セルフケアを学んで、家族としてできること | さいたま市(中浦和・西浦和から徒歩12分)さとう式リンパケアセルフケアのプライベートサロン「クオーレ」

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さとう式リンパケアは、揉まない・押さない・引っ張らないで
全身のリンパの流れを促し、誰でも笑顔になれる健康美容法です。

セルフケアで100歳まで自由に生きる!

どんな付加価値を付け加えますか?」
※1日1問答えるだけで理想の自分になれる365日の質問より



11月27日以来経鼻経管栄養だった母が
昨日おせんべいを食べました。
この3か月間、全く食べるという行為を
していませんでした。



もともと急性硬膜下血腫・脳挫傷で
左の脳が損傷してしまい
言葉がほんの少ししか言えない状況で介護5。
車いすに座っていることはできましたが
食事は全介助で柔らかい物や刻み食でした。



その上11月に脳梗塞を起こしてしまい、
右半身が全く動かなくなり、
言葉も全くでなくなり、
栄養も経鼻経管栄養となってしまったのです。
上の写真はその脳梗塞を起こす少し前のものです。



多少体位を変えようとからだを動かすことと
体調が良いとうなずいたり、
目で人を追ったりすることができました。



口腔ケアはお願いしていましたが
少し前に口から食べるのはどうですか?
と医師に確認したところ見立ては✖でした。



ところが昨日妹が
おせんべいを見せて興味を示すかどうか、
あわよくば舐めてみるとかできるかなと思って
やってみたところ予想に反して
ガッツリ食べにきたのです。



初めの一口は小さかったのですが、
次もそのくらいと思っていたところ
全部持っていかれて
慌てて回収しようとしたけれど
間に合わなかったのです。



食べた後少しせき込みましたけれど
ちゃんと咀嚼して、飲み込みました。
食べることを忘れていませんでした。



この3か月間、
残った機能は呼吸と左側の上半身の動きでしたので、
呼吸が浅くならないようにする。
舌位を上げる。
咀嚼筋を緩める。
そしてこれ以上からだが固く縮まないよう

ケアをしてきました。



具体的には
顔のブラシケア
鎖骨・首回りのケア
大胸筋を緩めるケア
足指ワイワイ
などです。



特に鎖骨や首回り・大胸筋はやさしくなでることで
筋肉が緩み、呼吸がしやすくなります。

なでながら、顔を近づけて私が呼吸をすると
一緒に合わせて呼吸をしようとしているように見えました。



また大胸筋など胸のケアは寝たきりで
胸がつぶれてしまっていたので、
なるべく胸腔が筒になるようにケアしていました。



ブラシで顔をはやさしくなでることで
咀嚼筋をゆるめ、口腔が広がります。
また唾液が出るのを促すためにおこないました。



足指ワイワイは、歩くことはできなくても
足指をケアすることで、舌位があがるのを
私は体感しています。
舌位が下がると口呼吸になってしまうので、
鼻呼吸を維持できるように
口腔が狭くならないために行いました。



さとう式リンパケアの考え方の中に
すでにある機能を働けるようにするというのがあります。
母のようにどんどんからだの機能が失われる
方向にあっても
今持っている機能が働けるよう
最大限のケアをする
ということです。



何か他の装置を着けるとか
薬でなんとかするということではなくです。
もちろんそういうことが必要な時もあるかと思いますが、
毎日、管からの栄養補給だけで生きている状態であっても
何かしらできることをしていく。



これが家族としてできることで
私はとても良かったと思っています。
セルフケアを学んだことで
自分だけでなく
目の前の母に手をかけてあげられる。
それも理論を知り、
その先にあるイメージを持ちながら

ケアできることに今は幸せを感じています。



セルフケアをすると
からだの生きる力を感じます。
まずは、自分のからだのからです。



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