この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。
正雪:ここは・・・
伊織:目覚めたか?身体はどうだ?大事ないか?英霊である身にそう訊くのも妙な話だが・・・さっきまで目を覚まさないと、お永殿が大騒ぎしていてな…徒桜殿と桜月殿が引き離していたぞ
正雪:あはは・・・そうか・・・
正雪:・・・空想樹は?
伊織:セイバーと冬桜が斬った。これにて儀は終いだ
正雪:・・・そうか。セイバーもだが、やはり、冬桜殿は強いな。そうか…2人であれを斬るか。
正雪:私の歪んだ妄念が世を呪い、壊さんとしたのだ…
紅玉:おぉ、目覚めたか。空想樹が失われ、この江戸も何れ消滅するじゃろう。だがどうやら、しばしの猶予はあるようじゃな・・・
正雪:・・・お永殿は?あの時、私を伊織殿とセイバーに導いてくれた礼をいいたいのだが・・・
紅玉:お永ならば、他の猫と共に江戸見物に行っておる。町の方に行けば会えるじゃろう。正雪も肩の力を抜くがよい。全ては終わったのじゃ
正雪:・・・その前に聞いておきたい。宮本伊織
伊織:何だ?
正雪:お永殿ならば解る。この特異点でずっと一緒であったからな・・・だが・・・
伊織:それか。助けたのは俺ではない。お永が貴殿の意思を確認したいと言い、冬桜が応じた。それからセイバーとぐだ子もそうしたいと言った。俺は少しばかり手を貸しただけのこと。まぁ、お永が言わなかったら、セイバーが言っていただろう。その4人には礼を云っておけ。貴殿を救わんと必死だった
伊織:そうだな。逸れのルーラーも伝承は何故救うのかと問うていたくらいだ。もし、お永が貴殿を救わなかったらどうなっていたか・・・
正雪:・・・それもあろうが、そうでなくても同じであろう・・・お永殿はこう言った。帰って来ぬでも愛しましょうと・・・我の一部になれとも…な。一歩間違えば、猫の伝承は完全復活していた!
伊織:だろうな…甘い・・・と俺も思う。
正雪:・・・・・・正しき道か。だが、それはお永殿の私を救わんとする願いで、宮本伊織、貴殿の願いではあるまい
伊織:・・・そうだな。きっと、そうなのだろう。きっと俺にも願いがあったのだろう。だが・・・終わったことだ
正雪:・・・・・・
伊織:さぁ、行こう。きっとお永も貴殿を待っているはずだ
正雪:ああ・・・
The end
出演
宮本伊織
由井正雪
紅玉の書
あとがき
宮本伊織と由井正雪・・・
何か引っ付きそうで引っ付きませんよね(笑)
だから、このブログストーリーにお永ちゃんを正雪側にしやすかったのもありますね。
本当はここもカット対象だったんだよ?
でも、正雪と伊織の部分は一度めっちゃ邪魔しちゃったからね…その罪滅ぼし・・・かな?(笑)
正雪と伊織の問答はね・・・利休よりも長くて、カットしにくいから…私にとっては最悪のコンビに近いんですよ〜?
次回7月11日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪