どうも、NIKKORです。
今回は、前回言った通り、NikonD90オンリーの回です。
前置き考えるのも面倒なんで、早速行きましょう。
_____________________________
Nikon D90
ということで、NikonD90です。
D2桁シリーズ最後の製品として、2008年9月19日に発売したニコンDXフォーマットのミドルクラス一眼レフカメラです。
今回もおなじみハードオフ横浜金沢富岡店様にて購入させていただきました。
購入は昨年のちょうど今頃(2023年5月2日)です。
値札は案の定撮り忘れていましたが、確かボディーのみで19,800円くらいだったかと…相場より2~3,000円ほど安かったです。
ちなみにジャンクではなく中古です、ジャンクカメラボディーは壊滅的だったので、諦めました。
_____________________________
Nikon D90 概要
――溢れる表現力は、革新的な躍進を遂げた。
――D90は、ニコンDXフォーマットの頂点に位置するD300の高画質・高性能を、軽量・コンパクトボディーに凝縮。さらに「動画」というまったく新しい表現力も手に入れた。すべては、撮る楽しさ、面白さを追い求める、あなたのために。
(D90カタログより引用)
2008年9月19より発売された、ニコンDXフォーマットのミドルレンジ機種。
前年11月に発売され、数多くのユーザーから高い評価を受けた名機、D300の画質性能を軽量・軽量ボディに詰め込んだカメラ…
主なスペック
・型式
レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
・マウント
Nikon Fマウント
・イメージセンサ(有効画素数)
Nikon DXフォーマット CMOSセンサ
(有効1230万画素)
・シャッタースピード
30秒~1/4000秒 Bulb X250
・ISO感度
ISO200~3200
ISO200に対し、0.3、0.7、1段分(ISO100相当)の減感ISO3200に対して0.3、0.7、1段分(ISO6400相当)の増感
感度自動制御機能付き
・記録メディア
SD・SDHCカード
・ファインダ
アイレベル式ペンタプリズム使用一眼レフレックス式ファインダー
視野率…上下左右ともに約96% 視度調節機能…約-2~+1m-1
倍率…約0.94倍(50mmF1.4・∞)
・AF
TTL位相差検出方式:フォーカスポイント51点(うち、クロスタイプセンサー15点)、マルチCAM 3500DX オートフォーカスモジュールで検出、AF微調節可能、AF補助光(約0.5~3 m)付 |
・レリーズモード
単写、連写、セルフタイマー、リモコン
Hi 4.5コマ/秒 Lo 4~1コマ/秒
外観
外装は、前モデルのD80とほとんど変わりません。
前面です。
マウント下部左には、D60や、D60の下位機種的立ち位置であるD40にはなかった、AF駆動用の歯車がありますので、DタイプニッコールもAFが使用できます。
左:D90 右:D7100
ニコンD7100との比較ですが、D7100よりは気持ち一回りくらい小さい印象。
D90は、全体的に曲面多用のデザインですが、D7100は直線的なデザインとなっています。
次は背面…
液晶はD80では2.5型のTFT液晶モニターでしたが、D90では3型の92万ドットの高精細液晶となり、ようやくまともに使えるレベルの大きさと見やすさになりました。
左:D90 右:D7100
D7100との比較です。
基本的には似たようなキー配置ではありますが、画像再生ボタンやライブビューボタンなどの位置が若干異なります。
背面液晶の情報画面は、明らかにD7100のほうが多いですね。
ここら辺も年代的な差がありますね。
最後は上部です…
左側はモードセレクタ、右側には情報表示パネルとシャッターとオンオフ・液晶バックライトのセレクタ、測光モード、露出補正、レリーズモード、AFの各ボタンが配置されています。
前モデルのD80と配置的には同じです。
(画像はD5100にMC-DC2を差し込んだ例)
シャッターボタンはレリーズケーブル非対応ですが、ボディー左側にあるアクセサリターミナルにリモートコードMC-DC2を差し込むことで、リモート撮影が行えます。
このMC-DC2…あると何かと重宝しますからおすすめ、そんな高くないし…
左:D90 右:D7100
D7100の比較ですが、ボタンはD7100より多いです。
しかし、D90ではボタン式だったレリースモードは、左のレリーズセレクタの下部に移されたり、そもそも各機能がFnボタンで呼び出すタイプとなり、独立したボタンが減った感じです。
D90のモードセレクタ―はロック機構を持たないものですが、いつの間にか勝手に動いてしまうことがあったため、D7100からプッシュ式のロック機構が追加されています。
_____________________________
ピクチャーコントロール
ここからはピクチャーコントロール検証です。
【検証条件】
使用レンズ:AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
焦点距離:55㎜(35㎜換算:82㎜)
絞り:F/5.6
シャッタースピード:1/200
ISO感度:ISO400
ストロボ:YONGNUO SPEEDLIGHT YN560 III
発光設定:マニュアル発光
光量:1/32
アクティブD-ライティング:しない
記録画質:RAW→JPEGへ等倍圧縮→ブログ用に2MBへ圧縮
上記の設定で撮影を行いました。
<ピクチャーコントロール:スタンダード>
こちらはピクチャーコントロール:スタンダード…
この色合いを基準に比較していこうと思います。
<ピクチャーコントロール:ニュートラル>
こちらはニュートラル。
色調が抑えられて全体的に色が薄くなりました。
シャープネスも若干落とされ、輪郭の描き方も柔らかくなっていますね。
<ピクチャーコントロール:ビビット>
ビビットです。
ニュートラルよりもカラフルになり、輪郭も引き締まっています。
それでもCCD機よりかは幾分落ち着いてますね。
<ピクチャーコントロール:ポートレート>
ポートレートです。
スタンダードから輪郭協調だけが強くなった感じですね。
まぁポートレート向きですから…
余談ですが、上位機種のD300とD3では、最初からポートレートは使用できず、Nikon公式サイトから専用のexeファイルをダウンロードし、CFカードまたはUSB経由で追加する必要があります。
ニコン公式の配布サイトは今では消されていますが、ウェイバックマシン経由で当時のサイトのアーカイブにアクセスすれば、現在でも導入可能です。
《ダウンロードリンク》
※ただしニコン公式ではすでにサポートを終了していますので、行う際はくれぐれも自己責任でお願いします。損害等が発生しても当方では一切責任を負いません。
<ピクチャーコントロール:モノクローム>
モノクロームです。
D300と比較してみると若干薄くなったかな?
毛髪の部分がD300の時も薄い色表現になっている気がします。
<ピクチャーコントロール:風景>
最後は風景です。
色合い的には変わらないですが、若干スタンダードより輪郭が柔らかいような気がします。
これに関しては風景写真を撮って見比べないとわからない気がしますが、それはもうかなわぬこと…
ちなみに、ポートレート同様、風景もD300とD3ではオプション扱いです。
_____________________________
作例
ここからは作例のお時間です。
時期的にまだ旅客機写真には本腰を入れてない時期なので、基本的には鉄道写真ばっかです。
それでは参りましょう…
NikonD90+AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D
f/5.6 1/640 ISO不記載(おそらくISO200?) WB:AUTO 晴れ 露出補正:±0段 焦点距離:300㎜(35㎜換算:450㎜)
屛風浦駅で撮影した夕方上りのC特急。
割と露出アンダーになってしまっていますが、D90の液晶ではちょうどよく写っていたので、信じ切って撮影してみたらやらかしました。
この頃の液晶はまだ発展途上でしたから、仕方ないです。
あと、ISO不記載と書いてありますが、マジで不記載です。なぜかこの時撮った写真はExif情報にISOの情報が残ってないんですよね。
これ以降に撮った写真はちゃんと常用感度の範囲内であれば、ISOの情報乗ってたんですけど…なんでだったんだろ。
NikonD90+AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D
f/5.6 1/60 ISO800 WB:AUTO 晴れ 露出補正:±0段
焦点距離:40㎜(35㎜換算:60㎜)
600形の運転台です。
ISO800で撮影していますが、1/60秒且つ割と明るい所から撮ったので、ノイズはあれど嫌な写りではありません。
そもそも、D300のISO2500が割と健闘していたので、ISO800位であれば気にせず使えるレベルであるのは必然なのかもしれませんね。
NikonD90+Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S
f/2.8 1/320 ISO2000 WB:AUTO 晴れ 露出補正:±0段
焦点距離:200㎜(35㎜換算:300㎜)
ISO800であれだったので、期待を込めてISO2000で撮ってみましたが……
前言撤回。
ノイズで色がおかしくなってます。
でもよくよく考えたら光源がほぼないからそりゃこうなるか…
NikonD90+SIGMA APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM
f/6.3 1/400 ISO800 WB:AUTO 晴れ 露出補正:±0段
焦点距離:500㎜(35㎜換算:750㎜)
SIGMA APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSMとの組み合わせで、月を撮ってみました。
テレ端500㎜(35㎜換算750㎜)で撮影しています。
想像以上の写りしやがりますねこの野郎。
アップで見るとちゃんとクレーターとかも見えるんですよ、16年物のくせになかなかやりおる…
_____________________________
あとがき
さて、駆け足でD90について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか…
今回はあまり調べきれてないところも多かったので、総評的なものを述べるのは控えさせていただきますが、強いて言えばD300との共通性が多く、D300ユーザーである自分からしてみれば結構使いやすかったですね。
ただ、連写やノイズへの体制など、細かいところで見てばやっぱ廉価モデルだなというところもありました。
まぁほんとに廉価モデルなんだからそうだけどさ…
でも、いいカメラですよ、正直直ぐに売り飛ばさずみっちり使い込めばよかったと後悔していたりしなかったり…?
ということで、ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまた…次回は個人的ニコンカメラ探訪の最終回です。
多分…()
_____________________________
SNSリンク(フォローも是非!!)
・X(旧Twitter)
→NIKKOR(@NIKKOR_Ltd_Exp)さん / Twitter
→NIKKOR(ニッコール)(@nikkor_ltd_exp) • Instagram写真と動画
・YouTube
管理人のおすすめ!!
追記
2024.5.25 20:49
誤字を修正しました。