どうも、NIKKORです。
ということで個人的ニコンカメラ探訪の中編です。
前編をまだご覧になってない方は、ぜひ下のリンクからジャンプしてご覧になってくださいね。↓↓↓
それでは中編レッツゴー
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Nikon D300
中編最初のカメラは、毎度おなじみDXフォーマットの名機D300…
2007年11月発売の初のNikonDXフォーマット機。
それまでNikonはAPS-Cモデルのみを扱ってきましたが、Nikon初のFXフォーマット機であるD3と同時に発売されたD300は、DXフォーマットの最上位機種という位置づけで発売され、至る所でD3と共通のシステムを採用しています。
D300の詳しい解説は、下記のブログを是非↓
メディアはコンパクトフラッシュです、エイシンフラッシュじゃねぇぞ?
容量は32GBまで対応です。32GBのCFが初めて出たのは翌年の2008年ですが、D300でもしっかり使えるようで…
なお64GB以上のはエラーを吐いて認識しないようです。
自分はTranscendの133X 16GBを使ってます。
メインのSDはSanDiscですが、SanDiscのCFは結構いいお値段がするので、CFは信頼性とコストパフォーマンスが高いTranscend一択です。
その下の2GBはD100用です。D100って推奨2GBで、4GBも使えなくはないらしいけど、あんま御老体に無理はさせたくないしね…
作例
NikonD300+AF‐S DX NIIKOR 55‐300㎜ f/4.5-5.6G ED VR
f/5.6 1/4000 ISO200 晴れ WB:AUTO 露出補正:±0段
焦点距離:220㎜(35㎜換算:330㎜)PC:ビビット(カスタム)
アクティブDーライティング:しない
羽田空港で撮ったロコンジェット北海道。
個人的にはこっちのノーマルロコンより、反対側のアローラロコンの青塗装のほうが好きかな?
ピクチャーコントロールはビビットにしています、というのも、CMOS勃興期の製品であるD300は、スタンダード設定は結構薄いです。
人肌を撮るときはそれでもいいとは思うんですけど、メカ相手且つ柄物を撮るとなると何とも味気ないですからね。あとCCDみたいな色合いが好きってのもあるけど。
NikonD300+AF‐S DX NIIKOR 55‐300㎜ f/4.5-5.6G ED VR
f/5.6 1/5000 ISO200 晴れ WB:AUTO 露出補正:±0段
焦点距離:200㎜(35㎜換算:300㎜)PC:ビビット(カスタム)
アクティブDーライティング:しない
個人的はピクチャーコントロールはビビットで、そこからさらにカスタムで輪郭協調を+2、色相と彩度を+1、明るさをー1くらいにしてやるとCCDっぽい色合いになっていい感じです。
NikonD300+AF‐S DX NIIKOR 55‐300㎜ f/4.5-5.6G ED VR
f/5.6 1/60 ISO2500 晴れ WB:AUTO 露出補正:±0段
焦点距離:55㎜(35㎜換算:82㎜)PC:ビビット(カスタム)
アクティブDーライティング:しない
上大岡駅前を走るジェイ・バスボディの京浜急行バス…
個人的な感想ですが、ホントよく撮れたなぁ…と。
ISOを2500まで上げて撮影していますが、想像以上にキレイです。このブログ用に圧縮する前に全体表示にしてみてみたんですが、それでもノイズは良く抑えられているなと感じました。
個人的にはISO1600辺りまでなら全然使ってもいいかなぁ…
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D300に対する個人的感想
①『デカい』『重い』『五月蠅い』…それでもコイツと一緒に撮りたくなる、不思議なカメラ。
ボディー単体の重さは825グラムで、自分がメインに使ってるD7100のボディー単体の重さより重いです。
バテグリ付きのD7100からD300に持ち替えたとき、大きさの割に鉛のような重さで毎回びっくりしますね…
横幅もD7100より若干長く情報表示の肩液晶もD7100の2回り以上大きいです。
そしてシャッター音もものすごく大きい、D100、D80、D60までは比較的大人しめな小気味よい音でしたが、D300はバシャバシャと大きい音なので、持ち前の快速性能も相まってまさに「プロの欲求に応える漢のカメラ…」といった印象です。
ただ、オタクってのはこういうのに惚れちゃうんですよね…
重く、デカく、五月蠅く、D300はロマンです。
②姉妹機「Nikon D300S」
(画像:ニコンイメージング)
D300発売から約9か月後、姉妹機となるD300Sが発売されました。
快速性能に磨きがかかり、約10日前に発売されたNikon D90にて初搭載された、動画撮影機能「Dムービー」も搭載されています。
ニコン公式の話によれば、どうやらD300と画質面は全く同じらしいですが、レビュー等の情報によると暗所でのノイズ性能が若干上がっているかも…とのことです。
勿論公式の情報ではないし、実際使い比べたこともないので何とも言えませんが。
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Nikon D90
お次はD90…
2008年9月に発売されたカメラです。
前編でも紹介したNikonD80に後継機種として発売されました。
ちなみに、D二桁シリーズ最後の製品です。
D90に関してはブログでは全く上げてませんでしたが、この中編アップ後にD90オンリーのレビューブログをアップしますので、ぜひそちらにて見ていただければ…ということで。
今回は解説しまくるとD90オンリーの解説時にネタがなくなってしまうので、作例の解説は今回はせず、機能面のみを軽めに紹介します。
(画像:デジカメWatch)
センサは新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、画素数は前モデルのD80の1020万画素からD300と同等の1230万画素にアップしました。
大きさや形は、前モデルのD80とほぼ同じ
重さはD80の約585gから35g重くなり約620gとなります。
個人的にはまだまだ重くても全然行けますけどね。D800はボディー単体でも1kgありますから(感覚麻痺)
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D90に対する個人的感想
もうちょっと作例を増やして細かく検証すべきだった…
D90は、一応最低限モノ申せるぐらいには使ったのですが、作例が鉄道写真に偏っていているので、航空写真とかも色々含めて軽く使い倒してから売ればよかったなの思っています。
そもそも売り飛ばしたのが間違いだった…
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Nikon D800
中編最後に紹介するのは、NikonD800です。
2012年3月22日発売された、Nikonのフルサイズ機で、自分が保有してきた中では唯一のフルサイズ機でもあります。
(画像:ニコンイメージング)
衝撃、36.3メガピクセル。
その名の通り、これまでは中盤カメラでもなければ実現しえなかった3000万画素オーバーの画素数を、この時代にいち早く実現したのが、このD800です。
D800には、従来通りローパスフィルタを内蔵したモデルであるD800とローパスフィルターの機能をオフにすることで、レンズの解像力を生かすことのできるローパスフィルタレスのD800Eの二機種が登場しています。
重さはボディ単体で1kgジャスト
バッテリーグリップ(内訳MB-D12+EN-EL15ホルダー MS-D12EN)、EN-EL15×2個、D800付属のストラップを含めた総重量は約1.5kgにもなります。
そこにレンズも含めてみます。自分が持っているレンズの中では重量級の「Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S」を上記内容と合わせたときの重量は約2.7kg。
自分が持っている中で一番重い「SIGMA APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM」を付けた場合だと、なんと約3.34kg!!
そりゃあ同じ会社から出てる250万の某高級エビフライ(レンズ単体で15.7kg)に比べりゃ見劣りすることは確かですよ。
でも、この構成、男性は出来たとしても女性や子供が携帯できるような重さじゃないです。はい…
(画像:ニコンイメージング)
背面のインタフェースや部品の一部には、当時のフラグシップ機であるD4と同じものが使われてているなど、高画素モデルとしの機能は抜かりありません。
更に、3000万画素越えを誇りながら、当時としては異常ともいえる秒間4コマの連写性能を有しており、当時の4000万画素近辺の中盤カメラが軒並み1コマ秒と考えると、「お前マジどういうカラダしてるんだオイ」状態です。
しかもこれ、EXPEEDを2発積んでるとかそんな特殊なことはせず、EXPEEP3一発で処理しているらしい…
噂だとEXPEED2の22倍の性能があるEXPEED3とは言え、D800お前マジでナニモンだよ…()
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作例
NikonD800+AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D
f/6.3 1/800 ISO100 晴れ WB:AUTO 露出補正:±0段
焦点距離:300㎜
初夏の陽気となった6月の中頃、アローラロコンが描かれたB767が一足早い夏空へ飛び立つ…なんて感じの写真。
古い世代のレンズなので仕方ないとは思いますが、やはり色収差によるディティールの悪化は出ています。
ただ、まだ見れないことはないですね…
NikonD800+Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S
f/4 1/500 ISO125 晴れ WB:AUTO 露出補正:±0段
焦点距離:200㎜
D800を受け取って初めて撮った編成写真です。
…正直、拡大したときに「あれ?思ったよりショボい…?」と思ってしまいましたが、やはりローパスフィルタが邪魔している感はありますね。
自分が持ってるD7100(ローパスレス)と思ったほどの質感の違いは感じられませんでした。
勿論、D7100より単純に画素が増えているので、その点での優位性は確かにありますが、こうも反応に困る写りなのか…
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D800に対する個人的感想
驚異的な画素向上の裏には、隠せない犠牲も…
D800は、発売時期だけを考えてみれば、正直「無謀」ともとれる画素向上を行った野心的なカメラです。
D800発売時点でのニコンの機種展開は…
FX低画素フラグシップにはD4(1620万画素)
FX高画素フラグシップにはD3X(2450万画素)(なおD800の発売をもって2012年3月にディスコン)
FXハイミドルにはD700(1210万画素)(※なお電気用品安全法改正により、国内向け出荷販売は2011年11月20日をもって終了)
DXフラグシップにはD300S(1230万画素)(※こちらも電気用品安全法改正により、国内向け出荷販売は2011年11月20日をもって終了)
DXハイミドルにはD7000(1620万画素)
DXミドルにはD5100(1620万画素)
DXエントリーにはD3100(1420万画素)
ご覧のようなラインナップですが、一番画素が多くてもD3Xの2450万画素です。
このような構成の中で、いきなり3630万画素を引っ提げてやってきたD800は結構無理をしています。
というのも、Nikonの関係者の噂によれば、「現時点で2世代先を見越した画素数」を想定し開発したとのこと。
D700と同じ時期に発売されたCanonのEOS5D Mark IIが2110万画素で発売されたということもあり、もしかしたら煮え湯を飲まされたニコンは相当悔しかったんだろうなと……まぁそれはオーバーすぎるか()
(画像:Nikon Rumors)
んで、このセンサー、いったいどこが作ったんだと調べてみたら、やはり天下のソニーらしいです。
余談ですが、デジカメinfoのコメント欄に
ーーSONYが特注で撮像素子の設計、生産に応じる体制になっているとすればその製造ノウハウがどんどん蓄積されていきます。
今後どのメーカーも撮像素子ではSONYに追いつけなくなるかもしれません。 もしかするとSONY以外の全社に供給ということになるかもしれません。ーー
と書かれていましたが、まさにそうなってしまいましたね…
センサーの世界シェアは現時点でソニーが世界第一位で、なんと2023年現在の世界シェアは42%らしいです。
…話が脱線しましたが、やはり問題として顕著に出ているのは、ノイズ問題です。
D800の画素ピッチは、4.88μmで、対するEOS5DMarkIIは6.25μm(μm=10の‐3乗mm)なので、やはり画素ピッチは同年代の機種と比べて明らかに狭いです。
しかも、D3Xは画素を2450万画素に上げる代わりに、常用ISO感度を1600まで下げていますが、D800は3630万画素に対して常用ISO6400、拡張だとISO25600までです。
本当にトチ狂ってやがる。
無加工(7360×4912px)ISO1600
2400万画素相当に拡大(6000×4000px)ISO1600
1200万画素相当に拡大(4000×3000px)ISO1600
この狭い画素ピッチのせいか、少し拡大するだけで砂状のカラーノイズが発生してしまいます。
これに関しては仕方ないとしか言いようがないですが、Nikonが見栄を張らなければこんなことにはならなかったんじゃない…とも思います。
個人的にはISO1000辺りまでなら許せる画質でした。
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あとがき
さて、いかがでしたでしょうか?
結構足早に解説したおかげで、雑になっているところもありますが、どうかご容赦を…
後編では、残るD7100とD5600について解説しますが、その前に一つD90単体の解説回を挟む予定ですので、そちらもぜひお楽しみに。
それではまた…
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管理人のおすすめ!!
訂正
2024.5.1 21:58
ニコンD700の有効画素数に誤りがありました。
誤:1230万画素
正:1210万画素
お詫びして訂正いたします。