愛知県知立市八橋、無量寿寺、名勝八橋の中心になる寺。現在は臨済宗妙心寺派で
奈良時代の慶雲元年(704)開山と伝わる。
八橋かきつばた園は庭園面積13,000㎡、大小16の池があり、毎年3万本のかきつばたが
咲き乱れる。
ここのかきつばたは、平安時代の「伊勢物語」の第9段で在原業平が東下りの途中三河の国
八橋で
「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思う」 と詠まれて以来
1,200年近くの歴史をもつ。
そして、今日では、愛知県の花(昭和29年)、知立市の花(昭和48年)でもあり、広く愛知県民、市民から深く愛されている花でもある。
さらに、現在の五千円札の裏面の江戸時代の芸術家、尾形光琳によって描かれた
「国宝燕子花図」のモデルになったともされる。
茶道の世界で八橋は棗、香合、茶碗など、この季節を代表するデザインである。
かきつばたは「杜若」、「燕子花」とも書かれる。
一年経つとすっかり忘れてしまうので毎年再確認。
かきつばたは、はなびらの中央に白い線が1本ある。
アヤメには虎の皮のような模様がある。
ハナショウブは中央のラインが花びらの色が変わっても黄色である。
花の咲く時期は、一般的にはカキツバタとアヤメは5月であり、ハナショウブは6月に咲く。また、アヤメは畑で咲くが、カキツバタは湿地帯で咲き、ハナショウブはその中間的位置を好む植物である。
庭園内には茶室「燕子庵」があり、かきつばたまつり開催中日替わりで流儀の違う
茶接待が行われる(有料)。
訪れた日は宗徧流(行にんべん、あまねく)のご担当、かきつばたのお菓子で
おいしい抹茶を頂いた。
茶室の裏は素晴らしい竹林。
訪れた日は小雨がパラついたが、お世話をされるボランティアのお年寄り方によると
花の状態は運良く最良の日とのことであった。
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