この物語はゲーム本編を基に構成されたifストーリーになります。
そのため、私のオリジナルキャラクターが登場しますので、予め御了承くださいませ。
また、このイベントはすでに終了しているため、攻略情報は一切ありません。以上宜しくお願いします。
私たちは次なる目的地、赤坂に向かう。
その途中、ヤマトタケルが浅草にも逸れサーヴァントがいることを思い出したんだけど…
縮緬問屋の若旦那というみたい・・・
それも並みならぬ魔力と宝具を持つ、とびきりの英霊で、性格もとびきりの曲者らしい。へぇ…そんな英霊もいたんだね。
それを聞いた冬桜が・・・にこやかに
桜雪:では、山さん、ぐださん、参りましょうか
ヤマトタケル:は？
ぐだ子:え？
桜雪:あら？縮緬問屋と言えば、このやり取りだったような・・・
ぐだ子:な、なぜ冬桜がそれを・・・
桜雪:縮緬問屋の若旦那は猫の世界の娯楽、ですよ？悪を懲らしめる王子とお付のヤマさん、グダさんというのが出てくるのですが・・・
ぐだ子:マジで！？猫の世界にもアレと同じようなのあるんだ！
桜雪:はい、ウソです
あのぉ・・・どこで調べた知識かな？
そんなことがあって・・・辿り着いた先が…
巴比倫弐屋・・・だと？
はひりんにや？・・・
桜雪:はひふへほやが良かったです…ね
ぐだ子:ちなみに、それは何売ってるの？
桜雪:バイキンとカビ？店主はバイキンで店の娘はキノコで・・・そんなアニメが猫の世界にありました…ね。なぜかパンにやられる主人公バイキンです。やられたときは、「はひろにや」と叫びます
それ、何のアニメだぁ！
どこかで聞いたことあるんだけどぉ！？
ぐだ子:冬桜？それ、ホントにあるの？
桜雪:はい、ウソですよ？
ぐだ子:やっぱりぃ！ん？はひろにや？
桜雪:はひりんにや、ではなく、「はひろにや」と読むでは？
ぐだ子:はひろにや・・・はひろにやかぁ…あ…バビロニア！もしかして若旦那って・・・
で、若旦那は留守と言って出てきたのが・・・
うん・・・誰？
逸れサーヴァント、ルーラーで、いつもならランサーが相応しいらしい。
今は儀の裁定者らしいけど・・・
ダ・ヴィンチちゃんが言うには、聖杯戦争で裁定者が喚ばれるのは特殊なケースらしい。このことから盈月の儀は正常な聖杯戦争ではないということみたい。
ルーラーは自身が中立とした上でこう言った。
ルーラー:私は見届けるために来た。
ルーラー:そして・・・其処の貴方
ぐだ子:え？わたし？
ルーラー:その眼、その魂の色彩。地獄巡りは、一度や二度ではあるまい。
ルーラー:兎角、地獄には縁があると見える
ぐだ子:！？どうしてそれを・・・
ルーラー:そして、そこの猫・・・貴方はこの世界で自らの世界の真相を知るであろう。それも、また地獄
桜雪:私の世界の真相？
ルーラー:迷いながらも進むがよい。
ルーラー:地獄を往く者よ、その導きに光あれ
ぐだ子:なんで・・・そこまで知ってるの？
桜雪:世界の真相…ですか
(最高位の私が知らないことがある？いえ、それはないはず。だって、猫の神話にウソはないですし…それは桜花が鏡で確かめている・・・ある2つを除いて)
ぐだ子:冬桜はわかる？世界の真相だっけ
桜雪:2つだけ、曖昧な部分があります…ね
ぐだ子:え？
桜雪:お父様に関する部分・・・
ぐだ子:師匠に関する？
桜雪:あれだけは何故か口伝なんです。人類の文字にもその記述はなく、異世界を巡り辿り着いたとしか記載がない。また猫の世界で何を為したのかも。それが世界の真相なら・・・納得です
ぐだ子:もう一つは・・・
桜雪:伝承の女神の部分。あの真偽だけは桜花の鏡でも解らなかった。たぶん、どちらかでしょう…ね
ヤマトタケル:ふむ・・・よくわからんな。なぜそれを逸れのルーラーが知っておるのか・・・
伊織:・・・解らんが、儀の裁定者を称する以上、敵にはなるまい
ヤマトタケル:あと、桜雪・・・敵と戦いながらの道中になるからな。考え事もほどほどにな
桜雪:そうです…ね・・・
私たちはその後、日本橋の霊地を確保、次なる霊地である増上寺へと向かう。桜雪はあれからずっと考え込んだままだし・・・ちょっと心配だね。
あ、そうそう。増上寺で逸れサーヴァントと戦闘になったんだけどね？
・・・クー・フーリンの子供の頃かなぁ？
セタンタって言うらしい。どんどん増えるよね。
クー・フーリンもさぁ・・・
同盟結んで一件落着！
さぁ、いざ赤坂へ！
The end
出演
ヤマトタケル
宮本伊織
ぐだ子
あとがき
逸れのルーラーが登場しました。
誰なんでしょうかね・・・
現段階で推測できることは、インドっぽいのと、ランサーかな？ルーラーにもなれるということは、それなりの裁定者っぽいことを生前にしてた？
このくらいでしょうか。
このお話で解るといいですね。
さて、逸れのルーラーさんが桜雪に世界の真相を知ると言いました。それは地獄と同じだそう。
桜雪は猫の神話を全て知っています。それは最高位神官でもあったから。そして、それは桜花の鏡で確かめたため全て真実であるようです。
ある2点を除いて。それが、猫の神話の瑞姫ちゃんに関する部分と伝承に関する部分。
ミクトランでナナが言ってたの覚えてます？なぜ人類が滅んだのかは解らないと言ってませんでした？これは神話の記述に人類は滅亡したとしか書かれてないからなんです。
桜花の鏡で滅亡時期は真実。でも何故かだけは解らないということです。そういう曖昧な部分は必ず瑞姫ちゃんが関わってます。
日本に文字がない時代だった？いえいえ、台与は竜神妃。その世界の文字がありますよね？原初の精霊もいる。つまり文字の記録を残せなかったのではなく、残さなかったんです。
また、伝承も同じ。ただ書かれてるだけ。なぜそれが書かれたのか、真偽すらも不明。
猫の世界の真相って・・・
次回5月9日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪