【38】児童発達支援。国内最大規模のコペル民事再生。債権者説明会の内容について考察2
鮭ー❗️
ちびちび食べるから美味しいんだよね😋
以下はこれまでの記事❗️
帝国データバンクに掲載の債権者説明会概要について何回かに分けて考察してみたいと思います。
まずは債権者説明会の概要は以下のブログで↓
今回は質疑応答の内容の考察をしてみます。
倒産速報 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]の情報を一部引用しています。
■主な質疑応答
――スポンサー選定基準について教えてほしい
(申請代理人)支援額を含めた経済条件をベースに、事業の規模を基準としたい。コペルプラスについては公費事業なので社会的意義を理解してくれること
(考察) 「支援額を含めた経済条件をベースに、事業の規模を基準としたい。」というのはそりゃそうだなと思います。「コペルプラスについては公費事業だから社会的意義を理解してほしい」については…。違和感ありますね。国が補助する公費の事業を急拡大させようとしたコペルこそ児童発達支援の社会的な意義をわかっていないのではないでしょうか?税金で急拡大させ倒産寸前の状態にさせたのはいかがなものでしょうか?もちろんご利用者様のためではあったかもしれませんが。
――少額弁済(10万円以下等)はされるか
(申請代理人)されない。少額でも再生債権となり、保全処分の例外には含めない。再生計画の中で変わることもあるがスポンサー次第
(考察) 再生債務者の総債権額、負債額、事業規模や資産状態などを考慮して総合的に判断することになるので…まぁされないというのはありでしょうけど。あとは確かにスポンサー次第なところはありますかね。
――ゆたかカレッジを法的整理から除いた理由は
(申請代理人)経営体が別で、ゆたかカレッジの資金繰りに問題はないため
(考察)ここは変ですね。前回の記事に民事再生をする要因を挙げてますが、そこで「(株)ゆたかカレッジ(2022年8月に子会社化、福岡市博多区)の自立訓練・就労移行支援施設事業における新教室開校の遅延によって、業績・資金繰りが悪化し、自力での事業継続が困難となった。 」と説明しています。自力での事業継続が困難となったのであれば、資金繰りに問題はあったのではないでしょうか?まぁ「経営体が別で」と言えば問題ないようすることもできるのかもしれませんが。
今回はここまで。
次回以降も質疑応答の内容について考察していきます。