オクターブ・オーチャード・シリーズ。
新鮮なザクロ果汁の美味しいところをギュッと。


オクターブ・オーチャードNo.003 。ザクロが出回る時期が短いので、このカクテルは出会えたらラッキーな一杯となります。


ザクロを素手で扱うと指先が黒くなってその色が落ちにくい、という厄介さがありますが、それを乗り越えて丁寧に一粒ずつ集めて搾汁することで真紅の瑞々しい果汁が手に入ります。


アーベントレーテはドイツ語で夕焼けって意味。キレイな響きが気に入って名付けました。
ちなみにシューベルトのアーベントレーテは夕映えを彷彿とさせる、穏やかで優しく響く歌曲。聴きながらグラスを傾けると格別に美味しく感じるかも?!


ザクロって美容に良いんですってよ。どこにどうのこうのとかは詳しく知りませんけども何かを美しく変化改善させるんでしょうね。
クレオパトラも美のために常食してたとか。
どうぞこのカクテルであなたの美しさに磨きをかけてくださいませ!


《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・・・・・20ml
・グレープフルーツジュース・・20ml
・ザクロジュース・・・・・・・20ml
・シュガーシロップ・・・・・・1tsp


●シェーク

GODIVAの美味しさって、人を思いやる深い愛の味なんだってさ。口にすると幸せな気分になるのはそういうことだったのか。

GODIVAは1926年にべルギーで誕生しました。
その後世界中に出店し続けて1972年ついに日本にも。そう、今年2022年は来日50周年のメモリアルな年だったのです!

もともとは“ショコラトリー・ドラップス”て名前で創業者家族でチョコ作りをしていました。
1945年ブリュッセルに一号店をオープンした際に店名をゴディバにしたそうです。
名前の由来は11世紀英国の伯爵夫人“レディ・ゴディバ”から。
夫である伯爵が領民に重い税を課しているのを憂いだ夫人は、税を引き下げようと度々訴えていました。伯爵は「一糸まとわぬ姿で馬に乗り街中を走り廻れば聞き入れよう」とし、夫人は見事にそれをやってのけたという逸話がありました。
民を思う愛、勇気ある行動に感銘を受けた創業者夫妻は自身のブランドに名付けたそうなんです。
その後もゴディバは、食べる人々に幸せを届けたいと愛を込めてチョコレートを作り続けているそうです。


ゴディバリキュールと冷凍バナナとミルクの美味しいスイーツカクテル、その名も“ゴディバナナ”!!

・・・今さらですが、こんなに軽いネーミングをしてしまったことを激しく後悔しております。


《レシピ》
・ゴディバリキュール・・・・50ml
・ミルク・・・・・・・・・・110ml
・冷凍バナナ・・・・・・・・1/2本
・太いストロー


●ブレンド
伝説のバーテンダーが作ったとされる一杯は謎めいていて、憶測推測妄想がカクテルを美味しくさせる良いスパイスとなります。
作者はロンドン・サヴォイホテルのバーテンダー“ハリー・クラドック”。伝説のバーテンダーです。 
数多の有名カクテルに彩られた彼のレパートリーですが、このカクテルの名前の由来を知る人はいません。

イングランドにブロードウェイという風光明媚な村があるので、カクテルの由来を探ろうとしたけどうまくまとまらず。こじつけようとしたけどうまくいかず。あ、こじつける言っちゃった。笑笑
テキーラにちなんでメキシコをイメージするのが自然かな?
熱気が揺らめく炎天下の広い通り(ブロードウェイ)を行き交う溢れんばかりの人々。からっからに渇いた(サースト)人々に癒しを与える美味しい一杯となりますように。こんな思いが込められているのかもしれませんね。

何はともあれ、一杯のカクテルを前にして妄想を膨らませるのは、素敵なことだと思います。細かく丁寧に解説をすることは野暮かもしれない、そう思う時がよくあります。


《レシピ》
・テキーラブランコ・・・・30ml
・オレンジジュース・・・・15ml
・レモンジュース・・・・・15ml
・砂糖・・・・・・・・・・1tsp


●シェーク