ブロッコリースープ、予想以上に美味しい。

チーズを入れるとなお良し。





今回は介護・福祉の報酬改定に伴う児童発達・放課後等デイの療育時間の変更について。


これまでの療育関連の記事は以下をご覧ください。(他にもたくさん記事あげてます)




介護、障害福祉の報酬改定は原則3年に1度。


施行日は、障害福祉報酬は従来通り41(処遇改善以外の改定項目)


児童発達支援(以下、児発)・放課後等デイサービス(以下、放デイ)の療育が開始されて当初、療育時間には縛りがありませんでした。




しかし、

3年に1回の報酬改定を何度も重ね、

3年前の報酬改定で、


放デイであれば、

区分1はサービス提供時間が3時間以上、

区分2は3時間未満、

極端に短いサービス提供時間(30分分以下)は報酬無し、


となりました

(その前からも区分はありましたが)。


なぜ3段階の時間区分を作ったのか?

答えは簡単で、


「療育時間を長く設けて頑張っている事業所にはたくさん税金を渡そう!」


というもの。

確かに、それはそう。

1時間と3時間の療育で同じ報酬というのは変な話。30分以下の療育なんかはもちろんアウト。




そして、

今回の令和6年度の報酬改定。

児童発達支援も療育時間に区分を設けることになりそう。


その背景には、

全国にある児童発達支援の療育時間が、

放デイの療育時間と比べるとけっこう療育時間が短い。


おそらく、

令和6年からは放デイを参考にすると3時間以上の療育というのが、スタンダードになる可能性が高いのではないか。


もちろん3時間以下の療育も引き続き可能かもしれませんが、その場合、報酬が下がるなどのペナルティがあるかもしれません。


これまで30分や1時間、1時間30分といった療育を展開していた事業所は、報酬改定後の4月から3時間療育を強いられることになるかもしれないですね。


さらに児発・放デイの支援センターとの連携強化、言語聴覚士等の資格を持った専門職員と児童指導員との格差を強調、個別支援の充実といった療育の質の向上を厚労省や家庭庁は強く求めています。




今後の続く報酬改定で児発・放デイは格差が生まれ、質の悪い事業所は潰れることでしょう。


一昔前まで、この業界はブルーオーシャンだったのにレッドオーシャンの匂いがしますね。


お金儲け目的での児発・放デイの新規参入は減りますね。


そして現在の児発・放デイの事業主や現場は大変ですね。


療育の質も上げながら、

療育時間をのばさなければなりません。

介護・福祉はスタッフ賃金も安価で、

毎年見ていると大幅な処遇改善はありません。