前言撤回の撤回:大人しくソリッドティップを買いました。 | ミンバのロドビフ記録

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時々、自転車も出てきます。

今週は会社の社長も上司も海外出張。そんな訳で定時帰宅でも何も後ろめたい思いがなく(笑)、月曜日は18時に帰宅の途へ。

 

ここでフッ、、と、ちょっとサバロに寄ってみようか?という考えが頭によぎり、向かうは徒歩15分ほど先のサバロへ。この時点でソリッド買うことは決定。

店に入り、ブランク置いてある隣にソリッドがぶら下げてある状況。ジャストエースのソリッドの下に、ただのビニール袋に番号だけ書いてあるソリッドを発見。おそらくこれがマグナムクラフトのソリッドだろうと考え、店員さんに確認を取って物色。 

 

お店のアイパッドでスペックを確認してNo3のソリッドを購入。帰り道中、満員電車の中、細いソリッドをほぼ裸の状態で持ちながら帰宅するのはちょっと神経を使いました。うっかり周りの人を刺したら危ないし、折れたらいけないしで。。。幸い何事もなく家に到着。

 

つなぐ相手は下に写るAJX5917のB品。

 

マグナムクラフトのHPによるとNo3のスペックは以下の通り。

 

③番

テイップ径 0.6mm バット径1,6mm  長さ53センチ
差し込み部分の太さ1,2mm 、 30tカーボン 、Rテーパー

 

上記のスペックからすると差し込み部とバット径の差は、段差になっているのかな?差込部の長さはどんなもんだろうとちょっと具体的なイメージがつかずにいましたが、現物を見るとこんな感じ。

差込部とバット部の間は段差ではなく、テーパーになっており、目測ではテーパー部の長さが5mmくらい?ストレートの1.2mmのところが2.5cmくらいと言う感じです。

 

今回の狙いはAJX5917にこのソリッドを繋いで、エリアトラウト&アジングの両方に使えるロッドにすること。AJX5917自体はトラウトロッドとしては硬すぎるので、出来るだけ先端を残してソリッドをつなぐつもり。ノギスで簡易的に太さを測ると、、、

まずは、ソリッドの根本は、カタログスペック通り、1.6mm程度、

一方、AJX5917のティップの直径は、おおよそ1.5mmほど

流石に切らずに繋ぐのは物理的に不可能なので、ティップをまずはソリッドカーボンと同じ外径1.6mmの3.5cm切り落とすことに。

細いブランクを着るときはノコギリよりもヤスリのほうが綺麗に楽に切れます。

切断後はいつもお世話になってるダイソーのダイヤモンド爪やすりで切断面を整えて、

 

ソリッドを差し込む為の穴をホジホジしていきます。使ったのはこの3つ。

上から直径1mmのドリル(以前、3ピースアジングロッドのフェルールを抜く際に使ったもの)。

2つ目がカーボンソリッドのテーパー部分と同じぐらいのテーパーを持ったダイヤモンドビット(セットに入っていた1本)。

3つ目が直径0.8mmのダイヤモンドヤスリ。

 

 

 

まずは、ダイヤモンドビットでテーパーを作って、その後に1mmのドリルをソリッドの差し込み部分と同じ長さまで切削し、最後に精密ダイヤモンドヤスリで徐々に内径を広げていく戦略で行きました。

 

しかしながら、流石にソリッドカーボンと同じ直径のブランク先端に繋ぐことなどできず、追加で1.5 cm切断。Total 5 cm切断したところから、上記戦略でソリッドカーボンが入るまで何度も削っては差し込んで、、、を繰り返していきました。

 

ポイントはソリッドとブランクの間にできるだけ隙間ができないようにすること。

 

ドリルと精密ダイヤモンドヤスリにマスキングテープでブランクの差込部と同じ長さに印をつけ、ブランクを不必要に削らないようにして、まずは深さ方向は十分に切削します。1mmの穴は確実にドリルのおかげで開けられるので、そこから0.2mmだけ直径を広げることができればソリッドとぴったり合うはずです。直径を広げるところの役割は精密ダイヤモンドヤスリ。差し込んで、ぐるぐる回して徐々に内径を広げていきます。

 

だけどもなかなか難しい。。。精密ダイヤモンドヤスリをくるくる回しながら削っていきますが、どうしても根本まで入らない。。。。そうこうしていくうちに徐々にブランクの先端が限界を超えてボロッ、ボロッ、と崩れ落ち、徐々に長さが短くなっていきます。しばらくは根気強く削っては差し込み→入らない→削る→先端が崩れ落ちる→再度ドリルで1mmの穴をほって、ヤスリで削る→、、、というサイクルを繰り返していきました。でもやっぱり入らないので、よーく考えると、奥が削れてないんだということに気づきました。

 

つまり、ダイヤモンドヤスリで内径を広げるにしても、手前側ばかりがよく削れ、一番奥はどうしても力がかからないので一向に太くならないことに気づきました(遅い)。ならば、ソリッドの先をちょっとだけ細くすれば一気に行くのでは?と考えてソリッドの先をちょっとだけ削りました。イメージとしてはこんな感じ。

 

実際削ったソリッドはこんな感じ。

先端の5mmぐらいだけダイヤモンドヤスリでわずかに細くすると、これが大正解。

それまでテーパー部分の手前でずっととまっていたところが、グイっと置くまで入り、ほぼソリッドとブランクのつなぎ目がなくなるレベルで良い感じに繋がりました。RX5925と並べて長さを比較した結果,結局、AJX5917のティップから6.5cmを切り落とした形となりました。

 

このあともうちょっと微調整して、エポキシ接着剤で固定。エポキシが垂れて下に落ちてしまわぬように、壁に逆さまにしてマスキングで貼り付けて接着。

 

この状態で、2日間の国内出張へ。今日、家についたら無事、まだ壁に貼り付けられたままで、完全にエポキシも固化して良い感じ。

かなり繊細なティップが先についたので、かなりベナンベナン、、って感じの振り具合に。バットエンドをどんぐらい切るか、そしてガイドのサイズが迷いどころ・・・どんなロッドにここから仕上がっていくのか・・・