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長年、発達障害のお子様を見てきた私の中での衝撃について。
私が発達障害専門のお仕事をする前のお話です。
今でも…
「こんな結末あり!?」
「そんなことって。。。」
と私が感じるエピソード。
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1990年代前半のお話。
(当時はまだ「自閉症なのは親の育て方が悪い」「自閉症は薬物療法で治療可能」と言われている時代でした。)
とても多動で注意散漫、声も大きく良く喋るお子さんの話です。
就園児でした。
お子さんが多動で注意散漫、声も大きく場所を選ばず喋ることから困り果てていたお母さん。
悩んでいたところ…
某県で有名な療育施設で療育を受けると「必ず多動が治る」という噂を聞いたそうです。
(大変高額な療育費用であったと聞いてます。)
困り果てていたお母さんは…
「これしかない!」
「自分の子供の弱い部分が治るのであればなんでもしたい!」
「自分の子供が普通になるなら100万円でも1000万円でも使っても良い!」
※普通という言葉を使ったのは当時のリアルな声をそのまま再現したかったからです。
「多動が治れば集団行動ができるかも!」
「喋りすぎることが治れば、友達ができるかも」
「私も楽になるはず…」
と夢を膨らませたそうです。
困っていたお母さんは新幹線(高額)を使わなければ通うことができなかったのですが、そんなことは気にもしないでお金持ち時間も割いて新幹線を使って療育を受けさせることにしたそうです。
何度か療育を短期間で受けたそうです。
療育を受けた結果…
お母さんの希望通り多動はおさまり、お母さんの言うことや先生の言うことを聞くようになったそうです。
ここまでの話を聞いた私は本当に凄いと思いました。
※療育の内容は聞いてません。
しかし、
ここからが衝撃でした。
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あれだけたくさん話をしていたお子さんが一言も話さなくなったそうです。
一言も。
成人を迎えても全く話すことはないそうで、
実際に私もその様子を見たことがあります。
お母さんは
「昔のように話をしてほしい」
と思っている反面…
「これでよかったのかも」
と感想を述べられていました。
話はここまで。
お母さんの望み通り療育を受け、
多動が治ったお子さん、
その代償にお子さんが全く話さなくなったというエピソードです。
みなさんが今回のエピソードのお母さんだとしたら、
このような結末の療育効果。
どのように感じられますか?
皆様の意見コメントで聞いてみたいです。
最後に。
現在、療育は世界で当たり前のように、
実施されています。
科学的根拠のある療育が増え発達障害の方の支援に大変役立っている、、、はず。
今回のエピソードは1990年代の1つのエピソードであるということをご理解ください。
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