作り続けていたハンドル部分。
油粘土の型から始まり。
不器用に巻いたカーボンブレードホースでどうにか形を作り出し。
巻いては削りを繰り返して形を整え、
思いもよらぬリールフードのミラクルフィットからグリップ構造自体の変更が起きたりして、
一つずつパーツを作っては、
理想と現実のギャップを埋めるべく新たなパーツを造形し、
何度も修正不可能なんじゃ、、、という不安にかられながらも
諦めずにやってきた結果、ようやく満足行くレベルの形が出来上がりました。
もとを辿れば、
これです。
やりたかったことはただ括れたグリップを作りたかっただけなのに、何故かほぼフルスクラッチのハンドルが出来上がってしまいました(笑)
カーボンクロスを最後に巻いて、コーティングを重ねること実に4回。途中でどうしてもコーティングで埋まりきらない大きな穴や、凹みはUVレジンを駆使して埋めたりもしました(写真撮るの忘れてました)。その結果、、、
接着前でブランクも含めた重さで60g超。。。ブランクの接着時の重量増加と、
ガイドとコーティングを重ねるとおそらく80gを切るかどうか、というレベルになりそう。
私の竿の基準としては重すぎる。以前、ウッドグリップで作った5フィートの3ピースが70.8gで、
記事にはしてませんがカーボンパイプをベースにグリップを作った6.5’のトラウトロッドが42gなので、ほぼ倍。。。
ハンドル部だけで41g。。。コーティング4回、1回につきエポキシ2mL使っていたので
単純計算で8g超はコーティングだけで重くなってます。
この数字を目の当たりにして、削ってシェイプアップするか、、、?と頭をよぎりましたがもう止めときます。。。
ウッドグリップ並みに重くなってしまい、正直、、、響きも悪い感じがする。指で弾いてもカーボンパイプの金属音的なものではなく、プラっぽいコンコンと柔らかい音。エポキシ樹脂がたっぷり染み込んでいるので、カーボン製というより実質的にエポキシ樹脂の塊ということです。
最終的にはブランクを固定して、ガイドを付けてみないと実際のところ感度はわからないですが、トラウト用としてはさておきアジング用としてはどうなるか微妙な感じです。