興津港で人生最大の魚GET | ミンバのロドビフ記録

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ロッドビルド+フィッシング⇒ロドビフの記録です。
時々、自転車も出てきます。

3連休の中日は朝マヅメを狙いに興津港へ。

この日はあいにく&幸いにも雨の予報。釣人除けのためには雨はありがたい。

 

夜9時過ぎから準備を開始し、とりあえずアジング用のいつものロッドに加えて、今回はあまり出番のないR8328に普段サーフで使っているルビアスLT2500DHにPE1.5号をセッティングし、シーバス辺りを狙えるように準備。

このR8328、人生2本目の自作ロッドで正直、色々と難あり。

 

1)ガイドが小さすぎる

2)ガイド配置が悪すぎる。

3)穂先側ブランクのほうが長い

4)激重

 

 当初の想定はエギングロッドのつもりで作り、ガイドはFujiのエギング用のガイドセットを購入してつけただけで、ハッキリ言ってかなりガイドサイズが全体的に小さい。そのくせラインは割と太めを使うことが多いので、過去に何度もリーダーとメインラインのつなぎ目がガイドに引っかかり、ガイドがひん曲がったり、ラインブレイクした苦い思い出あり。

 さらにロッドビルド2本目で、知識が不十分だったため、ガイドの配置をFujiの参考ガイドスペックの8ftに挙げられている値をそのまま採用。何を血迷ったか、8ft3inchのブランクなのに、ガイド配置に合わせるためだけにバット側を3inch切り落としたため、穂先側ブランクが長くなっています。結局、グリップの位置を考慮してガイドを配置していないので、リールからバットガイドへの糸抜け、そこからのしぼりが非常に不格好で、明らかに糸抜けがよろしくないです。

https://www.fujitackle.com/cms-fuji/wp-content/uploads/2023/04/08_egingrod_spinning.pdf

 

そして最大のダメダメポイントが激重であること。これは、ロッドビルド2本目のころの私は「リールを付けたときのロッドバランスが超大事なんだ!、リールをつけてロッドが水平になるのが良いロッドバランスなんだ」と激しく勘違いしており、当然、8ftのロッドであればルビアスLT2500ごときのリールではバランスが取れるわけもなく、そこで私がおこなったのは、ロッドのバットエンドに鉛を叩き込むという愚行。

 

結果、ロッドバランスこそ、リールシートのちょい先ぐらいを重心にして水平になるぐらいになりましたが激重に。ロッドのお尻に取り外し不可の質量が入ったので、エギングロッドとしてしゃくるときは無駄に回転モーメントがかかりキビキビしゃくれず、エギングロッドとしては大駄作となってしまったロッドです。

 

リーダーもしばらく交換してない状況。ラインの結び直しを繰り返して、長さもだいぶ短くなっており、しかもPEの先端50cmあたりにささくれだった箇所を発見したので、久しぶりにリーダーを結び直して準備万端。30lbのリーダーにPE1.5号なのでかなり強めのセッティング。

 

夜11時に一通り準備完了し、一旦就寝。起きるのは夜中の1時半。リビングのクッションソファーの上でウダウダ眠ろうとしましたが、実質まともな睡眠は取れることなく2時過ぎから出発。家を出た時点では雨は降っていませんでしたが、勝浦市に入った辺りから結構な土砂降りに。頼むから雷だけは鳴ってくれるなよと願いながら車を飛ばして2時間弱。興津港に着いた時間は3時50分ごろ。


1台、車が停まっていましたがどうやら内部で寝ている様子。他に人はいなさそう。

真っ暗な中、カッパを着てライフジャケットを装備し、タモを背負って、クーラーボックスに出来損ないエギングロッドとアジングロッドを挿して、堤防の先端へ。

 

着くと竿やら餌やら椅子が置きっぱなし。だけど誰もいない。多分、さっき車の中で寝てた人のだろう、うん、誰かが海に落ちてしまったとかではないよね、、と祈りながら釣りを開始。

 

大雨の影響か、海とは思えない泥水でこれはアジングやっても無理そうな雰囲気。一応、3投だけしてアジングは断念。

でもこれだけ濁ってればチヌとかシーバスが来るんじゃないかな?と考え、

エギングロッドにDaiwaのMore than ガルバSをつけて釣り開始。

 

 

ガイドが小さいのでリーダーを巻き込まないように長めに垂らしを取って慎重に。

するとリーダーとの連結部位から50cmほどの場所にPEラインの痛みを発見。。。

せっかくリーダー結び直したのに、そのさらに奥のほうのラインが傷んでるとは。。。

本来なら結び直すほうが良いのだろうけど、到着して今からまさに釣ろうというタイミングで結び直すのは超面倒くさい。

んー、、、まぁ1.5号あるし、これまで何度も重いものを投げても切れてないから大丈夫かな、、と思いそのまま続行。

 

何か今ひとつ飛びがスキッとしなくて、微妙なキャスト具合。12.8gで、ラインも太いしこんなもんか、、と数投していると、ガリガリっと根掛かり?のような反応が。底を引いてたわけじゃないからかかるものはないはずだけどなぁ、、もしかしたら当たり?と思いつつ、特に気にせずスルー。投げ具合と引き心地が気に食わなかったので、いつもお世話になってます、サイレントアサシンに交換。19gでしかも重心移動があるので、明らかに飛距離も伸びて、ルアーの動きも感じられて気持ち良し。

 

 

そしてサイレントアサシンに替えて5投目。ゴツン!、ギュイーッッ!と強烈なアタリとラインが引き出されるけたたましい音。

 

なんじゃこりゃー、、、と必死に竿を立てて、緩めだったドラグを締めてファイト開始。でもここでさっき見つけたラインの傷が頭をよぎり、、、、ドラグを締め具合に迷いが。仕方なく、ラインは出続けるけど、それよりも速く巻く!と言わんばかりにゴリ巻き。管釣りばりにジージーとドラグを言わせながらひたすら巻続ける戦法に。

 

特徴的な下に潜るようなグググッっとした引き。これはチヌか鯛かだなと思い、そのうち上がってくるだろうと思って舐めてかかってましたが、全然衰える様子がない。。。巻いては引き出されを繰り返して、寄せているのか分からない状態でファイト継続。

 

ランディングのことも考えねば、、と背中に背負っていたネットをどうにか取って地面に落とす。

あとは網のジョイントをひっくり返して準備万端に、、、とここが何でか上手くいかず、手こずっていると、その間にまた走られてラインが出ていく。

巻くのを止めてしまうとテンションも抜けてバレてしまうし、やばい、、と思い、まずはネットは放っておいて寄せることに専念。

 

人生で初めてポンピングをしながら、徐々に徐々に寄せ続ける。PEラインがガイドに擦れながらギュイギュイと音を立てながら、R8328も過去ないほどのベンディング。ド茶濁りの海で全く魚がどこにいるか見えず、唯一、ラインの伸びる方向だけが魚の居場所を教える手がかり。竿先から鋭角にラインが伸びるようになったとき、遂に魚影が。見たこともないサイズの鯛

 

「やっべー!」と一人しかいない海で叫びながら、ネット,、ネット、、、、ああ、、やっとジョイントひっくり返った、良し、、、網を入れて、、、おおーーーまだ走るんかいー、、やめてやめて〜。。。。おし、今度こそ網に入れて入ったー!!やったー、ってそこでまだ足掻くのー、、早く引き上げなきゃ!、バキッ、、、

 

タモのシャフト破損。。。何よりも使い慣れてないのが原因で、且つ暴れる鯛にテンパりまくって、真っ直ぐ引かないといけないところを横に持ち上げようとしてしまいました。。。

 

幸い折れた先のシャフトを握っていたので、網は落とすことなく今度は真っ直ぐに上げることを意識して慎重に。。。

 

やっべえサイズの鯛が釣れた。。。

 

手のメジャーでざっくり測ると80cm近い。。。もう、周りに人がいない事をいいことに、やっべー、バケモンじゃん、やっっば〜と独り言言いまくりでした。

 

一通り感嘆して、写真取ったりした後に、現実に。まずは針外して、、、とよく見ると、ルアーの針ぶった切ってる。1本だけでギリギリやった。。。

血抜きをしようととりあえずエラを切ってみたものの、水につける方法がない。。。

フィッシュグリップも無理やりねじ込んでようやく挟んで、海水に浸そうかと思えど、安物のフィッシュグリップだと重すぎて落としそうで怖い、、、もう血抜きは諦めてとりあえずクーラーボックスに、、って入るわけないですよねー

 

これは、このまま釣りの続行は不可能だと判断して撤収決定。釣り場に来てわずか30分で撤退。うち15分がファイト時間。

半開きのクーラーボックスのまま車に積み込んで、帰り道中の最初のコンビニにてゴミ袋の最大サイズとロックアイスを買って、

ビニール袋2枚で包み込み、その中に保冷剤と買ったロックアイスを入れてどうにか帰りの2時間の保冷に。

 

自宅に着いたのは朝の6時40分。こっからが大変でした。

まずはサイズ測定。残念ながら80cmオーバーとはならず、メジャーが微妙な置き方ですが73cmほど。いずれにせよ魚種を問わず過去一のサイズ。重量はキッチンスケールが3kgまでしか測れず断念。体重計使うか?と思いましたが、血抜きも中途半端でぼたぼた血液が落ちまくっているので、家の中を汚すのが嫌で中止。5kgはあったんじゃないかなと。

 

捌くのが大変。もう、ほんとに同じ魚なの?ってレベルで小さいやつと構造、というより強度が違う。普通のサイズなら断ち切れる骨が断ち切れないので勝手が違いすぎる。3枚おろしにするだけなのに、今更Youtubeでさばき方を見ながら捌くこと1時間。

どうにか解体完了。内蔵以外は全て食べる予定。

皮引きが身でかすぎて、強度が高すぎて難しすぎた。。。

 

嫁さんはなぜかアラの写真ばっかり撮ってくれていました笑

 

家族5人、3日ぐらいは鯛三昧になりそうです。最高の朝マヅメ釣行になりました。

今日のヒットルアーはこの子。そりゃあんなゴツい口で噛まれたら針が折れてしまうよね。

サイレントアサシン、良いルアーです。