僕が実際に使っている瞑想のコツを紹介します。
ヒーラーとしても、ヒーリングを受ける側としても、瞑想に慣れ親しむと、効果が高まります。
瞑想のやり方はいろいろあるけれど、そのひとつが、自分の感情を、思考抜きで味わいつつ、観察することです。
やり続ければ、どんな感情に対しても、ニュートラルでいられるようになるので、生きるのが楽になります。
そして、ちゃんと、あなたの夢実現能力まで、アップします。
今日ご紹介するのは、その瞑想を実践する時のコツです。
まず、簡略版から。
1)まず、快であれ不快であれ、感情エネルギーが動いた瞬間を見つけ、そのまま味わう。
2)感情に対して、良い悪いの判断が起こる瞬間を確認した後、一旦その判断を横に置いておく。
3)感情反応や判断を変えようとしない。
4)感情のエネルギーを、名前も付けず、過去のストーリーにも関連付けず、善悪の判断もせず、純粋なエネルギーの振動として、そのまま味わう。
5)心地よく感じること、やりたいと思うこと、ピンと来たことを選んで、試しにやってみる(何もしないという選択肢もアリ)。
ただただ、これを繰り返すだけです。
それだけでは分かりにくい方のために、もう少し詳しく説明します。
1)刺激(出来事・記憶・自分・他人など)に対して、自分がどう感情的な反応しているか、その【最初の瞬間】を見つける。
コツ:ビデオ動画を超スローで、進めたり巻き戻したりしながら見るかのように、自分の反応の流れを観て、【最初の感情的反応】の瞬間を見つけて【一時停止】し、浸りきる。
2)その感情のエネルギーに、名前も付けず、過去のストーリーにも関連付けず、善悪の判断もせず、純粋なエネルギーの振動として、そのまま1分程度味わう。
これが難しいようなら、3以下を試してみる。
3)まずは、その感情的反応に対して、自分がどんな判断をしているか、自動的な善悪の判断を下した瞬間を見つける。
例:怒ってはいけない。泣いてはいけない。など。
4)その善悪の判断を続けたら、どんな感情反応が起こってくるか?を味わいつつ、観察する。
コツ:ここでも、ビデオを【一時停止】するかのように【最初の瞬間】を探し、味わう。
5)そして、逆の判断をしたとしたら、どう感じるか、味わってみる。
例:起こってもよい。泣いてもよい。など。
コツ:試しに、逆の判断をしてみるだけ。感情反応や判断を、無理に変えようとするわけではない。
コツ:【一時停止】をキープして、感情反応と判断の連鎖を勝手に進めさせない。
コツ:慣れてきたら、判断の瞬間を見つける度に、その判断を一旦、脇におく。
6)慣れてきたら、感情を感じるたびに、名前をつけず、過去のストーリーも見つけず、善悪の判断もせず、ただ純粋なエネルギーの振動として、感じ、味わい、観察する。
コツ:不快な時は、自分の感情や判断を変えよう、変えたいと始めているはず。
そんな時にも、変えようとせず、まず不快というラベルを一旦横に置いて、その感情を、ただ純粋なエネルギーの振動として感じる。
コツ:心静かな時や、快適な反応の時も、そのラベルや判断を、一旦横に置いて、その反応を、ただ純粋なエネルギーの振動として感じる。
コツ:深呼吸しながら、1分程度、集中して感じてみる。
7)どうしても判断せずにはいられない場合。
コツ:感情に名前をつけ、過去や未来のストーリーに関連付け、善悪の判断をして、感情をできるだけ強める。
そのまま1分程度クチを大きく開けたまま、感情エネルギーの振動を感じ続ける。(参考:安田隆さんのパナシア)
8)瞑想以外の時間には、心地よく感じること、やりたいと思うこと、ピンと来たことを選んで、試しにやってみる。
コツ:何かやった時、不快になっても、快適になっても、どちらでも構わない。純粋な感情エネルギーの振動を感じるチャンスとして、喜んで受け入れてみる。
コツ:分かっちゃいるけどやめられない行動や、何もしないという行動もアリ。その選択の後、どう感じるかを味わい、観察する。
感情的反応も、様々な判断も、無意識のうちに、あっという間にやっています。
ですから、最初は、反応の瞬間を捉えられなくて当然です。
少しずつ、できる範囲で【一時停止】を実践して、【善悪の判断とストーリーのない純粋な感情体験】に慣れ親しんでいきましょう。
それが、ヒーリングの能力と効果がアップする瞑想のコツの真髄です。
物事へのこだわりや執着がなくなったり、感情的に振り回されることがドンドン減っていきます(もちろん、そう実感できるようになるまでの期間には、個人差はありますが)。
コツ:最初は、この記事を思い出した何気ない瞬間に試してみましょう。小さな出来事で試すと、慣れやすくなります。
コツ:瞑想は、必ずしも座って目をつむってやるばかりではありません。日常のふとした瞬間に、このコツを試してみることも、立派な瞑想です。
コツ:この瞑想ワークを一通りやった後に、その瞑想体験に対して、どう感情反応しているか?を観察し、【善悪の判断とストーリーのない純粋な感情体験】をするのも、オススメです。
ちなみに、瞑想用の特殊音源を聴きながらですと、この瞑想のコツが、かなり実践しやすくなります。
私も、聴きながらやると、やりやすくなって助かっています。
初めのうちは、感情と思考の洪水に巻き込まれまる方もいますが、慣れてくると、心を鎮めようとしなくても、勝手に静かになっていきますよ。
僕も、この方法には、随分と助けられています。
渡辺高史