カメラのはなし(パート34 ‐ニコンD40X 中編 各種性能検証編‐) | ニッコールのおきらくブログ

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投稿ペースはまちまちですので気長にお待ちください。

 

 

どうも、NIKKORです。

D40X特集2回目です。

 

まだ前編を見ていないという方は、下記リンクからぜひご覧ください!↓↓

 

 

そして今回は、各種性能検証を行っていきます。

もちろんD60との比較もするよ…

 

 

と、いうことで、本編へどうぞ…

 

 

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検証〈仕上がり設定〉 

はい、毎度おなじみの検証コーナー、まずは仕上がり設定です。

 

 

今回の検証は、D40Xと後継機のD60で比較していきます。

センサーは全く同じものを積んでいますが、この2機種で描画の差は果たしてあるのか…

 

なお、前回のD5100同様、D60の検証用の写真は新しく撮り直しました。

 

【検証条件】

使用レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR

焦点距離:105㎜(35㎜換算:158㎜)

絞り:f/6.3

シャッタースピード:1/160

ISO感度:ISO400

露出補正:±0段

ホワイトバランス:AUTO

アクティブD-ライティング(D60のみ):しない

カラー設定:MODE IIIa(初期設定)

ストロボ:YONGNUO SPEEDLIGHT YN560 III

発光設定:マニュアル発光 

光量:1/4

記録画質:12bit圧縮RAW→JPEGへ等倍圧縮→ブログ用に約2MBへ圧縮。

 

上記の条件で比較していきます。

 

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〈仕上がり設定:標準〉

まずは、D40X「標準」です。

相変わらずの濃度がある色合い、黒は黒、白は白としっかりとしたコントラストがあります。

 

そしてこちらはD60の標準ですが…

 

ほぼ同じ写りといいっていいでしょう。

ただよく目を凝らしてみると、若干白色の色味が違う気もします。

 

ただ本当に微妙なので、もしかしたら環境や個体差の可能性も捨てきれません。

 

〈仕上がり設定:ソフトに〉

D40Xの「ソフトに」です。

先ほどよりも色の濃度は抑えられました、実際の色味(自然色)に近い印象ですね。

輪郭強調もほんのりと柔められています…

 

D60の「ソフトに」です。

一見同じような移りに見えますが、髪の毛や手持ちのマイクをよく見てもらうと、D40Xより若干明るめの色になっています。

 

ADLは切ってるはずですし、条件も極力合わせてるはずなんですがねぇ…

 

〈仕上がり設定:鮮やかに〉

D40Xの「鮮やかに」です。

前回のD60編で検証した結果では、顕著な色の変化を確認できたのですが、今回は標準との明確な違いは確認できませんでした。

 

撮影ミスを疑ってカメラに残っているRAWファイルも確認はしてみたのですが、やはりしっかり鮮やかに設定で撮っています。

 

もしかしたら赤一色では色の変化に気づきにくいのかもしれません。

 

これは今後要検証ですね…

 

D60の「鮮やかに」です。

先ほどの「ソフトに」同様、D40Xより黒が明るめに出ますね。

 

〈仕上がり設定:より鮮やかに〉

D40Xの「より鮮やかに」です

文字通り「鮮やかに」からさらに彩度・濃度共に上がっています。

輪郭もしゃっきりしていますね。

 

D60の「より鮮やかに」です。

基本的にD60はD40Xより輝度が一段階高めに出るようです。

 

基本的にカスタマイズ設定はいじらずデフォルトで撮っています。

 

〈仕上がり設定:ポートレート〉

D40Xの「ポートレート」です。

基本的には標準に近い色合いですが、輪郭強調は標準より幾分落とされています。

 

D60のポートレートです。

先ほどとは違い、D40Xとの変化はほとんど感じません。

明るさに関しても似通った表現になっています。

 

〈仕上がり設定:白黒〉

D40Xの「白黒」です

これといって不自然な点はありませんね。

 

最後はD60の「白黒」です。

やはりD40より若干明るいですね、僅かな階調表現の違いを感じられます。

 

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検証〈高感度性能〉 

続いて高感度性能の検証です。

 

ISO100~1600(一段ステップ)とHi1をすべて比較します。

 

〈ISO100相当〉

最初はISO100相当です。

 

ノイズは非常に少なく、解像度も十分にあります。

 

〈ISO200相当〉

お次にISO200

 

等倍ではわかりませんが、30倍ほどに拡大すると若干ISO100相当よりノイズが出ています。

 

どちらにしろ、ディティールはしっかり保たれています。

 

〈ISO400相当〉

ISO400相当です。

 

約10倍程度に拡大する顕著なノイズが見られるようになります。

特に顎下付近の陰になっている部分がわかりやすいかと…

 

ですが、まだまだ実用できる範囲です。

 

〈ISO800相当〉

ISO800相当です。

約3倍ほど拡大した時点で、はっきりとした偽色の発生が確認できます。

画質を気にする方であれば、この辺りを限界とするのがよさそうですね。

 

〈ISO1600相当 ※常用最大〉

常用最大感度ISO1600相当です。

 

等倍表示でもしっかりと偽色の発生が確認できます。

 

特に寝巻の帯と、ご立派な果実((ゲフンゲフン… の間にできた影付近は、ノイズが顕著に確認できますね。

(※当人酒は入ってますがいたって健全ですよ)

 

ですが、ノイズの出方的にはそこまで嫌なほどギラギラしているわけではないので、ある程度の画質劣化を割り切って使ってみるのも場合によってはありかなとも思います。

 

どちらにしろ、言われたほどノイズ耐性は問題ないですね。

 

〈ISO Hi1 拡張感度※ISO3200相当〉

最後は拡張感度ISO Hi1(ISO3200相当)です。

 

黒髪や尻尾などのほかに、肌や服全体にもザラツキが発生していて、少々ディティールの劣化が見られます。

 

D40から単純計算で1.7倍の画素数アップですので、その分の素子密度の低下が顕著に出ているのでしょう。

ただD40を保有したいない以上断定はできないので、近いうちにD40も用意できるようにしようと思います。

 

ということで、高感度ノイズの検証でした。

 

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おまけ〈ホワイトバランス〉 

おまけ的な何かですが、D40Xとプリセットされているホワイトバランスの写真を載せておきます。

 

〈WB:AUTO〉

 

〈WB:電球〉

 

〈WB:蛍光灯〉

 

〈WB:晴天〉

 

〈WB:フラッシュ〉

 

〈WB:曇天〉

 

〈WB:晴天日陰〉

 

以上、おまけのコーナーでした。

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  あとがき

はい、D40X特集の中編、今回は各種基本性能の検証を行いましたが、いかがでしたでしょうか?

 

予想以上にD60と同じところが多かったですね…

まぁ発売時期も10か月ほどしか変わらないので、あまり大きな変化はないのも仕方はないでしょうけど。

 

もうちょっと変わり映えのある写りを期待してましたが、高望みしすぎです。

 

 

そんな感じで、次回はニコンD40X特集の最終回。

 

各種作例を見たあと総評としたいと思いますので、乞うご期待。

 

それでは…

 

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