この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。
お永:そろそろかぁ・・・
ダ・ヴィンチ:空想樹が完成しようとしている！桜雪ちゃん！ヤマトタケル！
桜雪:私には・・・これを救うことはできても破壊することはできません
ダ・ヴィンチ:それは伝承のせいかい！？
桜雪:えぇ・・・私はこれがただの空想樹だと思っていました・・・ですがあれは…あれこそが由井正雪。伝承が出会った由井正雪は・・・おそらく種
ダ・ヴィンチ:！？
桜雪:しかし、あの正雪は伝承を種からの情報で知っている。この特異点での伝承と正雪の関係を考えると…私には・・・
ダ・ヴィンチ:冬桜・・・
お永:ねぇ、桜雪ちゃん・・・
桜雪:はい
お永:助けられるの？正雪ちゃんを・・・
桜雪:確実に・・・できるとは言いません。ですが私とヤマトタケルなら
お永:そう・・・私は無理だと思ってた。なら、彼女に聞いてくれる？どうしたいかを
桜雪:もちろんです
桜月:なら、私たちもかな？ね？徒桜
徒桜:・・・・・・伝承がそう望むなら。貴方もですよ？JOKER・・・
JOKER:いててにゃ・・・少しは手加減するにゃ
徒桜:本気で来たのは、どこの誰だか…あれに手加減できるほど、私は強くない
JOKER:はぁ・・・
桜雪:ヤマトタケル、いいですか？
伊織:セイバー？
ヤマトタケル:私も桜雪と同じだ。伝承とやらが何を考えてるかは知らぬが・・・
ぐだ子:タケル…うん、正雪を助けよう！
？:そうか、異世界は救う決断をするか
ダ・ヴィンチ:キミは・・・・・・
ゴルドルフ:逸れのルーラーか・・・
ルーラー:異世界よ…由井正雪を救ってどうするつもりだ？あれを取り込み、力を取り戻すのが貴女の目的だったはず・・・
お永:そうね・・・でも、正雪ちゃんに救われたのも…また事実・・・恩返しってことね。ご不満？逸れのルーラーさん
ルーラー:そうか・・・いや、不満はない。が、英霊とは死者だ。死者を救うことに何の意味がある？
お永:問答をするの？確かに無意味。それよりはこちらの目的を優先した方がいいのも、また事実…また縁があればまた召喚すればいい。でもね？意味はある
ぐだ子:そう、意味はある！終わってしまっても、何も残らなくても・・・意味はあるんだ
マシュ:そうです。わたしたちの・・・カルデアの戦いがそれを証明する旅であることを・・・わたしは願い信じます
お永:ルーラー。私はこの子たちのように救うつもりはない。私は正雪ちゃんがどうしたいのかを聞きたいだけ。彼女の願いが救いなら、今までの恩からそれを叶えてあげる。もし・・・違う結末を望むのなら、私の一部にするだけのこと
ルーラー:なるほど・・・そこに意思を求めるか
桜雪:私は・・・その声を確かめるために剣を振るいましょう・・・その結果がどうであれ
お永:空想樹となった彼女がどういう決断をするか…興味はないかしら？ルーラー・・・相手の意思無き救いなんてただの自己満足。自分がそうしたいからというエゴを押し付けてるにすぎない。私が聞きたいのは彼女自身がどうしたいか。私の考えてること…理解してくれた？私はね？慈悲の神でも、慈愛の神でもないのよ？私は永遠の神。それが生者であれ、死者であれ怪異であれ、意思在る者に幸福も恐怖も与える神。それが私・・・
ルーラー(そうか、救うにも条件を付けるか…)
ルーラー:そうか・・・死者でも分け隔てなく救おうとは、伝承…いや、異世界の神とは存外に優しいのだな
ダ・ヴィンチ(い、異世界の神か・・・その権能は永遠の幸福と恐怖・・・ホントにそれだけ？また、瑞穂ちゃん…いや、瑞姫ちゃんとはどう違うのか…)
お永:優しい・・・ね・・・神とは、人を助けるにあらず。人の願いを叶える者にあらず。全てを導く者。それが死者であっても現界したのなら同じこと。等しく平等に愛す。それが私なの
ゴルドルフ:だが・・・助けるにしても、どうすればいいのだ・・・
The end
出演
ヤマトタケル
宮本伊織
レオナルド・ダ・ヴィンチ
マシュ
ぐだ子
あとがき
さて、方針は固まりました！
果たして正雪を救えるのでしょうか？
この結末をどうするか、あたしもかなり悩んだんだよね・・・正雪を救わず伝承完全復活で終わらせるか、正雪を救ってハッピーエンドにできる限り持っていくか。
無論、全てをゲームと同じにするつもりは毛頭ないので、バットエンドの可能性もあるわけです。
でも、今回で結論は出しました。
その回答がこの物語の結末です。
今後の展開も含めた上で、私が出した結論を見届けてくださいね。
次回7月7日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪