今、美濃地方は黄金色に包まれています。
稲のハツシモは美濃地方の岐阜、西濃地区で作られ、1950年(昭和25年)以来、岐阜県の奨励品種で、「幻の米」とも呼ばれることもある、岐阜を代表するお米です。
米粒の大きさは全国でも1、2を争うほど、 ご飯の見栄えが大変すばらしい。
子供の頃も、今も、家庭でも、商売の喫茶店でも地元のハツシモを使っており、端境期に新潟の
コシヒカリなどをネットで取り寄せたりしますが、やはり物足りません。お茶と同じで、採れた土地で
その土地の水で飲んだり、食べたりするのがベストなのでしょうか。

今では兼業農家が多く、今年は土日に雨天が多くて収穫が難しいと伺いました。
[実るほど頭を垂れる稲穂かな]

富有柿。 現在では、西日本を中心に各地で栽培され、甘柿で最も生産量が多い。
1857年(安政4年)、岐阜県瑞穂市居倉の小倉初衛が栽培を始めた御所系統の柿の木が
その起源。 ちょうど今から、果物屋さん、農協、郵便局などのギフト発送販売でにぎわいます。

松茸のシーズン。
子供の頃実家に松茸が採れる山があり、一家総出で松茸狩り、一度に持ち帰れないほど
採れたものです。
貴重な現金収入であったのですが、壊れたりして買い取って貰えないものはすべて
自家消費で、ありがたみもなく食卓に上がりました。
今では山はゴルフ場になってしまいましたが、この季節に故郷の松茸を一度は味わっています。
自家用ですので傷があったり不揃いのものがお値打ちです。

利平栗。他の和栗より甘みが強く、大粒が特徴。
1940年(昭和15年)、私の故郷、山県市大桑の土田健吉氏が作り出した品種で、今では全国に
知られるようになりました。 私の小、中の同級生の父上です。

栗きんとん と言えばほんの20年ほど前までは、おせち料理の砂糖で甘く煮たものしか
イメージして頂けませんでした。
東濃の中津川、恵那、八百津などで明治の初期に作り始められたと伝わる茶巾絞りで
栗形に仕上げた栗きんとんが今では全国に広められました。
岐阜、西濃地方でもほとんどのお菓子屋さんで9月から11月頃まで期間限定で作られるようになり、
東濃のものを含めて味の違いを楽しめます。

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