FGO 奏章Ⅲ アーキタイプ・インセプション88 | ヒロこぼら/FGO/バンドリ/ウマ娘他のゲームブログ

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日々のゲームのことを物語調で綴っています。主なゲームはFGO、バンドリ!ガールズバンドパーティ、ウマ娘となります。ゲストと真面目なヒロこぼら、ハチャメチャこぼら、廃課金猫ゴマたち猫がどのように関わるのかを楽しんで頂けたら幸いです。それでははじまりはじまり〜

ブログストーリーは、うちの猫らが登場している関係で、内容の違う部分が多々存在しています。その点はご了承くださいね。

最後に、このお話は、画像を使わせてもらっている都合上、ネタバレ要素を含みます。まだ未クリアの方はクリアしてからこちらを読むことを推奨致します。

以上、よろしくお願い致します。



















ぐだ子:追いつけない!
桜花:まったく・・・これだから人間はダメダメです
ぐだ子:うるさいなぁ〜!猫と一緒にするなぁ!

白野:なんだか、仲良くなったかな?
マシュ:そうですね。マスターと桜花さんは何だかんだ言いながら、協力してる感じですね

白野:そっか・・・ん?プロテアが何か叫んでいるようだが…差し出す?・・・プロテアはジナコさんを差し出せと言ってるのか!

桜花:いいえ、違うです。差し出せと言ってるのはジナコってのじゃなくて、特定のAIです…この位置だと人では聞き取りにくいですから、桜花が教えるです。走りながら聞くです!

ぐだ子:う、うん!お願い!
(プロテアがAIを探してる?)

桜花:西暦2200年AI生命と認められ、第二世代AIを生命として認め、パートナーとして製作。様々な立ち位置でAIはその役割を十全にこなしたです。これはもう、人間以上ですね

ぐだ子:確かに・・・チャッカリムとか見てるとそう思うよね・・・

桜花:AIはそれを喜びもっともっと人類のためにと奉仕したみたいです。貧富の差民族紛争はなくなり、人類とAIの関係は理想的なものになったようです…ほら相槌打つです

ぐだ子:か、簡単に言うなぁ!こっちは走ってるんだからね!?

桜花:あ・・・これは・・・

ぐだ子:どうしたの!?

桜花:ある人物の発言記録です。これは、記録をマシュの盾に送っとくので、あとで確認してくださいです。こういうヤツが人類を滅ぼすです

ぐだ子:は、はい!?
マシュ:わかりました!あとで確認します!

桜花:それを聞く前にいいですか?ぐだ子さん。どんな物も使うのはそれを作り出した者、種族です。それが如何に暮らしを豊かにする道具であっても、それを誤った使い方をすれば、こうなるです。この世界で言うと、AIです

マシュ:こうなるとは・・・まさか・・・

桜花:高度な文明を持ち、そこで得た特権を振りかざす一部の愚か者・・・自身が特別でもないくせに、特権だけは維持したいという身勝手。その終末が戦争であり、人類滅亡に至るのです。これは猫の世界でも変わらない事実です

ぐだ子:そ、そんなことあっていいものかぁ!平和的に作られたものなら、平和的に利用しなきゃぁ!

桜花:そうですね。ですが、この世界にはいたんです。平和的に作られたAIを人類との戦争ごっこに利用した者が・・・

ぐだ子:・・・

桜花:この世界のAIは、最初から人間ベースではなく、思考を自由にさせることはしなかったです。だから今までなら、起こり得ないこと

マシュ:そうです!そうプログラムしないと…はっ!

桜花:そう。そうしちゃったです。西暦2270年から徐々にAI不信の芽を社会に植え付けていき2299年にそれが起こるようにしたです

ぐだ子:な、なんてことを・・・
マシュ:2299年・・・あ・・・人間とAIの戦争って

桜花:たった1人の愚かな選択から、全てが終わりに向かったです。まぁ…その彼は少し人々を脅かそう、くらいだったみたいですが・・・でも、考えてみてくださいです。人間よりも優秀な者を人間と戦わせる?バカなんです?そんなの大敗するに決まってるです

マシュ:でも、ほんの少し脅かすくらいでそこまでいくものでしょうか・・・

桜花:それが行っちゃったですAIの戦争は人間がこれはダメだというような、理性というものがないです。如何に効率的に相手に勝つか。心理戦なんてやんないです。人間がその理性でできないことでも、AIは躊躇なくやるです。それが大量破壊兵器であっても・・・核兵器?桜花の世界にはないので、よく判んないですが、それも簡単に使用しちゃうです

ぐだ子:・・・

桜花:AIはそれを人間が望むならと、思ってやったことですけど・・・ね。それをその愚か者が理解していなかった悲劇その戦争です。
桜花:プロテアはこう言ってるです。それを知った愚か者はあわててシミュレートを止めたそうです

ぐだ子:ど、どうなったの!?

桜花:時既に遅しってやつです。人類はほぼ絶滅です

マシュ:・・・・・・

桜花:その愚か者は反省したです。そこで人として最後の仕事を正常化したAIに委託したです

マシュ:それが・・・人間のAI化・・・つまり第三世代なのですね?

桜花:そうなるです。今、プロテアが探してるのは、そのAIがオールド・ドバイにいるからです

ぐだ子:オールド・ドバイにいる!?だ、誰!?

桜花:それがアンソニー・ベックマン。身勝手な都合で人類を滅亡させ、最後は自分の都合で人類をAIにした愚か者です

マシュ:アンソニー・ベックマン…
アンソニー?ま、まさか!

ぐだ子:あのアンソニーさん!?

桜花:知ってるAIです?どうでもいいです。プロテアが怒ってるのはそれが理由です。あ、これは意思表明ですね。そっくりそのまま伝えてあげるです。

桜花:以上です

ぐだ子:・・・・・・旧人類が絶滅したのは、人間とAIの戦争じゃなく・・・AIを使った人間と人間の戦争だった・・・

マシュ:AIの前提は人間に使われる事・・・桜花さんが言ったように、使う側の問題・・・

白野(けどそれだと、その後に説明がつかない。AI化して不老不死になってなお、地球の新人類は絶滅した)

桜花:そこですね〜それを解き明かすこと、それが人理定礎値をどうにかするに繋がってると思うです

白野:!?キミ、まさか・・・

桜花:桜花に隠し事はできないです♪
白野:ふふ、どうやらそのようだね


The end


出演
岸波白野

マシュ
ぐだ子


おまけ
・とある人物の発言
私たちが富を築いたのは何のためだ?もちろん、満足のいく人生のためだ。隣人が羨む暮らし、隣人が羨む美貌。百万の凡人の中でただひとり輝く特別な存在。これを維持するために我々は邁進した。不老不死は我々上流階級の悲願であり急務だった。そして悲願は叶えられた。もう富を築く必要もなくなった。急かされる事のない、肩を並べられる焦燥もない。豊かで満ち足りた、長い長い余生を手に入れた。
人間の幸福とは絶対的なものじゃないんだ。他人と比較する相対的なものなんだ。然れば!誰も彼もが満ち足りた世界なんて、おぞましい地獄に他ならない!特権を得るのは一部の人間だけでいい大衆はそれなりの幸福でいい
反対勢力がいる?リスクが大きい?なに、簡単な話さ。表舞台に立つのは私たちじゃない。少しの間AIには人類と敵対するシミュレートをしてもらおう。我が社のAIは世界シェアの6割を占めている。アジア圏と正面衝突しても負けはしない

アーキタイプ・インセプション 第12節5話より抜粋


あとがき
この話、とっても重要です。

そして、今生きている私たちにも直結する問題なんですよね。私たちは急激に豊かな生活になってます。だから、ほんの数十年前のシステムなんて判らない方が多いよね。

今のシステムと昔のシステムはかなり違います。それを今の人が判断するのだから、山で遭難してもスマホ使わないのなんで?天気とか判るのに!

という変な指摘になったりしてます(笑)

当時はなかったのよ?そんな便利なもの。それに天気予報なんて当てになんない!とか言われてたしね?晴れと言われて傘持って行かなかったら、雨降ったとかあるし、その逆もね(笑)晴れでも降水確率0%なんてあまりなかった気がします。

このストーリーのAIにしても、使う人の使い方次第で凶器に変わるわけ。
今のSNSだってそうでしょ?
陰でイジメるとかさ。昔はなかったことです。陰湿すぎる・・・

便利なものも、使い方で性質が変わる
楽しいことに使われたり、イジメに使われたり…兵器として利用されたり・・・ドローンがそうだよね?他にもあるだろうけど。

私たちがあの世界のようにならなくするためには、使用用途をちゃんと理解することです。そして、それをしたらどうなるのかを、一人ひとりがちゃんと考える

関係ないじゃ済まされないのです。これは物語ですけど、起こり得る未来の話でもあります。
一人ひとりがそれを考えることができたら、その未来を回避できる。私はそう思っています。


次回6月13日公開予定

じゃ、またね(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)♪