敦賀、小浜経由で京都綾部のシャガの花を楽しみに出かけましたが全くの不発で
久しぶりの美山町のかやぶきの里へ急遽変更でした。
美濃地方にもかやぶき(又は麦わらぶき)の家屋が多数残っていますが、
材料を確保するのも難しく、職人さんもいなくなり、殆どそのままトタンで
覆う家屋になりました。
約220年前(江戸時代)〜 150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が
多く残され、今も、50戸ある家屋のうち39棟が茅葺き屋根。
1993年12月8日に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
以降、「かやぶきの里保存会」や「有限会社 かやぶきの里」が集落の住民により
1993年12月8日に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
以降、「かやぶきの里保存会」や「有限会社 かやぶきの里」が集落の住民により
組織され、歴史的景観の維持管理、住民生活の保全が行われています。
田植えが終わったばかり、山々と緑に包まれた集落。
入り口本通り。
ふき替えられたばかりの家。
古い屋根には苔が生えたりしています。
白川郷と同じように放水銃が設置されています。
美山民俗資料館。定休日でした。
古い農機具などが多数保管されていました。
唐箕(とうみ)、籾殻や麦、豆類などを手回し風力で吹き飛ばし精選する農具。
左は味噌たる。上からみそ、下の口から醤油を取り出します。
子供の頃どこの家にもありました。
裏庭に山羊が3頭。乳を搾るのでしょうか。
鎌倉神社
どの家も家の廻りで野菜栽培をしておられますが、イノシシ、鹿害がひどいそうです。
小浜へ帰る国道山道にはトタン屋根の家が続き、更に山奥に入るとかやぶき屋根の
廃墟も多く見られました。どこもかしこも高齢化が進んでいます。
先に訪れた綾部のシャガの群生地。 今年は気候や猪害もあって少ないとは
調べておりましたが、本当に寂しい状態でした。
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