この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。
ダ・ヴィンチ:丑御前の魔力が弱まっている!今のうちだ!ぐだ子ちゃん!
?:・・・・・・
伊織:!?な、なんだ!?女!?・・・お永か
ヤマトタケル:オエイ・・・
お永:うん、止まった。いい子だね~えらい、えらい
ヤマトタケル:・・・頭を撫でられたぞ…
伊織:う、うむ・・・俺もだ
お永:神ごっこはそろそろ終わろっかぁ~半神さん
丑御前:!!??な、なぜ、なぜ貴女がここに!?
お永:はぁ・・・そろそろ見てるの飽きた
丑御前:は、はい?
お永:貴女の戦い方は好きじゃない・・・余裕、弱き者を嬲る…それのどこが神?威張りすぎ。神はね?偉くないんだよ?神は万民全てを愛し加護を与える。でも、護ったりなんかしない。加護をどう使おうと、その子の勝手だから。神でも威張り散らすのは二流三流。クズの神
丑御前:・・・・・・言ってくれますね…
お永:来なさい・・・いくらでも相手になってあげるね?私はね、弱きものが私を利用することを決して許さない…再試験だよ?丑御前・・・
丑御前:弱い・・・と云いたいのですか?いくら貴女でも、その暴言は…
お永:なら・・・やってみなよ〜あの源頼光の時の方が強いから・・・そして、その時の方がまだ共感できた・・・
丑御前:獲った!何が弱き者ですか!えぇ、えぇ!私は強い・・・
お永:ねぇ、頭大丈夫?消えなさい?
丑御前:は?今のはなんだ?莫迦な・・・これならどうだぁ!
丑御前:どうやったのかはわからぬが…
丑御前:所詮は貴女も正雪なくば生きられぬ!正雪も貴女がいる限り自我を保ち続ける!
丑御前:だが、それももう終わり!今、ここで消えよ!猫の伝承よ!
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丑御前:申し訳ありませんね、猫さん?貴方がたの伝承はここで終わった・・・
桜雪:よく見てください…ね?目の前を
丑御前:目の前・・・!?な、ば、莫迦な…
お永:はぁ・・・今のが全力?しかもどこに攻撃してんのかな?
丑御前:え?な、な…私は自分自身で盈月を壊したのか?・・・い、いや燃える?私は燃えてるのか!
伊織:な、なんだ?この光景は・・・
ヤマトタケル:うむ・・・オエイは突っ立っているだけだぞ?まぁ、無防備なライダーをチエモンの炎が焼いてるというか・・・変な光景だな
伊織:あぁ・・・ライダーは何故対峙しているだけなのか…地右衛門の攻撃を受け続ける意味がわからん
ぐだ子:ダ・ヴィンチちゃん?これって…あの時の異世界っ子が私にやった・・・
ダ・ヴィンチ:うん、無限夢だったかな?おそらくはそれに類するものだろう。勝負あったね…
ぐだ子:え?あれに身体的なダメージなんてないんじゃ…
ダ・ヴィンチ:よく考えてみて?ぐだ子ちゃんの時と違う部分があるはずだ
ぐだ子:え・・・違うところ?あっ!
ダ・ヴィンチ:気づいたね?そう、地右衛門の攻撃さ。丑御前は夢で伝承と戦ってる。つまり、眠ってる状態に等しい。だからあの攻撃は避けられないんだ。今も削られてる状態・・・如何に丑御前が強くても、ダメージを受け続けると致命傷になる
ぐだ子:確かに・・・でも、あれは・・・あまり思い出したくないかも。倒されてもまた戦わなきゃいけない。あれは精神的にキツすぎる・・・
ダ・ヴィンチ:経験者は語るだね。もちろんやられる方法もぐだ子ちゃんとは違うだろう。ちなみにぐだ子ちゃんのやられ方は?
ぐだ子:首が飛ぶ、粉微塵にされる、潰される…真っ二つにされる、などなど・・・
ダ・ヴィンチ:う、うわ・・・ご、ごめんね?聞いちゃって・・・
ぐだ子:い、いや、大丈夫・・・今は何回目なんだろう…おそらく、とてつもない速さで繰り広げられてるはずだけど・・・
桜雪:あら?ぐだ子さんは経験者ですか?夢の伝承と会っていたなら言ってくれないと・・・
ぐだ子:いや、そうじゃなくて・・・あの子には初めて会ったんだよ?
桜雪:あら?言いませんでした?あの伝承と夢の伝承は違うと・・・
ぐだ子:あ、そうだったね・・・私が夢で会ったのは師匠…というか、瑞穂というか、瑞姫?
桜雪:え?お父様?ち、ちなみに…です
ぐだ子:うん・・・
桜雪:その瑞姫とは、どんな姿でした?
ぐだ子:髪は長くて、白金に近いのかな…背は小さくてさ、明るい感じのかわいい子?
ダ・ヴィンチ:あと、クリームヒルトたちと夫の不満ぶちまけたり大会をしてたかな?あ、確かミストは盾の守護があるとか言ってたね・・・
桜雪:ミスト?・・・あの幻影はまだ存在してたのですか?
ダ・ヴィンチ:ちょっと、長い話になるけど…
桜雪:・・・・・・なるほど・・・ミストはサーヴァントとして召喚され、その瑞姫に吸収された…と
ダ・ヴィンチ:うん・・・で、師匠くんが…いや、あれは竜神とか魔神とか言ってたね・・・
桜雪:魔神?竜神?そうですか・・・よくわかりませんけど・・・お父様は元の性別に戻ったと…
ダ・ヴィンチ:そうなるのかなぁ?
ぐだ子:うーん・・・どうなんだろ…女の子も自分だって言ってたようなぁ・・・
桜月:・・・・・・竜神・・・
(ふぅん・・・お父様は復活したのねぇ。ということは・・・)
桜雪:ちょっと待って下さい…ね?
ぐだ子:な、なに?
桜雪:その瑞姫は髪は長く、色は白金・・・背は小さくて、明るい感じのかわいい子…それはお父様だったと・・・
ぐだ子:うん・・・あれ?桜雪、瑞姫知らない?
桜雪:・・・よぉく知ってます…よ?そうですかぁ〜あのトラウマは・・・
お父様がやってたことでした…か
桜月:やっと気付いた?あれは、私たちのお父様の別存在で伝承の竜女神・・・ちなみに、今の伝承は私と徒桜の実の母親よ?
桜雪:実の母親・・・いや、それはもう…どうでも…
桜月:へ?
ダ・ヴィンチ:冬桜ちゃん?
桜雪:子供の頃、あれに何度やられたことか…トラウマです…よ?そ、それが・・・お父様の仕業?私のこと知らないとか言ってましたけど?
桜月:あはは…知らないと思うなぁ…猫の世界のことはあまり知らないはずだから・・・私のことはわかってたけど、ね?
桜雪:そうです…か・・・桜月はさぞ楽な試練だったのでしょう…ね・・・
桜月:そんなことないってぇ~だってトラウマあるし!
桜雪:ちなみに・・・どんなトラウマです?
桜月:えっとね・・・徒桜は何千時間も剣を振るわされる夢を見たとかさ?私なんて、何人も何人も連続で告白して断られ続ける悪夢!あれはさすがに堪えたわ・・・
桜雪:随分と・・・楽な夢です…ね・・・私はたぶん丑御前と一緒です・・・だからよく解る…あの夢の恐ろしさが・・・
ぐだ子:あの夢の恐ろしさ・・・わかるわぁ
桜雪:ぐだ子さん仲間です…ね・・・
ぐだ子:うん・・・仲間だね!
桜月:な、なんか・・・夢で友情芽生えた?
ダ・ヴィンチ:・・・みたいだね・・・
桜雪:・・・あの夢の女神になったお父様が伝承の竜女神でしたか・・・確か伝承の竜女神は盾の守護神と夫婦で・・・盾の・・・盾?あ・・・
桜月:そうだよ?神王の実の母親かな
桜雪:・・・お父様はお母様で、お母様はお父様で、お母様は精霊猫で、桜月はフラレたと…
桜月:混乱するなぁ!というかぁ・・・
そこになぜ私が出てくるの!
桜雪:でも、あの神王があの夢の話になると、すぐにどっかに行く理由がわかりました…ね
桜月:あー・・・めっちゃ凹まされてるからね…確かね、お母様呼びしたら、はぁ?って顔をされてぇ…こてんぱんに叩きのめされたとかなんとか…実の母親に拒絶されたと落ち込んでたっけ・・・
桜雪:よく聞けましたね・・・
桜月:そりゃあね・・・付き合い長いから…私たち
桜雪:なるほど・・・伝承時代からならわかりますね
桜月:あ・・・バレた・・・
桜雪:何を言っているのやら…自分でバラしておいてよく言います…ね・・・
桜月:え?バラした?私が?
桜雪:・・・気付いてないのが貴女らしいです…ね
ぐだ子:でも・・・お永が瑞姫と同じ魔法使えるのは何で?
桜月:あー・・・簡単な話よ?伝承の竜女神とお母様は2人で1人。だから竜女神の技はお母様も使える
ぐだ子:あ、そういうことなんだ・・・
丑御前:はぁ、はぁ・・・ひっ!
お永:・・・あ、やっと戻って来たぁ。戻って来れたのはさすが半神と言うべきだね。
まだ・・・やる?でも、貴女の霊基がもう限界みたいね…地獄の炎に焼かれ続けた代償を支払う時よ?
丑御前:幽かな残り香なれど・・・この死の気配…確かに・・・さすがは伝承・・・と云ったところでしょうかねぇ・・・貴女には一度も届きませんでしたか…
お永:そうだね~訂正するよ。キミは普通よりも上の者だ・・・だって10万回戦ったもんね
丑御前:またいつか、お会いしましょう。永遠の恐怖の・・・よ・・・
The end
出演
宮本伊織
ヤマトタケル
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ぐだ子
丑御前
あとがき
急にお永ちゃんが乱入しました(笑)
何で?ってなると思うんだけど、私ね?ずっと耐え続けたんですよ・・・ぐだ子たちに花を・・・
でもね?もう無理!ってなっちゃった!
威張り散らす丑御前を見たくなかった。
丑御前が好きという訳ではないです。
むしろ、正雪ちゃんが好きだから。源頼光の時は良かった・・・でも…丑御前に変わってから、もう見るに耐えなかった・・・
そんな時に、お永ちゃんが私が行くよ〜って言ってくれた気がしましたね。自然とお永ちゃんが出てきてくれたので。ありがとね。
何で桜雪じゃなかったか・・・これ、伝承縛りの影響なんだよ?桜雪は夢で丑御前にやられたものと同じものを、かつて体験しています。ただ、これはお永ちゃんではなく、今の瑞姫ちゃんですけどね(笑)
だから、お永ちゃんと桜雪は初対面なの。
あの時の夢で桜雪が何度戦ったのかは解りません。
トラウマになったと言ってるから、かなりの数、伝承と戦ってるはずなんだよね。
つまり、桜雪が戦闘の天才と呼ばれる所以はここにあるということ。
だから、桜雪は伝承と戦うことはしない。もう、あの恐ろしさを体験したくない。だから、丑御前相手だと解っていても、伝承が出てきたら…となって、手は出せないってこと。
心理面のお話ですね。
だから、必然的にお永ちゃんになっちゃったんだよね。
桜月は・・・桜月も一度は桜雪、丑御前のと同じ体験してるはずですよ?だって弓神ですから・・・たぶんね…思い出したくないんだよ?きっと(笑)
このお話は公開直前でかなり変えてます(笑)
前がどんなだったのかは言わないけど、会話文にちょっと違和感があってさ。流れは一緒で、会話文が違う感じと思ってね?
で、それを直してたら、7月2日公開を用意するのをすっかり忘れてたというオチが付いちゃいました(笑)
次回7月5日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪