白山も富士山・立山とならんで日本を代表する山岳信仰の対象として古くから人々の信仰を
集めてきました。
奈良時代に泰澄によって開かれた白山は,平安時代に入り修験道が盛んになると一般の人々にも白山信仰として広まり、禅定道と呼ばれる白山までの登拝道がつくられました。
白山の前宮と呼ばれた美濃市須原の洲原神社に参詣し,ついで,長滝白山神社に参ったあと,美濃禅定道を通り、長滝で体を清め、白山中居神社を参り本宮である白山に登るのが慣例となっていました。
上り千人、下り千人と言われるほどの参拝者であったと伝わります。
長良川沿い、現国道156号を奥美濃に向かい、禅定道の入り口が美濃市洲原の白山洲原神社。
今より約1300年前、元正天皇(女帝)の勅命により建造され、養老5年に竣工されました。
養老の名水に感激した天皇が養老に改元した頃です。
長良川を舟で上る人もあり、洲原の船着き場の上が洲原神社の山門でもありました。
さらに長良川沿いに進むと白山長滝神社。後述の長滝の名をとった神社。
1300年の歴史を誇り、毎年1月8日に奉納される「延年の舞」、「花奪祭」でも名高い神社です。
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-11746708997.html
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-11747988924.html
白山長滝神社のすぐ北隣が旧国鉄越美南線の終着駅「北濃」。
今は3セク「長良川鉄道」として営業されていますが、かねては福井と美濃をつなぐ
越美北線、越美南線として計画されたのが実現されずに終わってしまいました。
少し前、4月の桜の季節の画像です。
美濃禅定道沿い、日本百選にも選ばれる正ケ洞の棚田。
東海一の名瀑とも言われる 高さ60m 「阿弥陀が滝」。
長滝神社の銘のもとでもあり、白山信仰の霊場として、修行者達や多くの人々の沐浴、修行の場
として知られ、霊験あらたかな滝でもあります。
葛飾北斎の木曽路の奥 「阿弥陀が滝」として描かれています。
ごうごうと音を立てて水しぶきを放つ様は特別な感慨を覚えさせられます。

滝の裏には何時のものか、仏像や地蔵が多数祀られています。



滝道沿いには野の花々が群生。
猫の目草

ミヤマカタバミ

スミレ

以前訪れた白山中居神社


登山道入り口奥の国特別記念物「石徹白杉」、樹齢1800年と推定され、屋久島の
縄文杉が発見されるまでは日本最古とされた。

こちらから一度は白山登山をしてみたいものです。
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