FGO 盈月剣風帖63 | ヒロこぼら/FGO/バンドリ/ウマ娘他のゲームブログ

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日々のゲームのことを物語調で綴っています。主なゲームはFGO、バンドリ!ガールズバンドパーティ、ウマ娘となります。ゲストと真面目なヒロこぼら、ハチャメチャこぼら、廃課金猫ゴマたち猫がどのように関わるのかを楽しんで頂けたら幸いです。それでははじまりはじまり〜

この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。

また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。










ゴルドルフ:冬桜ちゃんよ・・・伝承はまだ完全復活してないなら、先に倒せばよくない?

桜雪:確かに1つの手段ですが、伝承に関しては私は戦えません。カルデアがやるのでしたら、どうぞ

ゴルドルフ:は、はぁ?
ダ・ヴィンチ:どういうことだい?

桜雪:お永様は頭がいい私に自分を認めさせるためだけに来たんです…よ?それが解るのがこの詩。誰が作ったのかは知りませんが、こんなのが伝わってます。


原初より出て幾星霜。女神と出会い女神を愛す。女神となりて安定し、悠久の世界と為す。従わない民を抹消し眷属神を猫にして、伝承はここに完成する。猫の民よ心せよ。伝承は伝承に非ず。神は永遠に存在し続ける。なぜならこの世界があり今がある。決して逆らうことなかれ。永遠の恐怖の女神は我が神が消えた時に6つの魂に認められ、伝承はここに復活する。


ダ・ヴィンチ:これ、前に桜花ちゃんが言った神話の伝承の終わりの部分とは違うのかな?

桜雪:あぁ、あの伝承の章の大部分は、この詩を元にしてるのです…よ?

ダ・ヴィンチ:・・・つまりだ・・・伝承に関することって・・・

桜雪:その通りです。この詩といくつかの短文だけしか存在しない。短文は伝承猫の部分。だから、伝承はこれしかないということ。それだと短すぎるから、これを元に肉付けされた。故に伝承は神話の中で唯一の虚構になったのです…ね

ダ・ヴィンチ:そういうことか・・・

桜雪:あの最後の部分は、伝承を夢に見た猫の子供の証言が神話に付け加えられて、子守唄になり、それを聴いた猫の子供は伝承を夢に見るようになって…トラウマになるのです

ダ・ヴィンチ:あのさ・・・ちなみに、その夢に見た猫って・・・
桜雪:です…よ?

ダ・ヴィンチ:!?な、なるほどね・・・ちなみにその6つって・・・

桜雪:はい、六神将です
ダ・ヴィンチ:この特異点にいるってことは…他の六神将は認めてるってことか

桜雪:えぇ。そうなります…ね

ダ・ヴィンチ:なるほどね・・・でも、これ…まるで見てきたかのような詩だよね。あれ?この認めるって神として認めるってこと?

桜雪:いえ、認識したらです
ダ・ヴィンチ:は、ハードル低すぎない?

桜雪:仕方ないです…ね。ですから・・・私はアレを伝承と認めました…ですから、もう戦えません

ゴルドルフ:あはは…で?どうするのかね?伝承を選ぶか空想樹開花を選ぶか・・・

ダ・ヴィンチ:確かに・・・話がややこしくなって来てるけどね・・・

伊織:盈月を止める。そうだな?
ダ・ヴィンチ:うん、その通りだ!

ゴルドルフ:じゃあ、あの伝承と戦うことになるのだぞ!

ダ・ヴィンチ:そう、そこさそこに思考の落し穴がある。お永は確かにどちらかを選べと言ったけど、戦うなんて一言も言ってないよ?

ぐだ子:・・・そういえば・・・

ダ・ヴィンチ:状況はより深刻に、より困難なものになった。六神将は伝承と認識したら戦えない。つまり、冬桜ちゃんは戦力外に近い。それでいいんだよね?

冬桜:えぇ…そして、徒桜との戦いも終わりです
ぐだ子:じゃあ・・・浅草寺に徒桜がいなかったのは
冬桜:私がお永様を伝承と認識したからです

ぐだ子:そっか…つまりは…いつも通りだね。猫に頼らないのはいつ以来だろ・・・

マシュ:ブリテン以来です。でもあそこに空想樹はなかった。ですから、第五異聞帯以来ですね

ぐだ子:そっか、それ以降は・・・頼りっぱなしだったんだね
桜雪:ぐだ子さん、貴女は成長してますよ?どんな形であれ、あのJOKERを自力で退けたのですから。貴女にはそれだけの力がある自信を持ってください…ね?

ぐだ子:うん!ありがとう、桜雪!
・・・・・・

桜雪:・・・・・・今回だけ許します
ぐだ子:あ、ありがとう・・・

伊織:だが・・・

ダ・ヴィンチ:問題はそこさ。今回の空想樹、どうやって攻略すべきか・・・
マシュ:はい。これまでの記録上、空想樹は通常の手段では伐採できず・・・

ヤマトタケル:なぁ、桜雪よ

桜雪:はぁ…しれっと私を巻き込みますか…まぁ、あれを斬れば魔力枯渇気味の伝承の助けになりますから、手伝うだけ手伝いましょう…か

ダ・ヴィンチ:ねぇ、斬れるって言った?


The end


出演
ヤマトタケル
宮本伊織

レオナルド・ダ・ヴィンチ
マシュ
ぐだ子
ゴルドルフ



あとがき
そう、ぐだ子ちゃんは、猫に依存してたわけなんですよ。そして、その単体での強さを目の当たりにして自分は何て弱い存在なんだとなってたんです。

それでも、前に進もうと藻掻いてた
その心理状態はぐだぐだ新邪馬台国のぐだ子と利休の対話のシーンで彼女自身が語ってます

でも、よく考えてくださいね?第六異聞帯までは、ぐだ子が解決してるんです。彼女にはそれだけの力がある。桜雪はミクトランの霧の世界でそれを体験してるから、もどかしいわけですね。

桜雪は常にぐだ子を導いてます。ミクトランでは、行動補助を与え、後ろ向きになってしまっている彼女に前を向かせました

霧の世界では、自らサーヴァントになってマスターとしての自信を取り戻させています。だから、今回ぐだ子ちゃんは簡易召喚をよく使ってるよね?

また、桜雪が戦ったのは吉原を除き六神将のみじゃないですか?つまり、猫に頼り切る前のぐだ子に戻ってきてるってこと

だから、最後、桜雪って呼んだのに、嫌がらなかったのと、成長してると言った。

桜雪って厳しいけど、とっても優しい猫ちゃんなんですよ~あたしの大好きな猫ちゃんです♪


次回6月19日公開予定

じゃ、またね(⁠ ⁠╹⁠▽⁠╹⁠ ⁠)♪