FGO 盈月剣風帖83 | ヒロこぼら/FGO/バンドリ/ウマ娘他のゲームブログ

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日々のゲームのことを物語調で綴っています。主なゲームはFGO、バンドリ!ガールズバンドパーティ、ウマ娘となります。ゲストと真面目なヒロこぼら、ハチャメチャこぼら、廃課金猫ゴマたち猫がどのように関わるのかを楽しんで頂けたら幸いです。それでははじまりはじまり〜

この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。

また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。











?:正雪ちゃん…正雪ちゃん・・・聞こえる?


?:まだ届かない・・・正雪ちゃん!

正雪(なんだ?この声は・・・知らぬ声…いや、この声は・・・お永殿!?)

お永:やっと届いたぁ!もう少しの辛抱だよ?皆が頑張ってるからね?

正雪(そんなことをしないでくれ。私は・・・)
正雪(救ってもらう価値すらない・・・)

お永:そう・・・価値がないなら最初から戦うな…私はそう思うけど?それとも・・・絶望した?

正雪(・・・・・・貴女はお永殿…なのか?)

お永?:貴女の願いとはなに?
正雪(それは真に平らかなる世を・・・)
お永?:で?・・・それを利用されたから諦めるの?

正雪(それは・・・)

お永?:ならば問う。なぜ、私を救った?由井正雪…は我を救う意味はないと切り捨てたのに…なぜ私に優しくしたの?

正雪(私には貴女がか弱く見えた・・・だから…共に平らかなる世を作ろうと…それが貴女のためにもなると)

お永?:そう・・・では次・・・異世界モドキに利用されて悔しくはないの?悔しいなら、私の元に帰って来なさい。帰って来るなら愛しましょう。帰って来ぬでも愛しましょう・・・貴女は我の一部となるのだから…どれを選ぶか?由井正雪・・・


正雪(お永殿・・・私は・・・)

お永:ねぇ、正雪ちゃん、かっこ悪くてもいいじゃない!望んだっていいじゃない!さぁ・・・戻っておいで?

正雪(何故か…今のはお永殿・・・もしかして、お永殿は2人いるのか?)

お永:・・・・・・それは違う。さっきのは別の私かなぁ。それが私。■■■■■。永遠の恐怖の女神■■■■■。神性が強く出るとあぁなっちゃうの

正雪:■■■■■・・・それがお永殿の本当の名か

お永:うん。少し記憶を取り戻した。私はね、ある神を探してるの。私を大切にしてくれた神。私をその世界の神にしてくれた神。大好きな人。私たちは2人で1人なんだよね・・・そういう存在なの

正雪(そうか・・・あの時のお永殿はやはり…そうか、そうだったのだな・・・)

お永:あの光に向かって手を伸ばして?私は貴女を拒絶しない・・・共に行こう?さぁ・・・

正雪(光に・・・手を・・・あれは)
正雪(ああ・・・闇に溶け去ぬ月よ。おまえの放つ光があまりに真白く・・・澄み渡っていたものだから…私は何も気付かずに・・・)


お永:さぁ・・・私のところに帰って来て?もうはいない。私と一緒に世界を渡り歩きませんか?由井正雪様?

正雪(お永殿・・・まさか貴女は・・・)


お永:和御魂かぁ・・・どうかなぁ。私が和御魂で、あっちが荒御魂?あははっ!そうかもね!
・・・さぁ、来たよ?貴女のお迎えが・・・

正雪(私の・・・迎え?)


正雪(そうか、セイバー。貴殿は・・・貴殿はあの結末を目にしてもなお、そちら側にいるのか…そうだな。そうであった・・・たとえそれが、熱を宿さぬ月光であっても、夜に独り、凍えることになろうとも)

お永:そうだよ?私は、貴女の光に導かれた私をこの世界に喚んだのは貴女だからね?

正雪(私にも解らぬ叫びが・・・そうか・・・それで貴女は・・・常ににいたのか)


正雪(もどろうか・・・今一度・・・あそこに)



The end


出演
由井正雪



あとがき
私ね、あまりこういうストーリー書かないんです。だって、恥ずかしいから(笑)

この場面の改変はあまりしたくなかったんです。ただこれまでの流れから、正雪とお永ちゃんの関係は明かせなかったのと、書けなかったんだよね。

おまけを入れようものなら、全部書いちゃいそうだったので・・・なら、申し訳ないけど、ここを利用させてもらおうかな?ってなった感じかな。

ホントは弄りたくなかったけど・・・
完全カットは免れたってことで。


次回7月10日公開予定

じゃ、またね(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)♪