スパイダーマン:スパイダーバース | Every Little Step (新)

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りおうさんの更なる進化を求めて。

スパイダーマン:スパイダーバース(原題: SPIDER-MAN:INTO THE SPIDER-VERSE)
2018年アメリカ 日本公開2019年3月
監督ボブ・ベルシケッティ/ピーター・ラムジー/ロドニー・ロスマン

画像

【雑感その1】
おもしろかった!
映像も斬新で、内容もコミカルで笑えて、そして切ない。
ストーリーの筋としては王道で、読めちゃうけど発想はかなり新鮮だった!
展開もテンポが良くスピーディーで、序盤ちょっと乗り切れなかったんだけど
我慢して見てたらいつの間にか真剣になって見てました。

当初、全く見るつもりはなかった。
アカデミーの長編アニメーションでオスカーを獲得したのはもちろん
その他の賞レースでもその多くを受賞していて俄然興味を持ちました。
去年公開された映画『ヴェノム』で本編終了後、このスパイダーバースが特別映像として
公開されていました。
見たときは何がなんだかわからなくて、後でスパイダーバースの予告的なものだと
知りました。
なので第一印象としては正直良くなかった。
でも実際見てみたらハイレベルな出来に圧倒されっぱなし。

わしは普通上映の吹き替えで鑑賞したんですが
これは断然IMAXや3Dで見たほうがいいと思います。
3Dとかで見てたら多分 第一声は おもしろかった!じゃなくて 最高!!!!って
言ってたと思う。マジで。
字幕か、吹き替え どちらがいいかはわからないけど画面の情報量的にも
吹き替えの方がいいかもしれない。


【あらすじ】
ブルックリンに住むマイルス・モラレスは普通の高校生。
ある時突然変異したクモに噛まれて、スパイダーマンのような特殊能力を得る。
そんな折、彼は駅の地下道でグリーンゴブリンとスパイダーマンに遭遇する。
スパイダーマンは、キングピンが加速器を使った異次元の扉を使う実験を
阻止しようとしてグリーンゴブリンと戦っていたのだ。
しかし加速器が誤作動を起こしてしまう。


【雑感その2】
とにかくアメコミ要素をふんだんに盛り込んで、画面全体が
センスの塊のように思えてきます。
音楽も見せ方もとにかくかっこいい。
セリフも笑わせてくれるし。

そしてなんといっても異なる次元からやってきたスパイダーマンたち。
わしが好きなのは、ピーター・B・パーカー。(以下ピーターB)
スパイダーマン・ノワールが人気があるようですが。
ピーターBは完璧じゃないところが好きなんだよね。
これまでツライ経験もたくさんしてきたというのが伝わる。
でもやるときはやる、というのが良い。
ノワールも確かにかっこいい。
あと気になるのはペニー・パーカー。
個人的にはもっともっとその一人一人の個性や背景を知りたかったなーって思う。
わしがピーターBに思い入れが強いのは彼のそういう部分を
描いてくれたからだと思う。(メインキャラだしね)
みんなが仲間としてもっともっと活躍してほしかったなー。
仲間モノ好きだし。
別れのシーンもみんなあっさりしてるし
わしはずっとうるうるしてたけどさ。
ぇー!もう行っちゃうのー?!って。
今作は仲間モノというよりも 成長物語的要素を強めにしていると
思うしそれはそれで良いと思います。
なんといっても泣かせてくれるしねしょぼん
スパイダーマンとしての成長もさることながら 人としてもね…。

どうでもいいけど
キングピン、爆心地にしたくせに生きてるって凄くね?
さすが巨体だぜ。
それを言えばパパもだけどさ。


そして忘れちゃならないメイ叔母さん。
今回のメイ叔母さんは一味違うんですよ。
それは見てのお楽しみ。 って某映画みたいに若返ってたりするわけじゃないけど。

過去のスパイダーマンの作品など詳しい人はより楽しめる部分が
あると思います!
まさにスパイダーマン愛にあふれているようなそんな作品。
ほんとに笑えるし、泣けるしで
下手な映画を見るなら スパイダーバースを見てくださいと
思わず言ってしまいたくなる それほど良くできた作品だと思います!




 
2019-⑥