ふ前回はこちら
ではでは、かさこじぞうの建もの探訪『登呂遺跡編』の始まり始まり~~~
与那嶺詩子さんの様なだみ声ナレーションが入ってますが、許して下さい…
円形に穴を掘った場所に柱を立てて作っているので、あの狭い入り口をくぐる時点で段差から落ちそうになって怖かったです
こちらは祭殿。
最初「めっちゃでっかい高床倉庫やなあ」と思っていたら違いました
屋根を支えている棟持柱がとても特徴的。
再現された竪穴住居の周りにも沢山クレーターの様な穴があったので、全部住居跡なんでしょうね。
別のお宅にも訪問。
頭上には道具や食器を置く為の棚の様なものが吊るされています。
水路や水田も復元されています。
体験学習で植えられた米なのでしょうか、ちゃんと収穫されてるんですね
所で、登呂遺跡を覚える為の丁度いい語呂合わせがあるのはご存じでしょうか
ここでピーンと来たあなたは、ズバリ『どうでしょう藩士』でしょうwww
偉大なる大泉校長が生み出した、登呂遺跡の覚え方です
弥生さんは 静かにトロ食い 健さんは水だ
《解説》
弥生さん→弥生時代
静かに→静岡
トロ→登呂
健さん→高倉健→高倉→高床
水だ→水田
どうですかッ
これであなたも登呂遺跡については完璧に覚えられたはずです
他にも色んな語呂合わせで先土器・縄文・弥生文化について覚えたい方は
どうぞこちらをご購入の上、勉強に役立てて頂けたら幸いですwww
「案ずるな受験生!」
平然とダイマを挟み込ましたが、続いて登呂博物館へ。
1Fの弥生体験展示室は無料、それ以外は有料(大人300円)です。
中に入るなり目に飛び込んできたものに私は大変驚きました
こッ……これは……
『少女漫画界に咲くドクダミの花』と呼ばれた岡田あーみん先生の『こいつら100%伝説』に出て来た
『鋤』ではないかあああ
一部のマニアックな人間にしか分からない事で興奮してないで(分かった人は私と固い握手ッ)中を見学させてもらいます。
これまた教科書で見た事がある品々が沢山展示されているのですが、先程見た『鋤』のインパクトが強すぎてどうにも集中できんなぁ(爆)。
こうして建物と比較して見ると丸木舟がどれだけ大きいかよく分かります。
今は全部機械だけど、脱穀するだけでも相当大変だったんだろうなぁ。
道具も全部手作りでね…ホントすごい時代を生き抜いてて偉いよ、弥生人の皆さん…。
それに引き替え私なんて、中田3丁目で興奮したり、腹痛の心配したり、鋤を見て浮かれたりさぁ…ほんっとくだらねえ人間だわ(情緒不安定)
じぞう(私)界隈では何となくメジャー感のある石包丁。
展示されている建物内にも勿論入れます。
有料かもしれませんけど、ガイドさんによる解説もあるみたいです。
時間の関係で2Fには行かなかったんですけど、帰り際に面白そうなガチャガチャを見つけました。
その名も『埴輪と土偶チャーム』全16種(多ッ)。
しかも私の好きなハート形土偶やん
かなり見どころ盛り沢山で時間が足りなくなってしまったのは惜しいんですが、次はちびまる子ちゃんに関する場所なので俄然張り切っちゃいます。
今の所腹痛もないし…杏林堂に寄らずとも大丈夫だろう。
登呂遺跡に向かう静鉄バス石田街道線に再び乗った先にあるのが、こちら『静岡市治水交流資料館かわなび』です
ここでは何と、あのちびまる子ちゃんで描かれた『七夕豪雨』や巴川流域の歴史、治水対策について勉強できるのです
エントランスからどえらい事になっています
両面の壁、そして床は七夕豪雨によって引き起こされた災害の写真で埋め尽くされています。
入館は無料。
県外から単身特攻してきた得体の知れない私でも、職員さんはご丁寧にガイダンスして下さいます。
写真では分かりにくいですが、この巨大な模型にプロジェクションマッピング技術を用いて説明して下さいます。
ではここで、ちびまる子ちゃんを読んでいる方なら当然ご存じであろう『七夕豪雨』について、一応簡単な流れと
かわなびで見せて頂いた記録映像の情報を交えてご紹介します。
時は昭和49年7月7日、その日は奇しくも七夕であった。
台風8号が梅雨前線を活発化させながら、西からゆっくりと接近。
雨は7日午前中から降り出していた。
そうこうしている内に、雨脚はどんどん強くなっていく。
住民の方の証言
「雨が視界を塞いでしまう程だった」
「雨が強すぎてヘルメットのひさしが全く役に立たない」
19:50大雨警報、洪水注意報発令
しかし雨の勢いは収まらず、暗闇の中でどんどん被害は侵攻していくのである。
住民の方の証言
「床上浸水してきたので椅子に座れず、背もたれの上に座っていたが、それも出来なくなってきた」
「背丈まで埋まる程の水量」
「160センチ程まで浸水し、首まで水が来た」
21時
丸山町で土砂災害発生。賤機山の地盤が緩み、崩れる。
23時
巴川の支流も氾濫し始める
8日 0:55
御殿場駐屯地に災害派遣を要請
住民の方の証言
「目の前で自動車が簡単に流されていく」
「土嚢を積んでも間から(水の勢いで)割れてしまう」
「一階が浸水してしまった為、屋根やベランダに避難するしかなかった」
長尾川堤防決壊→ここより低い位置にある巴川に水が流れ込む
丸子川堤防決壊:30分で水位が1メートル上昇、周囲の水はけが悪い地区
由比地区で土砂災害→車道、鉄道に被害
7:55ようやく雨が止む
そして、この後見開き2ページで描かれたあの衝撃的な光景がまるちゃんを待ち受けているのである。
日雨量508ミリ
死者27人
浸水家屋2万6千戸
被害額213億円
街を埋め尽くした雨水は、全て引くまで一週間もかかったという。