2023/07/21 京成3700形 3788号車 廃車陸送 | みどりとそらいろの美学

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2023/7/21

京成3700形 3788号車 廃車陸送 @都内某所

高砂検車区に取り残されていた京成3788号車の廃車陸送が実施されました。

長らくの間高砂検車区に留置され、今後どうなるのか全く分からなかった同車。宗吾参道に送られることはなく、なんと珍しく高砂検車区から搬出という事態に。やはり他の車両の牽引でも本線上を走るのは危険だったということなのでしょうか。

 

 

昨年11月に京成高砂で脱線した京成3700形3788編成。

京成上野側の3788編成のみ高砂検車区に取り残され、それ以外の7両は自走で宗吾参道に回送されていました(この後別の3700形を組み込み新3788編成が誕生)。

このときの記事はこちらからご覧いただけます。

 

 

2日前より高砂検車区内から北総線高架下の無架線地帯に留置場所が変更になるなど、唐突に動きがあった旧3788号車。

その2日後には、屋根上や床下がまっさらになった上で真ん中のドアが開いている。よく見ると開いているドアの上には何やら線が。そして背後にはクレーンが…ついにこの車両にピリオドが打たれると確信しました。

 

 
過去の画像より。
京成電鉄の車両は、廃車の際には車体を半分に切断して陸送します。
つまり真ん中のドアのみ空いているとなると、車体を真っ二つにしようとしているとしか思えないんですよね。

 

 

予想が的中し、ガスバーナーで車体の中心が切断される旧3788号車。

廃車を見る機会がタダでさえ少ない私。ガスバーナーで車体を切断する様子を目にするのはもちろん初めてです。

ちなみに作業中には横を新・3788編成が通過していく様子も。

 

 

車体がトラックの荷台に乗せられ、半年以上居座っていた高砂検車区を出た3788号車の運転台側。

ようやく出てきたところは、線路の上ではなく東京都心のアスファルトの上でした。

 

 

北総線の高架下にて。

11月まではこの高架を走る機会があったんですけどね…。

別の鉄道会社とはいえ、直通で走っていた北総線。

京成線だろうが、北総線だろうが、旧3788号車はもう戻ってきません。

 

 

大通りに出た3788号車。

鉄道を知らない方でも、電車が道路の上を走る光景を撮影していたのをよく見ました。そりゃそうですよね。レールのない道路の上を走っているんですもん。

 

 

乗務員室側の車体を追った後、また検車区に戻ると妻面側の車体がちょうど出てきました。

これで、ようやく3788編成の事故処理が完全に終了…と言ったところでしょうか。

 

2020年に青砥駅手前のポイントで脱線した北総7818編成(元京成3748編成)といい、今回の3788編成といい、葛飾区で何かとやらかす3700形。

これ以降は何も起こらないことを願うばかりです。