鞍馬貴船神社の後、一昨年大勢の観光で慌ただしく訪れた大原三千院へ再度
参詣しました。
傳教大師最澄(767~822)が比叡山延暦寺建立の際草庵を結んだのに始まります。
皇子、皇族が住職を勤めた門跡寺院です。

受付からまずは庭園「聚碧園」、江戸時代の茶人、金森宗和築と伝えられます。

庭園の美しさを楽しみながら抹茶を頂いて他の方々共々、ゆったりとした時間を過ごしました。

本堂から往生極楽院を眺める庭園「有清園」は苔に包まれた杉木立で知られます。

庭園から本堂


往生極楽院には阿弥陀三尊(国宝)があり、お堂に比べて大きい仏像を収めるため天井が舟形に
なっており、その天井には極楽浄土に舞う天女や諸菩薩が極彩色で書かれていましたが
煤に覆われて肉眼では確かめることが出来ません。
宝物殿に再現されています。

苔の庭園に配置されて苔に包まれたわらべ地蔵の微笑ましい姿、顔がなんとも穏やかで
癒やされます。


身の丈三メートルの立像観音様がお祀りされる観音堂。

鎌倉時代作と伝わる阿弥陀如来石仏。

三千院の北側に隣接する後鳥羽天皇、順徳天皇親子の大原陵。

承久の乱で北条義時により隠岐へ流刑にされた82代後鳥羽天皇、
佐渡で亡くなった順徳天皇親子が祀られています。
後鳥羽天皇の墳は十三重の石塔、順徳天皇は円丘です。
三千院と違って滅多に訪れてくれる人がありませんと、管理の方が色々解説して下さいました。


大原はもともと大原女で知られるように、京都へ持ち込む野菜や北山と並ぶ林業の山村で
観光客など訪れる地ではありませんでした。
そんな大原に観光客が押し寄せるようになったのは昭和41年、永六輔作詞
いずみたく作曲、デュークエイセスが歌った「女ひとり」がミリオンヒットしてからだそうです。
京都大原三千院
恋に疲れた女が一人
結城に塩瀬の素描(すがき)の帯が
池の水面にゆれていた
京都大原三千院
恋に疲れた女が一人
京漬物に使われる紫蘇の畑が広がる大原です。

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