水芭蕉と言えば「夏の思い出」の歌で知られる尾瀬を思い浮かべますが、岐阜でも
近場の郡上市「ひるがの」の湿原に水芭蕉が群生しています。
標高900mほど、長良川の源流、分水嶺の地です。
1週間ほど早かったようで訪れる人は他にはありませんでした。
あやめ沢湿原。後方は残雪が見られるスキーのメッカで名高い大日岳。
葉の間から純白の仏炎苞(ぶつえんぽう)と呼ばれる苞(ほう)が開きますが、これは葉の変形
したもの。 残雪の中でも芽生える力強さと、この純白の美しさに惹かれ、私の最も好きな
毎回記載しておりますので以前からご覧頂いている皆様には恐縮ですが、東京に住まう頃
会社の登山同好会に誘われ尾瀬へ出かけましたが、水芭蕉はほとんど見られず、憧れの花に
なりました。
地元に帰って岐阜県中、TV取材をして巡りましたが、水芭蕉のことは聞き及びませんでした。
この地に水芭蕉の群生があることを知ったのはほんの10年ほど前でした。
ざぜん草、ミズバショウと同時期ですが湿地ではありません。僧が座禅をしているように見えることから
名付けられたもの。
雪山をバックにコブシ。
カタクリも群生しておりましたが、美濃地方に比べると小サイズです。
ミスミソウ
ヤナギ
岐阜県内で水芭蕉の咲く地として有名なのは他に、白川郷の奥の「天生湿原」と高山市朝日
「美女高原」です。
今回初めて近年整備された美女高原も訪れてみました。
株数は多いようですが景色に広大さがないのが寂しいところでした。
訪れていた方はやはり「夏の思い出」を口ずさみながら散策しておられました。
夏がくれば思い出す はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかにうかびくる やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が咲いている 夢見て咲いている
水のほとり
石楠花色にたそがれる はるかな尾瀬 遠い空
朝日からは残雪に覆われた乗鞍が間近。
美濃地方では鯉のぼりは見かけなくなりましたが、奥美濃や飛騨地方では多くの家に
鯉のぼりがはためいていました。
昔、私の実家の町でも各家が鯉のぼりを上げていました。
吹き流し、お父さん鯉のぼり、お母さん鯉のぼり、子供鯉のぼりで、子供鯉のぼりは男の子の数だけ、
二匹も三匹も付ける家もありました。
この季節になると一度は出会いたい水芭蕉です。
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