天高く馬肥ゆる秋、美濃地方の秋の実り一番の季節。
黄金色の絨毯、稲刈りの最盛期、美濃地方ではハツシモが主流、コシヒカリなどに比し
米の粒が大きい品種です。
おいしいご飯が食べたくて米処、新潟、秋田八郎潟、千葉のこしひかりなど各地から取り寄せてみましたし、ショッピングセンターでも色々買い求めて試してみましたが、失礼ながら、こちらの水に合うのか誰もが当地産のハツシモが一番おいしいと言います。
お茶もですが、採れた地の水で食べ、飲むのが一番おいしいと言われます。
私が子供の頃は一家総出で稲刈り、ハサ掛けが普通でしたが、今ではすべて機械刈り、
刈りながら袋詰めしてライスセンターへ持ち込むという、昔からすると信じられないシステムです。
稲刈り機械も稲藁が欲しくて昔ながらに稲を刈るのみと言う機械もあり、ハサ掛け乾燥した
お米のおいしさはひと味ちがい、価格も高いと言います。
こちらは秋の味覚、甘柿を代表し、その色と味は万人が認める富有柿(ふゆうがき)。
今では和歌山、奈良など、日本中で栽培されていますが、発祥の地は1850年頃、岐阜の
瑞穂市であり、周辺の大野町、本巣市などは日本でも有数の生産量です。
少し早く、11月に入った頃が最盛期になります。
子供の頃食べ慣れ、見慣れすぎているせいか、私を含めギフトには使っても自分ではあまり食べない人が多いようです。高いものですと1個4~500円もします。
頂き物を社員や近所の方にあげようとしても、皆、結構ですと言われます。
梨の産地でもある大垣では、梨も同じよう扱いです。
一番の楽しみは松茸。
子供の頃には実家(山県市大桑)の山でたくさんの松茸が採れ、貴重な現金収入でもあり
一家総出で山で松茸狩り、宝探しをするような楽しいお手伝いでした。
一度に持ち帰れないほど大量に採れたものです。
折れたもの、割れたものなどは自家消費で毎食食卓に上がり、特別の感慨もなく
食べたものです。
何時からか不作になり、今はゴルフ場に変わって松茸は採れませんし
高価な松茸は買えませんが、一度は故郷産の味や香りを楽しみたい。
国産では生産量は長野、岡山、岩手、和歌山の順ですが、長野の収穫量30tで
中国からの輸入量は800tちかくになるそうです。
思い入れもあるでしょうが香り、おいしさは故郷産、格別です。
毎年家内が用意してくれるのはシンプルな松茸ご飯と茶碗蒸し。
年に一度の贅沢でしょうか。 上は時々メニューのカルバッチョです。
岐阜産ハツシモも立っているようでショ。
栗と言えば「利平栗」。これも岐阜、山県市大桑で生まれて今では日本中で栽培されています。
私の故郷で昭和15年頃、同級生の父上の土田健吉氏が天津甘栗と和栗をつぎ木してつくられ、土田家の家号「利平治」から名付けられたもの。
こちらも栗ご飯が我が家の秋の定番メニューです。
半世紀ほど前からニュージーランドから入荷したキーウィ。
当地大垣や郊外で庭先にたわわに実っているのを時折見かけます。
関市洞戸はキーウィ産地としても知られ、1991年からスタートした「キーウィマラソン」は
愛好家の間では名高いらしい。
柑橘系、酸味のある果物を受け付けない私にはご縁のないものです。
みかんも苦手で全く口にしません。
子供の頃から慣れ親しんだ秋の実りのおいしさいろいろでした。
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