別の意味で強い。
この映画をスター・ウォーズっぽくさせてるのはこの人じゃね?と思ったり。
キャリアにブランクがあってもあれだけのことができるって
まじで凄い。
出来すぎ過ぎて困る。

ローソン博士/マー・ベル役にアネット・ベニング。
アネット・ベニングってあんな顔してたっけ?
年取ったaikoって感じになってた。
別にこの人のせいではないんだけど
主人公が失った記憶のキーマンなので
ローソン博士のシーンが記憶の断片的な形で、ところどころ挿入されまるんだけど
それがたまにテンポ悪かったり、無駄に長かったするときがあったので
それはちょっと残念だった。

フィル・コールソン役にクラーク・グレッグ。
この方もデジタル技術で若返っています。
MCUの初期の作品をちゃんと見ていないし、ドラマのシールドも見ていないので
個人的にはあまり馴染みがなかったりする。

 
【雑感その2】
実はこの映画の一番のポイントは本編ではないと思うのです。
なんと言っても 冒頭のマーベルのクレジット。
いつもはアベンジャーズ仕様になっているんですけど
今回はなんとスタン・リー仕様になっていてそれがめちゃくちゃ泣けるし
すべての感情をそこで持っていかれてしまう。
今回一番いいシーンでだと思います。
なので本編がかすんでしまうのかもしれないね。

覚醒後のキャプテン・マーベルのマスク姿がダサくない?
あのモヒカン状態になっちゃってる髪の毛が
聖闘士聖矢に出てくるヒドラの市に見えてさらにダサさが倍増。
色味は好きなんだよ。
覚醒したときのスーパーサイヤ人な演出すごい好きなんだけどなー。
あのスーパーパワーが宿ったときに
キャロル自体になんの副作用もないってすごすぎる。
あんな強いのに、敵が弱すぎてそこが残念。
敵さんが優しすぎて、挙句の果てには素手でやりあおう!とか言い出すのは
笑った。
テーマはキャロルの成長と、女の友情だと思うし
そういう部分を楽しめればよいのかなと思います。


そうそう、ネコのグース。
主役を奪うくらいの勢いで結構人気があるっぽいけど
わしはなんとも思わなかった。
むしろグースを可愛がってるフューリーのほうが好きだわ。
あとは見てのお楽しみ。

ラストのポストクレジットシーン。
あそこでキャプテン・マーベルが出てきて
エンドゲームへの期待爆上げ。
ハッとしてしまった。
ああいうシーンすごい好きなんですよね~。

冒頭のマーベルのロゴを見るためだけでも
この映画をみる価値はあると思います。
是非スタン・リー仕様のロゴを見て、そして涙してください。
ありがとう、スタン・リー!!



2019-⑦