高音域発声には必須なのは裏声と声帯の閉鎖力‼︎ | 音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

.ヘヴィメタルのハイトーンボイスに特化したボイストレーニングを受けてきた著者が高音域発声に特化したボイストレーニングをお教えします。

こんばんは‼︎

 

ヴォーカリスト兼ボイストレーナーのKです。

 

 

今回はキーの高い楽曲を歌いたい方向けのお

話です。

 

昨今、男性歌手であってもmid2Fを跨いだ中

高音域を歌われる方も多くいらっしゃいます

し実際、そういった方々の楽曲をオリジナル

キーで歌われたい人は多いと思います。

 

では、実際のところはどうでしょう?

 

独学でカラオケに通い詰めて練習してみたも

のの全く音域は広がらなかった・・・

 

おそらく、こういった経験をお持ちの方が大

多数かと思います。

 

これはバンドを組んで歌われている方も同様

ですね。

 

ワンチャン、独学でも歌っているうちに音域

が広がる方はいます。

 

ただ、こう言った方々はそもそも天才肌でボ

イトレが不要の人。

 

残念ながら現代、プロになれる方々の9割以

上はこちらのタイプですね。

 

独学で練習しても歌いたい楽曲を歌えるほど

に音域は広がらなかった。

 

ではボイトレに通えば上達は約束されるので

しょうか?

 

調べてみた方ならご存知かと思いますが・・・

 

実はボイストレーニングの教室って都内だけで

もめちゃくちゃたくさんあるんです(笑)

 

中にはチェーン展開してるようなところも。

 

これだけたくさん教室があるのだから日本とい

う国は歌の上手い人が溢れ返っているヴォーカ

ル大国になっていることでしょう。

 

ところが現実はそう甘くありません。

 

これだけたくさん教室があって歌が上手くなり

たい人たちがご自身の目標に見合うだけの上達

ができていればカラオケで歌の上手い人を見か

ける事なんて珍しくもなくなるでしょう。

 

けどそんなことはありませんよね?

 

生徒さんの需要に見合うほどのメソッドを提供

できていない教室の方が圧倒的に多いんです。

 

色々な教室がありますし、中にはいまだに横隔

膜から声を出すとか姿勢を正して声を出すとか

時代錯誤なメソッドを展開したり中には新興宗

教じみた怪しげな教室すらあります。

 

ま、通ってる方がその教室の先生が好きだから

とか色々事情はあるでしょうしご本人が納得し

てるのであればそれはそれで良いとしましょう。

 

ただ、歌の上達や音域の拡張を目指すのであれ

ば残念ながら上記のような方法では上達は見込

めません。

 

例えばミックスボイス。

 

最近のボイトレのトレンドですよねえ・・・

 

僕自身、この業界には20年以上首を突っ込んで

ますけどこのミックスボイスの事自体、説明で

きない人の方が多いんではないかなと。

 

そもそもミックスボイスってどういう発声状態

なんでしょう?

 

そりゃミックスっていうくらいだから地声と裏

声が混ざった声なんじゃないの??

 

 

このくらいの認識でいる方が多いのではないで

しょうかね。

 

 

僕の認識で端的に説明して行きますね。

 

これは古来のベルカントの理想に則ったものな

ので巷で言われているミックスボイスとは理解

が異なるかもしれませんがご了承ください。

 

まず第一段階。

 

・地声と裏声を完全に分離させてそれぞれ

の出し分けが完璧にできること。

 

これが大前提です。

 

建築物に例えるならここが基礎工事部分なので

手抜き工事だと欠陥住宅になりますね(笑)

 

言い換えれば地声と裏声は個別に限界まで発達

させた状態である事とも言えます。

 

ここをすっ飛ばしてミックスボイスを教えて

る教室はちょっとやめた方が良いかもしれま

せんね。

 

で、第二段階。

 

・ミックスボイスを発生させるには必ず裏声から

音を取りに行きます。

 

これは仮に中低音であっても共鳴箇所は裏声のま

ま行うため。

 

使い慣れた純粋な地声を中低音域で鳴らしに行く

とどうしても胸部に共鳴が落ちてきてしまうんで

す。

 

地声でも裏声でも発声可能な音域(mid2E、mid

2Fが最適)で先述した通り、裏声で音を出しに掛

かります。

 

裏声であれば共鳴腔を鼻根から口腔内に留めるこ

とができるので共鳴腔が胸部に下がってしまうリ

スクを回避できますね。

 

で、次。

 

・スタート地点から徐々に裏声の音量を増幅させて

音色を鋭くしていくことでミックスボイスは発生

します。

 

そのまま音量を最大化させると胸部共鳴で地声の

最大声量まで音を膨らませることも可能です。

 

ですがそこまでやるとそれは純粋な地声。

 

なので音量バランスで言えば裏声から地声に切り

替わるかどうかキワキワの発声状態がミックスボ

イスと言って良いでしょう。

 

下図のアンザッツで説明すると

 

スタートは「4」です。

 

で徐々に「5」→「3a」→「3b」→「1」→「2」

 

この順番に共鳴腔は下がってきます。

 

ミックスボイスの共鳴は「3a」「3b」「1」が鳴

っている時です。

 

 

 

純粋なミックスボイスは裏声と比較すると十分

に地声寄りの力強い声ではありますがまだ音色

がマイルドなんですね。

 

通常のポップスを歌うのならこの声でも良いで

しょうけどロック、やメタルを歌うにはパワー

も音の鋭さも足りない。

 

なのでロック、ヘヴィメタルを歌う際にはここ

からさらに音色を加工していく必要性がありま

す。

 

ここで必要になってくるのが声帯の閉鎖筋群で

す。

 

これね・・・

 

実は僕も昔、一緒にバンドやってたヴォーカル

の人に指摘されたことがあるんです(笑)

 

「Kさん、声帯をもっと閉められないとメタル

歌えないよ。」

 

ってね。

 

あれは悔しかったなあ・・・

 

けどこの声帯を閉めるって話って実はプロの方

々もよく言及されてます。

 

小野正利さんやCHAGE&ASKAの飛鳥さんは高

音域発声について

 

裏声を強く出す感覚

 

とおっしゃってますね。

 

あとAcid Black CherryのYASUさんも

 

頚椎損傷して以来、以前のような

強い声が出せなくなった。

 

と、非常に残念な発言をされてます。

 

また復活してほしいですよね。

 

 

多分、探せばもっと沢山こう言った証言は出て

くると思いますけどこれくらいにしておきまし

ょう。

 

本題はここから。

 

これ、どちらも

 

 

声帯閉鎖の話をされて

るんです‼️

 

 

閉鎖筋肉群は下図の

 

a)内甲状被裂筋

h)横被裂筋

 

がそれに該当します。

 

 

中音域から高音域は裏声で必ず出しに行くんで

すが、それでは地声のようなパワーは出ません。

 

ミックスボイスであればある程度閉鎖はします

がある程度じゃ足りないんです。

 

ギッチギチに声帯を締めて声門を閉鎖させてそ

こから鋭く息を噴き出すことで裏声がまるで地

声のような性質の声に化けるんですよ。

 

極論、ミックスボイスもこの方法で説明できち

ゃいます。

 

共鳴腔の位置も関係してくるので閉鎖筋群のみ

とは一概には言えませんがあながち間違いでは

ないはず。

 

この時、喉には相当に内圧が上がっているよう

な感覚があります。

 

擬似体験をしたい場合ですが・・・

 

地声ハミングがもっとも近い状態を作り出せま

すね。

 

できる方はhiA、hiB、hiCあたりでやってみて

ください。

 

 

頭の血管が切れそうになるくらい喉に圧がかか

りますよ(笑)

 

ただ、この練習はボイトレの中ではかなり高強

度のトレーニングなのでやりすぎは禁物です。

 

すぐに筋肉がへたってきます。

 

慣れないうちは一日数分に留めましょう。

 

あと、ハミングが間違っている場合もあるので

できれば信用できるトレーナーに聞いてもらい

つつやるのがよろしいかなと。

 

安全に育てる場合はベルカントの流儀ではメッサ

・ディ・ヴォーチェというメソッドがありますが

非常に単純なフレーズでの音の増減をを何年も反

復練習して身に付けていたって話ですから・・・

 

もうちょっと早くしたいですよね。

 

色々、試した結果ですが中高音域でも小声で歌え

るようにする練習はかなり効果が高いです。

 

中高音域って裏声で出しに行くと結構な声量が出

せるんですが逆に小さく出すのって凄く難しい。

 

この時、共鳴腔を鳴らしに行かず、声帯のみで音

を練り出しに行くと声量を抑えられますし閉鎖筋

肉群にかなり効きます。

 

で、この声量を抑えた状態でもある程度歌えるよ

うにして行くと、共鳴腔を解放した時に非常に楽

に高音域が鋭い音色で取れるようになります。

 

これは高音域に限らず中低音域でも有効ですね。

 

中低音域ではそこまで内圧は感じませんが共鳴

腔を高音域と一致させるのには役立ちます。

 

ただこれも高強度の練習なので慣れないうちは

短時間に留めてください。

 

 

では、本日は以上です。

 

皆様も、どうかご自分に合った良い先生を見つ

けてください。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

あ、そうそう。

 

僕の教室にご興味ある方は下記連絡先までご相

談ください。

 

今の所、数名程度でしたら空きはありますので

 

 

別の仕事もしておりますのですぐの返信は難

しいですがますがなるべく24時間以内には返

信いたします。

 

Mail:chacha.leo.5656@gmail.com

LINE:chachaleo0124