曇り時々晴れの天気予報ながら、高山のビジネスホテルに泊まって
早朝、朴の木平の乗鞍スカイラインのバス停へ。、2003年(平成15年)より
環境保護のためマイカー規制が行われバスかタクシーでしか訪れることが
出来なくなりました。
バス停で係員の方から「立場上登っては欲しいけど天気が悪いから止められた方が
良いと思います」などと悲しいことを言われましたが、ここまで来てあきらめる訳にも
いきません。
畳平バス停(2702m)はすっかり濃いガスに包まれていましたが雨は降っていません。
駐車場下の畳平お花畑。
霧の中ですが一面、白いハクサンイチゲや黄色のミヤマキンポウゲに覆われています。
雨は無いものの風が強く、花が揺れてなかなかピントが合いません。
クロユリは恋の花。
チングルマ 畳平のお花畑ではほんの少ししか見られませんでした。
ヨツバシオガマ
アオノツガザクラ、おちょぼ口の青白い花をつけます。
コイワカガミ、可愛いピンク色。濡れた光沢のある葉が太陽の光で照らされ
鏡のようであることから付けられた名。
カラマツソウ
シシウド
ハイマツ、雷鳥が天敵から身を守る隠れ場所、芽や種子が餌となるそうです。
御嶽山で群生が見られたオンタデ(御嶽山の蓼)

30数年前、数度TV取材に訪れた際はまだ木道もなく、このお花畑に
雷鳥が多数見られたものです。目をこらしましたがお目にかかれず。
雷鳥が多数見られたものです。目をこらしましたがお目にかかれず。
100羽ほどは生息しているそうです。
乗鞍最高峰の剣が峰へは登れなくても一番手短な富士見岳へと試みましたが
飛ばされそうなほど風が強く、あきらめざるを得ません。
駐車場には関西、関東、中部各地の車があり、バスの中では九州から来ておられる
方もありお気の毒です。
他の植物が生育できないような富士見岳の裾の砂礫地に見られるのが
イワツメクサとコマクサ。
イワツメクサ
コマクサ
花の美しさと、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから
「高山植物の女王」と呼ばれています。駒(馬)の顔に似ていることから付けられた名前。
学名のMakinoはかの牧野富太郎氏から。
地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張っているそうで
砂礫の上での花の可憐さと葉の緑鮮やかさは格別。 この花に会えただけで疲れも吹っ飛び
訪れた甲斐があったというものです。
一昨年の乗鞍
今年の夏はすっきりした青空が望めませんでした。素晴らしい夏景色を
楽しむことなく私の今年の夏山は終わりました。
それでも自然のなす技、可憐なたくさんの花たちに会うことができ、満足満足。
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